20世紀ジャズ名盤の全て

モスクワ・ナイト/デイブ・ブルーベック -1987年

ペレストロイカが進行中の旧ソ連に初めて赴いた時のライブ録音。熱狂的に迎えられている様子が克明に捉えられており、グループもエキサイティングな演奏を繰り広げている。ビル・スミスの溌剌としたソロが魅力。

 

アーティスト:デイブ・ブルーベック(p)ビル・スミス(cl)クリス・ブルーベック(b)ランディ・ジョーンズ

 

収録曲:

01スリー・トゥ・ゲット・レディ

02テーマ・フォー・ジューン

03ギブ・ミー・ア・ヒット

04アンスクエア・ダンス

05セントルイス・ブルース

06テイク・ファイブ

ダイアン・シューア&カウント・ベイシー・オーケストラ -1980年代

ダイアンのブルース感覚とベイシー楽団のスイング感が抜群のコンビネーションを発揮して、スケールの大きなボーカル作品に仕上がっている。ダイアンの代表作ともいえる傑作で、グラミー賞を受賞している。

 

アーティスト:ダイアン・シューア(VO) カウント・ベイシー・オーケストラ

 

収録曲:

01DEEDLES’ BLUES
02CAUGHT A TOUCH OF YOUR LOVE
03TRAVELIN’ LIGHT
04I JUST FOUND OUT ABOUT LOVE
05TRAVELIN’ BLUES
06I LOVE YOU PORGY
07YOU CAN HAVE IT
08ONLY YOU
09EVERYDAY
10WE’LL BE TOGETHER AGAIN
11UNTIL I MET YOU
12CLIMBING HIGHR MOUNTAINS

バーセス/ウォーレス・ルーニー -トランペット

マイルスを尊敬するあまりルーニーはマイルスのコピーとまでいわれた。本作は彼の初リーダー作。当時籍を置いたトニー・ウイリアムズ・クインテットの主要メンバーがサイドを固めて、見事な力演を聴かせてくれる。

 

アーティスト:ウォレス・ルーニー(TP)ゲイリー・トーマス(TS)マルグリュー・ミラー(P)チャーネット・モフェット(B)トニー・ウィリアムス(DS)

 

収録曲:

01FLOAT
02VERSES
03BLUE IN GREEN
04TOPAZ
05LAWRA
06SLAVES

プレイズ・ベイシー&エリントン/レイ・ブライアント -1987年

ブライアントのスタイルは古典的なピアノ・スタイルも消化しているので、エリントンやベイジーにも相性がいい。ダイナミックな左手の動きとメロディアスな右手の動きでビッグ・バンドに負けない演奏を展開する。

 

アーティスト:レイ・ブライアント(p)ルーファス・リード(b)フレディ・ウェイツ(ds)

 

収録曲:

01ジャイヴ・アット・ファイブ
02スインギン・ザ・ブルース
039:20スペシャル
04テディ・ザ・トード
05ブルース・フォー・ベイシー
06アイ・レット・ア・ソング・ゴー・アウト・オブ・マイ・ハート
07スイングしなけりゃ意味ないね
08エリントン・メドレー:ソフィスティケイテッド・レディ~プレリュード・トゥ・ア・キス~ムード・インディゴ
09昔はよかったね

ブラジリアン・ロマンス/サラ・ボーン -1980年代

50年代からブラジルと縁の深いサラだけに好企画といえる。セルジオ・メンデスのプロデュース、ドリイ・カミイのアレンジにブラジルのミュージシャンと、本物のブラジル音楽とサラのボーカルが見事に融合している。

 

アーティスト:サラ・ヴォーン(VO)ジョージ・デューク(KEY)アルフォンス・ジョンソン(B)ダン・ハフ(G)ドリ・カイミ(G)カルロス・ヴェガ(DS)ポリーニョ・ダ・コスタ(PERC)(1)(2)マルシオ・モンタルロヨス(TP,FLH)(1)(3)トム・スコット(リリコン,TS)(5)チャック・ドミニコ(B)(6)アーニー・ワッツ(AS)(8)ヒューバート・ロウズ(FL)(10)サイーダ・ギャレット(B-VO)(10)グラチーニャ・レポレース(B-VO)(10)ケイト・マーコヴィッツ(B-VO) 他

 

収録曲:

01MAKE THIS CITY OURS TONIGHT
02ROMANCE
03LOVE AND PASSION
04SO MANY STARS
05PHOTOGRAPH
06NOTHING WILL BE AS IT WAS
07IT’S SIMPLE
08OBSESSION
09WANTING MORE
10YOUR SMILE

イレジスタブル・フォーセズ/ジャック・デジョネット・スペシャル・エディション -1987年

M-BASEの雄、ゲイリー・トーマスとグレッグ・オズビーという強烈な個性を持つ曲者をフロントに配しながら、見事に統率して重厚なサウンドを聴かせるデジョネットのリーダーとしての手腕が光る逸品だ。

 

アーティスト:ジャック・ディジョネット(DS,KEY) ミック・グッドリック(G) グレッグ・オスビー(AS,SS) ロニー・プラキシコ(B) ゲイリー・トーマス(TS,FL) ナナ・ヴァスコンセロス(PERC,VO)

 

収録曲:

01INTRODUCTION|IRRESISTIBLE FORCES
02PRELUDIO PRA NANA
03HERBIE’S HAND COCKED
04OSTHETICS
0547TH GROOVE
06SILVER HOLLOW
07INTERLUDE|PONTA DE AREIA
08MILTON
093RD WORLD ANTHEM|CONCLUSION

 

パーフェクト・マシーン+2/ハービー・ハンコック -1987年

時代と共に徐々にスタイルを変貌させたハンコックは、この頃はファンクなスタイルでフュージョンの王道を歩いていた。コリンズの泥臭いファンク感覚とラズウェルのクール感覚がハンコックの下で見事に融合している。

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(KEY)ブーツィ・コリンズ(EL-B)シュガーフット(VO)ジェフ・ボヴァ(SYN-PROG)ニッキー・スコペリティス(DS)マイクロ・ウェイヴ(B,TALK BOX)D.S.T.(ターンテーブル)

 

収録曲:

