サウンド・システム+1/ハービー・ハンコック -1983年
『フューチャー・ショック』をさらにハードにした、ハンコック&ラズウェルのコラボレーション第2弾。バーチャルなのに妙な生々しさが感じられるせいか、この路線の中ではもっとも高い評価を得ている1枚である。
アーティスト:ハービー・ハンコック(key)ビル・ラズウェル(b)ヘンリー・カイザー(g)アントン・フィアー(ds)バーナード・ファウラー(vo)近藤等則(tp)ウェイン・ショーター(ss)他
収録曲:
〈録音〉
1983年
『フューチャー・ショック』をさらにハードにした、ハンコック&ラズウェルのコラボレーション第2弾。バーチャルなのに妙な生々しさが感じられるせいか、この路線の中ではもっとも高い評価を得ている1枚である。
アーティスト:ハービー・ハンコック(key)ビル・ラズウェル(b)ヘンリー・カイザー(g)アントン・フィアー(ds)バーナード・ファウラー(vo)近藤等則(tp)ウェイン・ショーター(ss)他
収録曲:
〈録音〉
1983年
冒頭曲でいきなりヴォーカルをフィーチャーしており、“84年版ウェザー・リポート”を強く印象づける一作。ヴィクター・ベイリーとオマー・ハキムによるリズム隊が、新たな息吹をバンドのグルーヴにもたらしている。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:ジョー・ザヴィヌル(KEY) ウェイン・ショーター(SAX) ヴィクター・ベイリー(B) オマー・ハキム(DS) ホセ・ロッシー(PERC) カール・アンダーソン(VO)
〈録音〉
1983年、1984年
クルセイダ―ズのメンバーとしても有名な、1970年代のソウル・ミュージックになくてはならない存在のピアノ/キーボード・プレイヤー、ジョー・サンプルのソロ作品。エレクトリックなサウンドで、力強くファンキーな仕上がりとなっている。
―内容(「CDジャーナル」データべースより)
アーティスト:ジョー・サンプル(KEY) トム・ブラウン,ジェリー・ヘイ(TP) ラリー・ウィリアムス,アーニー・ワッツ(SAX) デヴィッド・スピノザ,ディーン・パークス,フィル・アップチャーチ(G) マーカス・ミラー,エイブラハム・ラボリエル(B) スティーヴ・ガッド(DS) 他
〈録音〉
1983年
GRP創始メンバーでグラミー・アーティストの84年発表のフュージョン・アルバム。サンボーンやミラーなど豪華メンバーが参加。スノウやグッドラムのヴォーカル・チューンも聴きどころ。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:デイヴ・グルーシン(KEY,SYN) デヴィッド・サンボーン(SAX) エド・ウォルシュ(KEY) マーカス・ミラー,リンカーン・ゴーインズ(B) バディ・ウィリアムス(DS) ルーベンス・バッシーニ(PERC) フィービ・スノウ,ランディ・グッドラム,ゲイリー・ローダー(VO)
〈録音〉
1983年
80年代のミュージック・シーンに巨大なる一石を投じた、ハービー・ハンコック&ビル・ラズウェルのサウンドをたっぷり収録。90年代後期を彩る、クラブ音楽の原点ともいえる世界が広がっている。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:ハービー・ハンコック(KEY,EL-P 他) ビル・ラズウェル(B) グランド・ミキサーD.ST(TURNTABLES) ダニエル・ポンセ(BATA) マイケル・バインホーン(DMX 他) 他
〈録音〉
1983年
ステップスがステップス・アヘッドに進化してエレクトラで最初にリリースした83年のアルバム。フュージョンを語る上で欠かすことのできないメンツによる強力なバンド・サウンドで、イリアーヌの貢献も大きい。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:マイケル・ブレッカー(TS) マイク・マイニエリ(VIB) イリアーヌ・エライアス(P) エディ・ゴメス(B) ピーター・アースキン(DS)
〈録音〉
1983年
チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーと並んでビ・バップを育てた名ピアニストで、作曲家でもあるジョージ・ウォリントンのソロ・アルバム。収録曲はすべて彼のオリジナル曲という点も嬉しい。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:ジョージ・ウォーリントン(p)
〈録音〉
1983年
83年末にルディ・ヴァン・ゲルターのスタジオで録音された、個性あふれる楽しいアルバム。映画音楽とスタンダードの名曲を題材に、ミュート・プレイを全編にわたって披露している。バラードが特に秀逸。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:フレディ・ハバード(TP) リッキー・フォード(TS) ケニー・バロン(P) セシル・マクビー(B) ジョー・チェンバース(DS)
〈録音〉
1983年
コルトレーンと同郷のゴルソンは若いころいっしょに練習に励んだという。これはそのゴルソンが、トレーンの分身ともいえるファラオを迎え、亡き友に捧げたアルバム。ゴルソンにしてはモーダルなプレイが印象的。
ベニー・ゴルソン,ファラオ・サンダース(TS) シダー・ウォルトン(P) ロン・カーター(B) ジャック・デジョネット(DS)
〈録音〉
1983年
83年録音のワン・ホーン・アルバム。スタンダード・ナンバー中心の選曲で、それまでの硬派のイメージを払拭するような、リラックスした雰囲気の成熟したプレイがシブい。ショウのフリューゲルホーンによる多彩な表情とシダー・ウォルトンの好演が光る。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:ウディ・ショウ(flh,tp)シダー・ウォルトン(p)バスター・ウィリアムス(b)ビクター・ジョーンズ(ds)
〈録音〉
1983年
オーネット・コールマンのリズム隊からチャーリー・ヘイデンとビリー・ヒギンスを迎えて制作された83年作品。エレクトリックとアコースティックの両面を生かした、ほかのどのギター・トリオとも異なるメセニー印のサウンドが堪能できる。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:パット・メセニー(G) チャーリー・ヘイデン(B) ビリー・ヒギンズ(DS)
〈録音〉
1983年
リンカーンの音楽は、きっと黒人音楽の”根本的な何か”をはらんでいるのだろう。当時はもっとも先鋭的だったコールマンに、何のていこうもなくオーソドックスなフレーズを吹かせてる彼女の歌の力は、スタイルを超えている。
アーティスト:アビー・リンカーン(VO) スティーヴ・コールマン(AS) ジェームズ・ウェイドマン(P) ビリー・ジョンソン(B) マーク・ジョンソン(DS) ジェリー・ゴンザレス(PERC)
〈録音〉
1983年
ウイントンの手によって成されたビート・ルネッサンスの初期成功例が、ブランチャードとハリソンの双頭ユニットだ。にゅーお綸子の伝統を踏まえつつ最新のアプローチでジャズに挑む彼らの姿勢は、痛快そのもの。
アーティスト:テレンス・ブランチャード,ドナルド・ハリソン
〈録音〉
1983年
81年の『ライブ!』以後、カーラ・バンドの音楽は刻々とポップな色彩感が強くなるが、ホーン・アンサンブルの怪しさを残し、ハイラム・ブロックやケニー・カークランド等若手の起用で新しい世界に突入。80年代の導入部となった貴重なスタジオ録音作品。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:カーラ・ブレイ(og,syn)スティーヴ・スレイグル(fl,as,brs)ハイラム・ブロック(g)ゲイリー・ヴァレンテ(tb)ケニー・カークランド(p)スティーヴ・スワロウ(b)ヴィクター・ルイス(ds)マロノ・バドレーナ(perc)マイク・マントラー(tp)アール・マッキンタイアー(tub)
〈録音〉
1983年
本多俊之がまさに調子の波に乗りはじめていた頃、誰もが共演を夢みる黄金のトリオと四つに組んで演奏されたアルバム。外からの刺激を積極的にプラス材料としてゆくタイプの本多にとって、この演奏は自分自身を大いに飛躍させる契機となった。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:本多俊之(as,ss)チック・コリア(p)ミロスラフ・ビトウス(b)ロイ・ヘインズ(ds)
