20世紀ジャズ名盤の全て

タイム・イズ・オブ・ジ・エッセンス/マイケル・ブレッカー -1990年代

現代ジャズ界で実力ナンバー・ワンを誇るテナー・サックス奏者、マイケル・ブレッカーが1年半ぶりの新作を完成。本人いわく「私にとっても最高の1枚となりました」。パット・メセニーが全曲参加。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 ARC OF THE PENDULUM
02 SOUND OFF
03 HALF PAST LATE
04 TIMELINE
05 THE MORNING OF THIS NIGHT
06 RENAISSANCE MAN
07 DR. SLATE
08 AS I AM
09 OUTRANCE
10 LUNATIONS
(10)ボーナストラック

【演奏者】
マイケル・ブレッカー(TS)パット・メセニー(G)ラリー・ゴールディングス(OG),(1)(4)(9)エルヴィン・ジョーンズ,(2)(5)(7)ジェフ・ティン・ワッツ,(3)(6)(8)(10)ビル・スチュワート(DS)

【録音】
1999年作品

デイ・ドリーミング/ケイコ・リー -1990年代

現在ジャズ・ヴォーカリストの中でも乗りに乗っているケイコ・リー。5thアルバムは彼女の永年の夢だったウイズ・ストリングス編成で、白昼夢のようなストリングスに包まれる彼女のディープ・ヴォイスからアルバムタイトルを決めた。選曲はジャズの巨匠達が愛した曲をラインナップ。美しいアレンジと彼女のヴォイスがモダン・ジャズの名曲を新鮮に生まれ変わらせている。「SANYO フラットビジョン」CFソング「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」他、全12曲収録。

【収録曲】
01 ワルツ・フォー・デビー
02 グッドバイ・ポーク・パイ・ハット
03 ドント・エクスプレイン
04 アフロ・ブルー
05 デイ・ドリーム~プレリュード・トゥ・ア・キス
06 パリの4月
07 ラウンド・ミッドナイト
08 ヒューマン・ネイチャー
09 ノーバディ・ノウズ・ザ・トラブル・アイヴ・シーン
10 ジョイ・スプリング
11 チャイルド・イズ・ボーン
12 ホワット・ア・ワンダフル・ワールド

【演奏者】
ケイコ・リー(VO) ケニー・バロン(P) ロン・カーター(B) グラディ・テイト(DS) ジミー・ヒース(TS) 他

【録音】
1999年作品

ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ/ダイアナ・クラール -1990年代

美貌と才能を兼ね備えた女性シンガー、ダイアナ・クラールの新作。木々の間を擦り抜ける風のごとき爽やかな歌声で、スタンダードの名曲を歌い上げている。映画『TRUE CRIME』の主題歌も収録。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 LET’S FACE THE MUSIC AND DANCE
02 DEVIL MAY CARE
03 LET’S FALL IN LOVE
04 WHEN I LOOK IN YOUR EYES
05 POPSICLE TOES
06 I’VE GOT YOU UNDER MY SKIN
07 I CAN’T GIVE YOU ANYTHING BUT LOVE
08 I’LL STRING ALONG WITH YOU
09 EAST OF THE SUN (AND WEST OF THE MOON)
10 PICK YOURSELF UP
11 THE BEST THING FOR YOU
12 DO IT AGAIN
13 P.S. I LOVE YOU
14 WHY SHOULD I CARE

【演奏者】
ダイアナ・クラール(VO,P)ラッセル・マローン(G)ジョン・クレイトン,ベン・ウォルフ(B)ジェフ・ハミルトン,ルイス・ナッシュ(DS)アラン・ブロードベント(P)ラリー・バンカー(VIB)ピート・クリストリープ(SAX)

【録音】
1999年作品

エレゲイア・サイクル/ブラッド・メルドー -1990年代

哀愁をテーマにした、ソロ・ピアノ集。もともと、隠微な暗さ経由の叙情性には定評のあるピアニスト、まさしくぴったりの設定ではないのか。狂おしい情感と隣り合わせの“平穏”を積み上げていく作業、なるほどこれは抗しがたい不思議な魅力がある。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 BARD
02 RESIGNATION
03 MEMORY’S TRICKS
04 ELEGY FOR WILLIAM BURROUGHS AND ALLEN GINSBERG
05 LAMENT FOR LINUS
06 TRAILER PARK GHOSTS
07 GOODBYE STORYTELLER (FOR FRED MYROW)
08 Rückblick
09 THE BARD RETURNS

【演奏者】
ブラッド・メルドー(P)