01PERFECT MACHINE
02OBSESSION
03VIBE ALIVE
04BEAT WISE
05MAIDEN VOYAGE/P.BOP
06CHEMICAL RESIDUE
07VIBE ALIVE
08BEAT WISE

マイケル・ブレッカー -テナーサックス

マイケル・ブレッカー個人の初リーダー作。兄弟時代のフュージョンではなく、ストレート・アヘッドなモダン・ジャズだ。コルトレーンの影響が濃いブレッカーだけに、ダイナミックに吹きまくるソロは圧巻だ。

 

アーティスト:マイケル・ブレッカー(TS) パット・メセニー(G) ケニー・カークランド(P) チャーリー・ヘイデン(B) ジャック・ディジョネット(DS)

 

収録曲:

01SEA GLASS
02SYZYGY
03CHOICES
04NOTHING PERSONAL
05THE COST OF LIVING
06ORIGINAL RAYS
07MY ONE AND ONLY LOVE

ファントム・ナビゲイター/ウェイン・ショーター -ヴォーカル

多面的な音楽性を持つショーターだけに、ミッチェル・フォアマンやチック・コリアなど多彩なゲストを交えて、彼の考えるいくつかの音楽を具現化した作品。サックス奏者としてのショーターにもスポットが当たる。

 

アーティスト:ウェイン・ショーター(SS,TS,VO) ゲイリー・ウイリス,アルフォン・ジョンソン(B) ミッチェル・フォアマン,ステュ・ゴールドバーグ(SYN) トム・ブレックライン(DS) チック・コリア(P)

 

収録曲:

01コンディション・レッド
02マホガニー・バード
03リモート・コントロール
04ヤマンジャ
05フォービドゥン・プラン・イット!
06フラッグシップス

〈録音〉
1986年

ジス・イズ・ジス/ウェザー・リポート -1980年代

当グループ15年目で16作目にして最後の作品となった。ジョー・ザビヌルの音楽性が前面に出てきて、グループとしての進歩は終わった観もなくもないが、WRとしての結束や音楽観はやはり最後まで貫かれている。

 

アーティスト:ジョー・ザビヌル(KEY) ウェイン・ショーター(SS,TS) ヴィクター・ベイリー(B) ミノ・シネル(PERC) カルロス・サンタナ(G) (1)~(5)(7)(8)ピーター・アースキン,(6)オマー・ハキム(DS) マーヴァ・バーンズ,コーリン・コイル,シダー・ギャレット,ダリル・フィネス(VO)

 

収録曲:

01THIS IS THIS
02FACE THE FIRE
03I’LL NEVER FORGET YOU (DEDICATED TO THE MEMORY OF MY PARENTS)
04JUNGLE STUFF, PART 1
05MAN WITH THE COPPER FINGERS
06CONSEQUENTLY
07UPDATE
08CHINA BLUES

〈録音〉
1985年12月~1986年1月

ダブル・トリオズ/マッコイ・タイナー -1980年代

まったく違う2種類のタイプのバックを従えて、ピアノ・トリオに取り組んだ作品。マイルスの下にいたマーカス・ミラーや、ピーターソンの下にいたルイ・ヘイズなど個性豊かな面々によるサウンドの変化が楽しい。

 

アーティスト:マッコイ・タイナー(P) スティーヴ・ソーントン(PERC) (1)~(4)エイブリー・シャープ,(5)~(8)マーカス・ミラー(B) (1)~(4)ルイス・ヘイス,(5)~(8)ジェフ・ワッツ(DS)

 

収録曲:

01LATINO SUITE
02LIL’ DARLIN’
03DREAMER
04SATIN DOLL
05DOWN HOME
06SUDAN
07LOVER MAN
08RHYTHM A NING

〈録音〉
1986年

ラウンド・ミッドナイト~オリジナル・サウンドトラック/ハービー・ハンコック -1980年代

ハンコックは『欲望』など多くの映画音楽をこなしている。本作はデクスター・ゴードン主演映画のサウンド・トラックで、本来映画映像と共に楽しむべき音楽なのだが、音だけを聴いても充分に鑑賞価値のある内容だ。

 

アーティスト: ハービー・ハンコック,シダー・ウォルトン(P) ロン・カーター,ピエール・ミシェロ(B) ビリー・ヒギンズ,トニー・ウィリアムス(DS) ボビー・マクファーリン,ロネット・マッキー(VO) デクスター・ゴードン,ウェイン・ショーター(TS) チェット・ベイカー(VO,TP) ジョン・マクラフリン(G) フレディ・ハバード(TP) ボビー・ハッチャーソン(VIB)

 

収録曲:

01ラウンド・ミッドナイト
02身も心も
03ベランジェールズ・ナイトメア
04フェア・ウェザー
05ウナ・ノーチェ・コン・フランシス
06ザ・ピーコックス
07ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン?
08リズマニング
09スティル・タイム
10ミニュイ・オ・シャンゼリゼ
11チャンズ・ソング (ネヴァー・セッド)

〈録音〉
1985年1月、8月

ラブ・ソング/チェット・ベイカー -ヴォーカル

トランペットだけではなくボーカルも年齢を重ねるごとに円熟味を増し、死の直前まで精力的に演奏を続けた。本作はオランダ録音だが、日本人好みのスタンダードが並び、ラブ・ソングの名に相応しい暖かい作品だ。

 

アーティスト:チェット・ベイカー(tp,vo)ハロルド・ダンコ(p)ジョン・バー(b)ベン・ライリー(ds)

 

収録曲:

01I’M A FOOL TO WANT YOU
02YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
03ROUND MIDNIGHT
04AS TIME GOES BY
05YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO
06ANGEL EYES
07CARAVELLE

〈録音〉
1986年12月

ライブ・アット・ブルース・アレイ/ウイントン・マルサリス -1980年代

マルサリスがワン・ホーン・カルテットdr、スタンダードの解釈と表現に新境地を開こうと挑戦していたころのライブ録音。音色、技巧とも申し分なく、ライブならではの溌剌さもあって、圧倒的な迫力で迫ってくる。

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(TP) マーカス・ロバーツ(P) ロバート・レスリー・ハースト3(B) ジェフ・ワッツ(DS)

 

収録曲:

[Disc 1]
01KNOZZ – MOE – KING
02JUST FRIENDS
03KNOZZ – MOE – KING
04JUAN
05CHEROKEE
06DELFEAYO’S DILEMMA
07CHAMBERS OF TAIN
08JUAN
[Disc 2]
01AU PRIVAVE
02KNOZZ – MOE – KING
03DO YOU KNOW WHAT IT MEANS TO MISS NEW ORLEANS
04JUAN
05AUTUMN LEAVES
06KNOZZ – MOE – KING
07SKAIN’S DOMAIN
08MUCH LATER

〈録音〉
1986年12月

バド&バード/ギル・エバンス&マンディ・ナイト・オーケストラ -1980年代

毎週月曜日にスイート・ベイジルに出演していたことからその名の付いたギルのオーケストラ。ギルの独創的でパワフル&カラフルなアレンジ、一流どころの聴き応えのあるソロの対比が絶妙な塩梅なのだ。

 

アーティスト:ギル・エバンス(P) ルー・ソロフ,大野俊三,マイルス・エバンス(TP) デイブ・バージェロン(TB) デイブ・テイラー(BS-TB) ジョン・クラーク(HR,HORNETTE) クリス・ハンター(AS,SS,FL) ビル・エバンス(TS,SS,FL) ハミエット・ブルーイット(BRS,CL,BS-CL) ピート・レビン,ギル・ゴールドスタイン(SYN) ハイラム・ブロック(G) マーク・イーガン(B) ダニー・ゴットリーブ(DS) (2)ジョニー・コールズ(FLH)

 

収録曲:

01BUD AND BIRD
02HALF MAN, HALF COOKIE
03GATES – ILLUMINATION
04NICARAGUA BLUES
05GROOVE FROM THE LOUVRE

 
〈録音〉
1986年12月

シビリゼーション/トニー・ウイリアムス -1980年代

恒久的な活動を目指して結成したクインテットのデビュー作。中心に置くのはウイリアムスの作編曲で、それを名手たちの高度なソロで構築していく方向性を持っていた。勿論。彼のドラムスも強烈な個性を発揮する。

 

アーティスト:トニー・ウィリアムス(ds)ウォレス・ルーニー(tp)ビル・ピアース(ts)マルグリュー・ミラー(p)チャーネット・モフェット(b)

 

収録曲:

01ジオ・ローズ
02ウォリアー
03アンシェント・アイズ
04ソウェト・ナイツ
05ザ・スランプ
06シヴィリゼーション
07浜辺のミュータント
08シタデル

〈録音〉
1986年11月

ゴールドベルグ・バリエーション・パート1/ジョン・ルイス&ミリヤナ・ルイス -1980年代

ハープシコードとピアノによる、ほとんどがソロ演奏。ジャジーなアドリブというよりも、やはりバロックの即興演奏といった趣が強い。ジョン・ルイスのバロック試行、クラシックの演奏者として究めた姿を捉えた。

 

アーティスト:ジョン・ルイス(p)ミリヤナ・ルイス(hpsc)

 

収録曲:

01アリア

02アリア

03第1変奏曲

04第1変奏曲

05第2変奏曲

06第2変奏曲

07第3変奏曲

08第3変奏曲

09第4変奏曲

10第4変奏曲

11第5変奏曲

12第5変奏曲

13第6変奏曲

14第6変奏曲

15第7変奏曲

16第7変奏曲

17第8変奏曲

18第8変奏曲

19第9変奏曲

20第9変奏曲

21第10変奏曲

22第11変奏曲

23第11変奏曲

24第12変奏曲

25第12変奏曲
〈録音〉
1986年

ファイアー・ワルツ~エリック・ドルフィー&ブッカー・リトル・リメンバード/マル・ウォルドロンほか -1980年代

エリック・ドルフィーとブッカー。リトルの伝説のクインテットのライブ録音を再現した企画。当時のリズム・セクションが25年ぶりに再会、ブランチャードとハリソンがフロントを固めエキサイティングな演奏を展開。

 

アーティスト:マル・ウォルドロン(p)リチャード・デイヴィス(b)エディ・ブラックウェル(ds)ドナルド・ハリソン(as,b―cl)テレンス・ブランチャード(tp)

 

収録曲:

01ナンバー・エイト
02ファイアー・ワルツ
03ビー・バンプ

 
〈録音〉
1986年10月

Cジャム・ブルース/フィニアス・ニューボーンJr. -1980年代

超人的なテクニックと豊かなブルース・フィーリングを持つグルービィなフィニアスに、レイ・ブラウンとスミティ・スミスのトリオとなれば、いやがうえにも期待度は高まる。選曲のよさもあって楽しさ溢れる傑作。

 

アーティスト:フィニアス・ニューボーンJr.(p)レイ・ブラウン(b)マーヴィン・スミティ・スミス(ds)

 

収録曲:

01C・ジャム・ブルース
02チュニジアの夜
03ザ・チャンプ
04ボディ・アンド・ソウル
05A列車でいこう
06ハーレム・ブルース
07ソフィスティケイテッド・レイディ
08バイ・バイ・ブラックバード

〈録音〉
1986年6月

TUTU/マイルス・デイビス -1980年代

古巣CBSと決別しワーナーに移籍後の第1作。レコード会社をかわり、オーバー・ダビングという録音手法に主眼が置かれていても、マイルスの本質に何ら変化はなく、孤高の世界を築き上げた彼ならではの音楽が聴ける。

 

アーティスト:マイルス・デイビス(tp)マーカス・ミラー(b,syn,asx,ds,etc)バーナード・ライト、アダム・ホルツマン(syn)マイケル・ウルバニアク(e-vln)オマー・ハキム(ds)ポリーニョ・ダ・コスタ、スティーブ・リード(per)

 

収録曲:

01TUTU

02トーマス

03ポーシア

04スプラッチ

05バックヤード・リチュアル

06パーフェクト・ウェイ

07ドント・ルーズ・ユア・マインド

08フル・ネルソン

〈録音〉
1986年

キーピング・カウント/高橋達也と東京ユニオン -1980年代

デビッド・マシューズのアレンジを得て、カウント・ベイシーの名演に迫った傑作。東京ユニオンらしいモダンな感覚を保ちつつも、ベイシー風のスイング感も取り込んでいくあたりはマシューズの手腕だろう。

 

アーティスト:高橋達也と東京ユニオン デビッド・マシューズ(arr)

収録曲:
01ベイシー
02トプシー
03バイ・バイ・ラブ
04ブルース・バック・ステージ
05プリティ・ガール
06キーピング・カウント
07ワーリー・バード
08コーナー・ポケット
09バラード・フォー88

〈録音〉
1986年8月

パワー・オブ・スリー/ミシェル・ペトルチアーニ -1986年

タッチの美しいペトルチアーニと繊細なホールのデュオを中心に、ショーターのサックスを加えた豪華なライブだ。三者のコラボレーションも見事だが、静かに心を通わせているようなホールとのデュオは特に素晴らしい。