【録音】
1999年2月

トリオ99→00/パット・メセニー -1990年代

シンプルなギター・トリオで緊密なインタープレイを繰り広げる会心作。パット本来の叙情的な演奏も一部聴かれるが、大半はジャズ的即興の妙を存分に聴かせるスリリングな演奏。コルトレーン&ショーターの曲を各1曲取り上げているのもなにかと話題。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 (GO) GET IT
02 GIANT STEPS
03 JUST LIKE THE DAY
04 SOUL COWBOY
05 THE SUN IN MONTREAL
06 CAPRICORN
07 WE HAD A SISTER
08 WHAT DO YOU WANT?
09 A LOT OF LIVIN’ TO DO
10 LONE JACK
11 TRAVELS

【演奏者】
パット・メセニー(G)ラリー・グレナディア(B)ビル・スチュワート(DS)

【録音】
1999年8月

カイザー/ライアン・カイザー -1990年代

90年にモンク・コンペで優勝し92年に初作品を発表。以来、随所で活躍しながら7年半も自作を出さなかったとは。まさに待望の第2作だが、気負いも衒いもない直球勝負の演奏で、自由な日常感を発散。クリフォード・ブラウン追悼の趣旨にも恥じない快作。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 DAHOUD
02 DELILAH
03 CHEROKEE
04 I REMEMBER CLIFFORD
05 JORDU
06 PARISIAN THOROUGHFARE
07 SANDU
08 VALSE HOT

【演奏者】
ライアン・カイザー(TP) ピーター・ザック(P) ジョン・ウェバー(B) ウィリー・ジョーンズ3世(DS)

【録音】
1999年7月30日

ネイチャー・ボーイ/ジャッキー・マクリーン -1990年代

ワン・ホーン・カルテットによるバラード中心のスタンダード曲集。なんの変哲もないフォーマットであり選曲なのだが、なぜかこれがいい。いや、そういう設定だからこそ、いぶし銀のようなマクリーンのアルトの表現力が浮き彫りになるというわけ。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
02 NATURE BOY
03 I CAN’T GET STARTED
04 WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
05 I FALL IN LOVE TOO EASILY
06 SMOKE GETS IN YOUR EYES
07 STAR EYES
08 A NIGHTINGALE SANG IN BERKELEY SQUARE

【演奏者】
ジャッキー・マクリーン(AS)シダー・ウォルトン(P)デヴィッド・ウィリアムス(B)ビリー・ヒギンズ(DS)

【録音】
1999年6月

恋とは何でしょう/リッチー・バイラーク -1990年代

リッチー・バイラークの最高傑作と呼べるアルバム。バイラークのライフワーク・ナンバー「ナーディス」を筆頭に、「枯葉」「恋とは何でしょう」ほか、息もつかせぬかっこいい演奏が聴ける。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?
02 LEAVING
03 NIGHT AND DAY
04 GOODBYE
05 AUTUMN LEAVES
06 ALL THE THINGS YOU ARE
07 PINOCCHIO
08 OH, WHAT A BEAUTIFUL MORNING
09 NARDIS
10 ON GREEN DOLPHIN STREET

【演奏者】
リッチー・バイラーク(P) ジョージ・ムラーツ(B) ビリー・ハート(DS)

【録音】
1999年6月18、19日

恋のダンサー/スタンリー・カウエル -1990年代

もうすっかりベテランになったスタンリー・カウエルが、若手と組んだトリオ・アルバム。ポップス・ナンバーからスタンダード、オリジナルまでを、瑞々しいタッチと、イマジネーションあふれるフレーズで聴かせてくれている。グルーヴ感あふれるプレイはさすが。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 A WHOLE NEW WORLD
02 OLE TEXAS
03 CHARLESTON RAG
04 I NEVER DREAMED
05 ST. CROIX
06 CONFIRMATION
07 DANCERS IN LOVE
08 BUT NOT FOR ME
09 AS THE SUN GOES DOWN

【演奏者】
スタンリー・カウエル(P) タラス・マティーン(B) ナシート・ウェイツ(DS)

【録音】
1999年6月17日

エッセンシャル・エリントン/渋谷毅 -1990年代

デューク・エリントン生誕100周年を記念して、日本のジャズ界を代表する名ピアニストがエリントンへの想いを綴った96年の傑作。語りかけるような美しいピアノに峰厚介ら名手が寄り添った感動作だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 SOLITUDE
02 EAST ST.LOUIS TOODLE-O
03 CREOLE BLUES
04 PRELUDE TO A KISS
05 JUST A SITTIN’ AND A – ROCKIN’
06 BLACK BEAUTY
07 DAY DREAM
08 MOOD INDIGO
09 PASSION FLOWER
10 THE STAR – CROSSED LOVERS
11 ALL TO SOON
12 IN A SENTIMENTAL MOOD
13 MIGHTY LIKE THE BLUES
14 SOPHISTICATED LADY