 

アーティスト:ミシェル・ペトルチアーニ(P) ジム・ホール(G) ウェイン・ショーター(SS,TS)

 

収録曲:

01LIMBO
02CAREFUL
03MORNING BLUES
04WALTZ NEW
05BEAUTIFUL LOVE
06IN A SENTIMENTAL MOOD
07BIMINI

〈録音〉
1986年

枯葉/キース・ギャレット・スタンダーズ・スティル・ライブ -1986年

スタンダーズのライブ宣言ともいえる2枚組の作品。ここからスタンダードだけに限らず、自作曲もレパートリーに加えるようになった。いつもながら高水準で緻密なインタープレイた緊張感は見事というほかない。

 

アーティスト:キース・ジャレット(p)ゲイリー・ピーコック(b)ジャック・ディジョネット(ds)

 

収録曲:

[Disc 1]
01MY FUNNY VALENTINE
02AUTUMN LEAVES
03WHEN I FALL IN LOVE
04THE SONG IS YOU
[Disc 2]
01COME RAIN OR COME SHINE
02LATE LAMENT
03YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC | EXTENSION
04INTRO|SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
05BILLE’S BOUNCE
06I REMEMBER CLIFFORD

〈録音〉
1986年

ビリー・ボーイ/デビッド・マシューズ -1986年

マンハッタン・ジャズ・クインテットのピアニストとしてその実力を認められたマシューズの初リーダー、ピアノ・トリオ作品。エバンス風に流麗で抒情的で、繊細なタッチを聴かせ、クインテットと違った味わいがある。

 

アーティスト:デビッド・マシューズ(P) マイケル・ムーア(B) デイブ・ウェックル(DS)

 

収録曲:

01SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
02YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO
03BLUE IN GREEN
04BILLY BOY
05TOPSY
06GREENSLEEVES
07BALLAD

ロング・リブ・ザ・チーフ/カウント・ベイシー・オーケストラ -1986年

ベイシー亡きあと、フランク・フォスターが率いたベイシー楽団の楽団設立50周年記念。かつてのレパートリーを新リーダーと新楽団が、いかに料理するかが最も興味をそそられるところで、新鮮な魅力が溢れている。

 

アーティスト:カウント・ベイシー・オーケストラ

 

収録曲:

01TULIP OR TURNIP
02OLD DEVIL MOON
03HAVE YOU MET MISS JONES?
04LOVE ME TENDER
05I HEAR MUSIC
06THIS IS ALWAYS
07BODY AND SOUL
08PRELUDE TO A KISS
09MEAN TO ME
10ANY OLD TIME
11IT COULD HAPPEN TO YOU
12I’M GLAD THERE IS YOU
13BILLIE’S BLUES

エニー・オールド・タイム/カーメン・マクレエ -1980年代

御三家といわれたカーメン晩年の録音。気心の知れたレギュラー・トリオにゲストを加えた編成でスタンダード中心に収録した傑作。ジャジーな味を滲ませるスロー・バラードは特筆ものの深い味わいがある。

 

アーティスト:カーメン・マクレエ(VO) エリック・ガニソン(P) スコット・コリー(B) マーク・プライス(DS) クリフォード・ジョーダン(TS) ジョン・コリンズ(G)

 

収録曲:

01TULIP OR TURNIP
02OLD DEVIL MOON
03HAVE YOU MET MISS JONES?
04LOVE ME TENDER
05I HEAR MUSIC
06THIS IS ALWAYS
07BODY AND SOUL
08PRELUDE TO A KISS
09MEAN TO ME
10ANY OLD TIME
11IT COULD HAPPEN TO YOU
12I’M GLAD THERE IS YOU
13BILLIE’S BLUES
 

スタンダード・タイムVol.1/ウイントン・マルサリス -トランペット

『Jムード』に続くカルテット2作目。マルサリスのアドリブに重点を置くグループで、つねに水準以上の高度なアドリブを聞かせてくれるところが見事。どの曲にもなにがしかのアイディアが盛り込まれているのは流石。

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(TP) マーカス・ロバーツ(P) ロバート・レスリー・ハーストIII(B) ジェフ“テイン”ワッツ(DS)

 

収録曲:

01CARAVAN
02APRIL IN PARIS
03CHEROKEE
04GOODBYE
05NEW ORLEANS
06SOON ALL WILL KNOW
07FOGGY DAY
08THE SONG IS YOU
09MEMORIES OF YOU
10IN THE AFTERGLOW
11AUTUMN LEAVES
12CHEROKEE

メル・トーメ&ザ・ボス・ブラス -1980年代

晩年のトーメの活動はコンコードに収録されているが、本作はカナダ・トロントでロブ・マッコネルのバンドをバックにスタンダードを録音したもの。80年代後期から90年代にかけてはトーメの晩年の黄金期だろう。

 

アーティスト:メル・トーメ(vo)ロブ・マッコネル&ザ・ボス・ブラス

 

収録曲:

01ジャスト・フレンズ
02セプテンバー・ソング
03ドンチャ・ゴー・ウェイ・マイ・マッド
04ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム
05歌こそは君
06カウ・カウ・ブギ
07ア・ハンドフル・オブ・スターズ~アラバマに星おちて
08エリントン・メドレー:スウィングしなけりゃ意味ないね~ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー~ムード・インディゴ~A列車で行こう~ソフィスティケイテッド・レディ~サテン・ドール

〈録音〉
1986年5月

ソング・フロム・ジ・オールド・カントリー/ジョージ・アダムス~ドン・プーレン -テナーサックス

70年代のミンガス・グループを母体にして誕生し、当初はアグレッシブに個性を主張するだけのグループだったが、ブルーノートに録音する頃になるとまとまりもよく品格をそなえるようになった。その頃の代表作。

 

アーティスト:ジョージ・アダムス(ts)ドン・プーレン(p)キャメロン・ブラウン(b)ダニー・リッチモンド(ds)

 

収録曲:

01ミスター・スムーシー
02ジャスト・フーリン・アラウンド
03ソング・フロム・ジ・オールド・カントリー
04ウィヴ・ビーン・ヒア・オール・ザ・タイム
05ア・タイム・フォー・ソブリティ
06ザ・ネセサリー・ブルース

〈録音〉
1986年

ライブ・アット・ピット・イン/マンハッタン・ジャズ・クインテット -1980年代

本来一期一会のグループのはずだったが、恒久的な活動をするレギュラー・グループに発展した。本作は初ライブを収録したもので、スタジオを飛び出しても屈託のないサウンドとパワフルな演奏は健在だ。

 

アーティスト:ルー・ソロフ(tp)ジョージ・ヤング(ts)デビット・マシューズ(p)エディ・ゴメス(b)スティーブ・ガッド(ds)

 

収録曲:

01ソー・ディス
02エンジェル・アイズ
03ラウンド・ミッドナイト
04ミスティサイズド
05S.U.ブルース
06枯葉
07ロザリオ

〈録音〉
1986年4月21日

シュトゥットガルト・アリア/ジャコ・パストリアス&ビレリ・ラグレーン -1980年代

ジャコとラグレーンのコンビが欧州ツアー中に、ドイツ在住のミュージシャンたちと録音した置き土産的作品。シンセザイザー主体のフュージョン・サウンドで、ジャコ以上にラグレーンの存在感が印象深い。

 

アーティスト;ジャコ・パストリアス(b,p,vo)ビレリ・ラグレーン(g,vo)ヴラディスロウ・センデッキ(key,syn)ヤン・ヤンケイエ(syn)ピーター・ルブク(ds)セルジ・ブリンゴルフ(perc,vo)

 

収録曲:

01AMERICAN BOY
02DONNA LEE
03STUTTGART ARIA 1
04JACO REGGAE
05THE CHICKEN
06TERESA
07STUTTGART ARIA 2
08THE DAYS OF WINE AND ROSES

〈録音〉
1986年

ラスト・イグジット -1980年代

ブルースやロック、フリー・ジャズまで取り入れたような摩訶不思議なサウンドの同グループの第2作。東京でのライブで、ライブならではの血沸き肉躍る躍動感が感じられる。趣味嗜好で賛否両論の別れる問題作だ。

 

アーティスト:ビル・ラズウェル(6str-b)ソニー・シャーロック(g)ペーター・ブロッツマン(sax)ロナルド・シャノン・ジャクソン(ds,vox)

 

収録曲:

01ディスチャージ
02バックウォーター
03キャッチ・アズ・キャッチ・キャン
04レッド・ライト
05エネミー・ウィズイン
06クラッキン
07ピッグ・フリーダム
08ヴォイス・オブ・ア・スキン・ハンガー
09ズルー・バター

〈録音〉
1986年

カトーナ/スティーブ・グロスマン -テナーサックス

グロスマンが単独来日した時、日本のミュージシャンをサイドに従え録音した作品。吉田正広とは何度も共演をしているだけに、息もぴったり合って会心のコンビネイションが聴ける。グロスマンも張り切っている。

 

アーティスト:スティーヴ・グロスマン(ts)本田竹曠(p)河原秀夫(b)米木康志(b)吉田正広(ds)

 

収録曲:

01カトーナ
02アフタヌーン・イン・パリ
03アイ・ヒア・ア・ラプソディ
04トーラス・ピープル
0513日の金曜日
06ソウルトレーン

〈録音〉
1986年

チック・コリア・エレクトリック・バンド/チック・コリア -1980年代

リターン・トゥ・フォーエバーを解散後、チックが初めて持ったグループの第1作。電気楽器で8ビートや16ビートでジャズを演奏することにコンセプトを置いたグループで、群を抜くテクニックも必聴の名盤。

 

アーティスト:チック・コリア(KEY) ジョン・パティトゥッチ(B) デイヴ・ウェックル(DS,PERC) カルロス・リオス,スコット・ヘンダーソン(G)

 

収録曲:

01CITY GATE
02RUMBLE
03SIDE WALK
04COOL WEASEL BOOGIE
05GOT A MATCH?
06ELEKTRIC CITY
07NO ZONE
08KING COCKROACH
09INDIA TOWN
10ALL LOVE
11SILVER TEMPLE

〈録音〉
1986年

チュニジアの夜/ボビー・マクファーリン -ヴォーカル

マクファーリンのユニークな才能が広く認められたのは、おそらくこの作品からだろう。器楽的な唱法でボーカル界に新しい分野を開拓しただけでなく、独自の高い音楽性にも大いに注目して聴きたい傑作だ。

 

アーティスト:ボビー・マクファーリン(vo)ハービー・ハンコック(p)ウェイン・ショーター(ss)マンハッタン・トランスファー

 

収録曲:

01シンキン・アバウト・ユア・ボディ
02タートル・シューズ
03フロム・ミー・トゥ・ユー
04ゼア・ヤ・ゴー
05カラ・ミア
06チュニジアの夜
07オポチュニティ
08ウォーキン
09アイ・ヒア・ミュージック
10ビヴァリー・ヒルズ・ブルース
11マニアーナ・イグアナ

〈録音〉
1986年

トランス・ブルー/日野皓正 -1980年代

フュージョンで人気沸騰だった日野が4ビートに戻ってきた記念碑的作品。ストリングスをバックに有名スタンダードのバラードに取り組んだ意欲作だ。日野の深みのある表現といぶし銀の音色は圧倒的な迫力すら感じる。

 

アーティスト:日野皓正(COR) グラディ・テイト(DS) エディ・ゴメス(B) ケニー・カークランド(P) ジム・ホール(G)

 

収録曲:

01MY FUNNY VALENTINE
02ALONE, ALONE AND ALONE
03BLACK ORPHEUS
04MY ONE AND ONLY LOVE
05GREEN SLEEVES
06BUT BEAUTIFUL
07NATURE BOY
08HOLD MY HAND
09LUSH LIFE

〈録音〉
1984年、1985年

アフリカン・フラワー/ジェームス・ニュートン -1985年

ニュートンは70年代に登場したフルートの新星で、本作で一躍注目を集めた。バイオリンやバイブを加えたユニークな編成とアレンジで、有名なエリントン・ナンバーに新鮮な息吹を与え、現代風に蘇っている。

 

アーティスト:ジェイムス・ニュートン(fl)オル・ダラ(cor)アーサー・ブライス(as)ジョン・ブレイク(vn)ローランド・ハナ(p)リック・ロージー(b)ビリー・ハート(ds)

 

収録曲:

01黒と茶の幻想
02ヴァージン・ジャングル
03ストレンジ・フィーリング
04アフリカン・フラワー
05コットンテイル
06ソフィスティケイテッド・レディ
07パッション・フラワー