【演奏】
渋谷毅(P) 峰厚介(TS) 松風絋一(AS,BRS,FL) 関島岳郎(TUB)

【録音】
1999年6月

ブルーノート・ニュー・ディレクションズ -1990年代

ブルーノート60周年企画として発売される若手アーティストによる特別盤。ジャズの領域に留まることない活動を続けるグレッグ・オズビーのプロデュースなだけにかなり内容に期待できそう。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 THEME FROM BLOW UP
02 THE SIDEWINDER
03 NO ROOM FOR SQUARES
04 PING PONG
05 SONG FOR MY FATHER
06 TOM THUMB
07 BIG BERTHA
08 RECORDA-ME
09 20 QUESTIONS

【演奏者】
グレッグ・オズビー(AS)マーク・シム(TS)ステフォン・ハリス(VIB)ジェイソン・モラン(P)タルス・マティーン(B)ナシート・ウェイツ(DS)

【録音】
1999年5月10、11日

フラグメンツ1999/山下洋輔 -1990年代

88年に結成した山下洋輔NYトリオの、99年スタジオ録音作。酩酊っぽく弾いている「フラグメンツ」、焼酎“博多の花”CFにも使われたノクターン風の「ブライトネス」がいい。前年の『カンゾー先生』での受賞など、元気のない日本の中年たちを元気づけた人だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 FRAGMENTS
02 WHO’S VALENTINE
03 ALTERED LEAVES
04 BRIGHTNESS
05 DR.KANZO
06 PAIKAJI SUITE
07 ANOTHER AUTUMN

【演奏者】
山下洋輔(P)セシル・マクビー(B)フェローン・アクラフ(DS)

【録音】
1999年5月

ブラック・アクション・フィギュア/ステフォン・ハリス -1990年代

登場たちまち話題をかっさらい、あげく新人賞も総ナメしてみせたニューヨーク出身のヴァイブ奏者のブルーノート2作目。なんとも興趣の尽きないタイトルといい“只者じゃなさ”感が漂ってます。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 CLUB MADNESS
02 FELINE BLUES
03 THERE IS NO GREATER LOVE
04 OF THINGS TO COME
05 AFTER THE DAYS DONE
06 CONVERSATIONS AT THE MESS
07 BLACK ACTION FIGURE
08 COLLAGE
09 YOU STEPPED OUT OF A DREAM
10 ALOVI
11 BASS VIBES
12 THE ALCHEMIST
13 CHORALE
14 FADED BEAUTY
15 MUSICAL SILENCE

【演奏者】
ステフォン・ハリス(VIB)グレッグ・オズビー(AS)ゲイリー・トーマス(A-FL,TS)スティーヴ・トゥーレ(TB)ジェイソン・モラン(P)タルス・マティーン(B)エリック・ハーランド(DS)

【録音】
1999年2月

チェンジ/チック・コリア&オリジン -1990年代

ジャズ・ピアニスト、チック・コリアの新グループでのセカンド・アルバム。「アーマンドズ・タンゴ」「リトル・フラメンコ」他、スタジオ録音による全12曲を収録。 (C)RS

【収録曲】
1.Wigwam (Corea) – 6:56
2.Armando’s Tango – 5:54
3.Little Flamenco – 6:42
4.Early Afternoon Blues – 6:37
5.Before Your Eyes – 5:08
6.L.A. Scenes – 5:36
7.Home – 7:51
8.The Spinner – 7:56
9.Compassion [Ballad] – 7:47
10.Night (Lyla) (Cohen) – 3:02
11.Awakening – 6:17

【演奏者】
Avishai Cohen – double bass
Chick Corea – piano, marimba
Jeff Ballard – drums
Bob Sheppard – bass clarinet, flute, baritone sax, soprano sax, tenor sax
Steve Wilson – clarinet, flute, alto sax, soprano sax
Steve Davis – trombone

【録音】
1999年作品

エボリューション/ジョン・ルイス -1990年代

ジョン・ルイスが亡くなる2年前にリリースした私的なピアノ・ソロ作品。彼のキャリアのハイライトとなる楽曲が選曲されており、名作曲家としてのジョンと洗練された演奏家としてのジョンが等身大で記録されている。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 SWEET GEORGIA BROWN
02 SEPTEMBER SONG
03 AFTERNOON IN PARIS
04 TWO DEGREES EAST, THREE DEGREES WEST
05 I’LL REMEMBER APRIL
06 DJANGO
07 WILLOW SEEP FOR ME
08 CHEROKEE
09 FOR ELLINGTON
10 DON’T BLAME ME
11 AT THE HORSE RACES
12 I LOVE YOU PORGY

【演奏者】
ジョン・ルイス(P)

【録音】
1999年1月

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