〈録音〉
1985年

ラウンド・ミッドナイト/宮沢昭 -1980年代

骨太で豪快でゴツゴツした印象もある宮沢昭のテナーが八木正生の名アレンジによって、センチメンタルに流されることなく、またムード・テナーに陥ることもなく、ジャジーで甘美なバラードを紡いだ名盤に。

 

アーティスト:宮沢昭(TS) 弘勢憲二(P) 池田芳夫(B) 小津昌彦(DS) 玉野ストリングス

 

収録曲:

01MY ONE AND ONLY LOVE
02IN A SENTIMENTAL MOOD
03POOR BUTTERFLY
04I CAN’T GET STARTED
05‘ROUND MIDNIGHT
06BODY AND SOUL
07PLELUDE TO A KISS
08POLCA DOTS AND MOON BEAMS

〈録音〉
1985年

シングズ・バラード/ローズマリー・クルーニー -1980年代

好録音でオーディオファンからも人気のある名盤だ。じっくりと歌いこんだ深い味わいがあるバラードの名唱集。艶やかな美声で、歌心にあふれる表情で、しっとりと情感をにじませる歌いっぷりに円熟の境地を聴く。

 

アーティスト:ローズマリー・クルーニー(vo) ウォーレン・バシェ(cor)スコット・ハミルトン(ts)エド・ビッカート(g) ジョン・オッド(p)チャック・イスラエル(b)ジェイク・ハナ(ds)

 

収録曲:

01サンクス・フォー・ザ・メモリー
02ヒアズ・ザット・レイニー・デイ
03いそしぎ
04バークレー・スクエアのナイチンゲール
05ビウィッチド
06酒とバラの日々
07イージー・リヴィング
08スプリング・イズ・ヒア
09ホワイ・シュドント・アイ
10イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド

〈録音〉
1985年

サムシング・トゥ・リメンバー/マキシン・サリバン&スコット・ハミルトン -テナーサックス

サリバンは11年生まれで37年に初録音をおこなっている大ベテランで、54年生まれのハミルトンとは親子ほど歳が離れているが夫婦のように息がピッタリ。本作は初来日の折に日本で録音した置き土産的作品。

 

アーティスト:マキシン・サリヴァン(vo)スコット・ハミルトン(ts)ジョン・バンチ(p)クリス・フローリー(g)フィル・フラニガン(b)チャック・リッグス(ds)

 

収録曲:

01ユー・ワー・ミーント・フォー・ミー
02アイ・ソウト・アバウト・ユー
03グッディ・グッディ
04サムシング・トゥ・リメンバー
05苦しみを夢にかくして
06ユー・アー・ア・ラッキー・ガイ
07ジョージア・オン・マイ・マインド
08バイ・マイセルフ
09アイ・ゴッタ・ライト・トゥ・シング・ザ・ブルース
10ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ
11ヒーズ・ファニー・ザット・ウェイ

〈録音〉
1985年

アトランティス/ウェイン・ショーター -テナーサックス

ウェザー・リポート解散直前に録音したショーターのリーダー作。すでにウェザー・リポートと彼の考える音楽の方向性に大きな違いを感じさせる。いつもながらの美音で透明感あるソプラノ・サックスは魅力だ。

 

アーティスト:ウェイン・ショーター(ss,ts)ジム・ウォーカー(fl,picc)ヤロン・ガーショフスキー,ミチコ・ヒル(p)ラリー・クライン(b)アレヤンドロ・アクーニャ(ds,perc) 他

 

収録曲:

01ENDANGERED SPECIES
02THE THREE MARIAS
03THE LAST SILK HAT
04WHEN YOU DREAM
05WHO GOES THERE
06ATLANTIS
07SHERE KHAN, THE TIGER
08CRIANCAS
09ON THE EVE OF DEPARTURE

〈録音〉
1985年

ボーカリーズ/マンハッタン・トランスファー -1980年代

ポピュラー界でも人気が高かった同グループが久々にジャズのみを追求した大傑作だ。彼らの原点であるジャズ・アドリブのボーカリーズに再挑戦し、以前にもまして大成果を挙げた。超人的なテクニックには只々唖然。

 

アーティスト:ティム・ハウザー、アラン・ポール、ジャニス・シーゲル、シェリル・ベンティーン(vo)

 

収録曲:

01ザッツ・キラー・ジョー
02ランボー
03エアージン2
04トゥ・ユー
05ミート・ベニー・ベイリー
06アナザー・ナイト・イン・チュニジア
07レイズ・ロックハウス
08ブリー・ブロップ・ブルース
09オー・イエス、アイ・リメンバー・クリフォード
10シング・ジョイ・スプリング
11ムーヴ

〈録音〉
1985年

Jムード/ウィントン・マルサリス -1980年代

クインテットからカルテットに縮小した彼のグループの第1作目。自己の音楽を追及するにはワン・ホーンのほうが適していると考えたからだろう。確かにマルサリスの音楽性が明瞭になり、充実のソロが堪能できる。

 

アーティスト:ウィントン・マルサリス(TP)マーカス・ロバーツ(P)ボブ・ハースト(B)ジェフ・ワッツ(DS)

 

収録曲:

01J MOOD
02PRESENCE THAT LAMENT BRINGS
03INSANE ASYLUM
04SKAIN’S DOMAIN
05MELODIQUE
06AFTER
07MUCH LATER

〈録音〉
1985年

ピアニズム/ミシェル・ペトルチアーニ -1980年代

チャールズ・ロイドのグループに在籍中、ペトルチアーニが録音したブルーノートにおけるリーダー第1作が本作だ。三者一体になった緻密なトリオ演奏は80~90年代のピアノ・トリオのあるべき方向性を示すものだ。

 

アーティスト:ミシェル・ペトルチアーニ(p)バレ・ダニエルソン(b)エリオット・ジグムンド(ds)

 

収録曲:

01ザ・プレイヤー
02アワ・チューン
03フェイシズ・フェイス
04ナイト・アンド・デイ
05ヒアズ・ザット・レイニー・デイ
06レジーナ

〈録音〉
1985年

ソングX/パット・メセニー&オーネット・コールマン -アルトサックス

『80/81』や『リジョイシング』などでオーネット・コールマンの曲を取り上げ、彼に傾倒していたメセニーの長年の夢が成就し共演できたのが本作だ。さすがにこの共演は人気を博し、世界ツアーまでおこなった。

 

アーティスト:パット・メセニー(g)オーネット・コールマン(as)チャーリー・ヘイデン(b)ジャック・デジョネット,デナード・コールマン(ds)

 

収録曲:

01ソングX
02モブ・ジョブ
03人類の危機
04ヴィデオ・ゲームズ
05キャサリン・グレイ
06三角法
07ソングX・デュオ
08ロング・タイム・ノー・シー

〈録音〉
1985年

マイ・スタンダード/ポール・ブレイ -1980年代

フリー・ジャズの中でもなんかイン部類に入ったポール・ブレイだったが、本作あたりから、叙情的で耽美的なスタイルに変身した。本作はジャズの有名曲を取り上げ、自然体でわかりやすさに挑んだような雰囲気がある。

 

アーティスト:ポール・ブレイ(p)イェスパー・ルンゴー(b)ビリー・ハート(ds)

 

収録曲:

01アイム・グラド・ゼアズ・ユー
02サンタが町にやってきた
03ラヴァー・マン
04オール・ザ・シングス・ユー・アー
05ロング・アゴー・アンド・ファラウェイ
06ブラック・アンド・ブルー
07ハウ・ロング・ハズ・ジス・ビーン・ゴーイング・オン
08A.R.B
09ブルース・ワルツ
10アイ・ウイッシュ・アイ・ニュー
11イフ・アイム・ラッキー
12ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ
13言い出しかねて
14テーマ
15ベッキイ
16ボリビア・ブルース
17グッドバイ

〈録音〉
1985年

マイ・ファニー・バレンタイン/マンハッタン・ジャズ・クインテット -トランペット

当グループの第3作目だけに、グループとしてのまとまりも増し破綻がない。スタンダードが中心でフロントの溌剌としたプレイが印象に残る。ベースがエディ・ゴメスに代わり、より強靭なリズム陣になった。

 

ルー・ソロフ(TP) ジョージ・ヤング(TS) デビッド・マシューズ(P) エディ・ゴメス(B) スティーブ・ガッド(DS)

 

収録曲:

01MR.PC
02‘ROUND MIDNIGHT
03ON A CLEAR DAY (YOU CAN SEE FOREVER)
04MY FUNNY VALENTINE
05NEW YORK STATE OF MIND
06S.U.BLUES

〈録音〉
1985年

トランペット伝説/フレディ・ハバード~ウディ・ショウ -1980年代

ハバードとショウは6歳しか違わないので同世代と言える。彼らに影響を与えたジャズの偉大なるトランぺッターたちに捧げた曲で構成されたトレビュート作品。個性的なふたりの丁々発止のインタープレイが魅力だ。

 

アーティスト:フレディ・ハバード(TP,FLH) ウディ・ショウ(TP) 他

 

収録曲:

01サンドゥ (クリフォード・ブラウンに捧ぐ)
02バッパレイション (ファッツ・ナヴァロに捧ぐ)
03ラメント・フォー・ブッカー (ブッカー・リトルに捧ぐ)
04ハブ・トーンズ
05月の砂漠 (リー・モーガンに捧ぐ)
06バラッド・フォー・ウディ
07ロータス・ブロッサム (ケニー・ドーハムに捧ぐ)

〈録音〉
1985年

エルビン・ジョーンズ・ジャズ・マシーン・ライブ・アット・ピット・イン/エルビン・ジョーンズ -1980年代

エルビンはジャズ・ドラムスの新たなスタイルを築いた名ドラマーで、コルトレーンの音楽を継承しつつ、自己の音楽を構築した偉大な音楽家だ。日本ビイキということもあって、来日ライブでは一層パワフルだ。

 

アーティスト:エルヴィン・ジョーンズ(DS)ソニー・フォーチュン(TS,FL)バット・ラバーベラ(TS,SS)辛島文雄(P)リチャード・ディヴィス(B)

 

収録曲:

01GEORGE AND ME
02SHINJITSU
03MY ONE AND ONLY LOVE
04ZANGE
05E.J.BLUES

〈録音〉
1985年8月1日

ザ・ソロ・アルバム/ソニー・ロリンズ -1980年代

豪快かつメロディアス、自由自在なスタイルを持つロリンズがNY近代美術館で1時間以上に渡りテナー1本で観客を魅了した貴重なドキュメント。まさに快挙といえる出来事で並のテナーマンには到底真似できない。

 

アーティスト:ソニー・ロリンズ(ts)

 

収録曲:

01ソロスコープ

02同パート2

〈録音〉
1985年

トーキョー・ディティング/渡辺貞夫 -アルトサックス

『パーカーズ・ムード』と同一メンバーによるスタジオ録音で、やはりストレート・アヘッドにジャズを奏でる。フュージョンを忘れ、4ビートやボサノバに真摯に取り組み、エキサイティングなナベサダは流石と再認識。

 

アーティスト:渡辺貞夫(AS) ジェイムス・ウィリアムス(P) チャーネット・モフェット(B) ジェフ・ワッツ(DS)

 

収録曲:

01TOKYO DATING
02ECHO
03NIGHT PIECE
04HIP WALK
05PAGLIACCI
06A CHILD IS BORN
07DINDI
08SONG OF THE JET
09LOVE SONG

〈録音〉
1985年7月

パーカーズ・ムード/渡辺貞夫 -アルトサックス

パーカーから絶大な影響を受けたナベサダの2枚目のパーカー・トリビュート作品。フュージョンもいいが、やはりバップを演るナベサダは水を得た魚のように元気溌剌。音楽する喜びが伝わってくる感動のライブ。

 

アーティスト:渡辺貞夫(AS) ジェイムス・ウィリアムス(P) チャーネット・モフェット(B) ジェフ・ワッツ(DS)

 

収録曲:

01STELLA BY STARLIGHT
02EVERYTHING HAPPENS TO ME
03LAMENT
04BILLY’S BOUNCE
05I THOUGHT ABOUT YOU
06PARKER’S MOOD
07BIRD OF PARADISE
08BEAUTIFUL LOVE

〈録音〉
1985年7月

キーズ・トゥ・ザ・シティ/マルグリュー・ミラー -1980年代

JMで腕を磨き、新人というより中堅所に達しての初リーダー作だ。マッコイ・タイナーの影響が顕著にうかがえる力強いタッチと、現代的なハーモニーとの調和が最大の魅力で、スケールの大きな演奏が聴き手を魅了する。

 

アーティスト:マルグリュー・ミラー(p) アイラ・コールマン(b) マービン・スミッティ・スミス(ds)

 

収録曲:

01ソング・フォー・ターネル
02イナー・アージ
03エブリタイム・ウィ・セイ・グッバイ
04プロメシアン
05マイルストーンズ
06ポートレイト・オブ・ア・マウンテン
07ソーズ・ラン
08ウォーム・バレー

〈録音〉
1985年

フォーリン・イントリーグ/トニー・ウィリアムス -1980年代

86年に初めて自己のレギュラー・グループを持つことになるトニーだが、本作はその前年に結成したスペシャル・グループによる録音。ダイナミックかつシャープなトニーのドラムスプレイは迫力充分。まさに白眉だ。

 

アーティスト:トニー・ウィリアムス(DS) ウォーレス・ルーニー(TP) ドナルド・ハリソン(AS) ボビー・ハッチャーソン(VIB) マルグリュー・ミラー(P) ロン・カーター(B)

 

収録曲:

01フォーリン・イントリーグ
02マイ・ミッシェル
03ライフ・オブ・ザ・パーティ
04テイキン・マイ・タイム
05クリアーウェイズ
06シスター・シェリル
07アーボリータム

〈録音〉
1985年

星影のステラ/キース・ギャレット -1980年代

スタンダードを演奏するために結成したトリオで、手垢まみれになったスタンダードに新たな解釈を加え新鮮な魅力を引き出すという大きな成果を上げた。本作はライブとはいえ、緻密な演奏で同トリオ初期の代表作。

 

アーティスト:キース・ジャレット(P) ゲイリー・ピーコック(B) ジャック・ディジョネット(DS)

 

収録曲:

01STELLA BY STARLIGHT
02THE WRONG BLUES
03FALLING IN LOVE WITH LOVE
04TOO YOUNG TO GO STEADY
05THE WAY YOU LOOK TONIGHT
06THE OLD COUNTRY

〈録音〉
1985年

アウト・オブ・ザ・ブルー/OTB -アルトサックス

新生ブルーノートではオーディションによって新人発掘を行った。勝ち抜いた者に録音機会を与えるプロジェクトだが、その成果の第一弾が本作だ。新人だけに意欲的で若々しく溌剌とした演奏が大いに魅力だ。

 

アーティスト:マイケル・モスマン(tp,flh) ケニー・ギャレット(as) ラルフ・ボーエン(ts) ハリー・ピケンズ(p) ボブ・ハースト(b) ラルフ・ピーターソン(ds)

 

収録曲:

01RH・ファクター
02イースタン・ラヴ・ヴィレッジ
03アウトプット
04リユナイテッド
05ギット・イン・ゼア
06ブルー・ヒューズ
07OTB

〈録音〉
1985年

オータム・イン・ニューヨーク/辛島文雄 -1980年代

辛島の透明感溢れるひたすら美しいピアニズムを味わうにはうってつけのソロ・ピアノ作。同年に同じソロの『エトランゼ』も残し、その10年後には『ア・ビューティフル・トゥモロウ・ソング』で再び美的世界を提示した。

 

アーティスト:辛島文雄(p)

 

収録曲:

01ハウ・インセンシティヴ
02スプリング・イズ・ヒア
03夜は千の目をもつ
04ゼア・イズ・ノー・グレイター・ラヴ
05イージー・リヴィング
06星影のステラ
07オータム・イン・ニューヨーク
08マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ
09ジン

〈録音〉
1985年

ベース・ディザイアーズ/マーク・ジョンソン・ベース・デザイアーズ -1980年代

ビル・エバンス・トリオ最後のベーシスト、マーク・ジョンソンが新たな一歩として踏み出したのがベース・ディザイアーズ。短命に終わったのが惜しまれるが、アグレッシブな若さ溢れる演奏が魅力だった。

 

アーティスト:マーク・ジョンソン(B) ジョン・スコフィールド(G) ビル・フリゼール(G,G-SYN) ピーター・アースキン(DS)

 

収録曲:

01SAMURAI HEE – HAW
02RESOLUTION
03BLACK IS THE COLOR OF MY TRUE LOVER’S HAIR
04BASS DESIRES
05A WISHING DOLL
06MOJO HIGHWAY
07THANKS AGAIN

〈録音〉
1985年

エレガント・イブニング/ジョージ・シアリング&メル・トーメ -ヴォーカル

当時はシアリングもトーメもコンコードの看板スターだった。ふたりの共演はグラミー賞を2度も受賞するほど息もぴったりでコンビで7枚の作品を残している。トーメ円熟の歌唱は何度目かの絶頂期と思えるほどだ。

 

アーティスト:メル・トーメ(vo) ジョージ・シアリング(p)

 

収録曲:

01アイル・ビー・シーイング・ユー
02ムーン・メドレー〔ラブ・アンド・ザ・ムーン/オー、ユー・クレイジー・ムーン/ノー・ムーン・アット・オール〕
03アフター・ザ・ワルツ・イズ・オーヴァー
04ディス・タイム・ザ・ドリームス・オン・ミー
05ラスト・ナイト、ホエン・ウィ・ワー・ヤング
06ユー・チェンジド・マイ・ライフ
07ドリーム・メドレー〔アイ・ハド・ザ・クレージスト・ドリーム/ダーン・ザット・ドリーム〕
08ブリック・フェア
09マイ・フーリッシュ・ハート
10ユー・アー・ドライビング・ミークレイジー

〈録音〉
1985年

イッツ・アバウト・タイム/マッコイ・タイナー&ジャッキー・マクリーン -アルトサックス

タイナーもマクリーンも旧ブルーノートでは看板スターだったが、意外にも共演作は一枚だけだった。お互いに大スターとなってからの競演は本作が初めて。それでも気心の知れた仲間のような雰囲気が漂う。

 

アーティスト:マツコイ・タイナー(P) ジャッキー・マクリーン(AS) ジョン・ファディス(TP) ロン・カーター,マーカス・ミラー(B) アル・フォスター(DS) スティーヴ・ソーントン(PERC)

 

収録曲:

01スパー・オブ・ザ・モーメント
02ユー・トート・マイ・ハート・トゥ・シング
03イッツ・アバウト・タイム
04ヒップ・トゥ
05ノー・フラワーズ・プリーズ
06トラヴェリン

〈録音〉
1985年

カテゴリ別

カテゴリー アーカイブ
Translate »