〈録音〉
1983年
渡辺の持つ実験的精神とアヴァンギャルドさが結実した83年の重要作。マーカス・ミラーを含む2人のベーシストと2人のドラマーを迎えた、オーネット・コールマンさながらのフリーなジャズはいつ聴いてもスリリング。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:渡辺香津美(g)マイケル・ブレッカー(ts)ドン・グロルニック,ケイ赤城(p,key)ロビー・シェークスピア,マーカス・ミラー(b)スライ・ダンバー,オマー・ハキム,スティーブ・ジョーダン(ds)
〈録音〉
1983年
チックがこつこつと書き留めた小品の集大成。シューマンの「子供の情景」、ドビュッシーの「子供の領分」、バルトークの「ミクロ・コスモス」に連なる作品として、クラシックのレパートリーにも取り入れられた。
アーティスト:チック・コリア(p)20のみ間・カバフィア(vln)フレッド・シェリー(cello)
1. No. 1
〈録音〉
1983年
マイルス晩年のコロムビア盤で比較的地味な一枚。しかしカムバック後に調子を取り戻したトランペットが聴けるアルバムであり、シンセサイザーを取り入れるなど新たな音楽の地平を目指す姿がうかがえる貴重な作品でもある。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:マイルス・デイビス(TP,SYN) ビル・エヴァンス,ブランフォード・マルサリス(SS) ロバート・アーヴィングIII(SYN) ジョン・スコフィールド(G) ダリル・ジョーンズ(EL-B) アル・フォスター(DS) ミノ・シネル(PERC)
〈録音〉
1983年
モダン・ジャズ界きっての鬼才ドラマー、トニー・ウィリアムスを偲ぶピアノ・トリオの名盤。他のドラマーとは全く違う才能あふれるビート感は、まさに世界一の輝きを放っている。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:トミー・フラナガン(p)ロン・カーター(b)トニー・ウィリアムス(ds)
〈録音〉
1983年
ケニー・ドリューのリリカルな面を味わうには最適なCDばかり。スタンダード・ナンバーからファンタジー映画のテーマ曲まで、絶妙なアンサンブルでロマンチックな世界をつくりあげている。ジャズ・ピアノ・トリオの醍醐味を味わえる。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:ケニー・ドリュー(p)ニールス・ペデルセン(b)エド・シグペン(ds)
〈録音〉
1983年
カウント・ベイシーが亡くなる84年の前年83年5月の吹き込み。この直後の来日が日本のファンに顔を見せてくれた最後になってしまったわけだが、本アルバムはベイシーのオリジナルを中心にすべてブルースの曲でつづられている。意味深いアルバムだ。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:カウント・ベイシー(p),アンド・ヒズ・オーケストラ
〈録音〉
1983年
オリジナル曲を中心に演奏して来たジャレットが、初めてスタンダードに特化した83年のアルバム。以降ピーコックとディジョネットによるこの“スタンダーズ・トリオ”は人気を博し名盤を数多く生む。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:キース・ジャレット(P) ゲイリー・ピーコック(B) ジャック・ディジョネット(DS)
〈録音〉
1983年
全面的なメンバー・チェンジ、マンハッタン・トランスファーのゲスト参加など、話題満載の作品。個々の能力をひけらかすのではなく、総合的なサウンドの完成度により重点が置かれた、いわば原点回帰的な作品だ。
アーティスト:ジョー・ザビヌル(KEY) ウェイン・ショーター(SS,TS) オマー・ハキム(DS) ヴィクター・ベイリー(B) ホセ・ロッシー(PERC) マンハッタン・トランスファー(VO)
〈録音〉
1982年、1983年
ウォルドロンとサティとは何と不思議な取り合わせと思いきや、ジャンルや時間を越えた二人の出会いが生み出した新しい地平からながめると、共にこだわりから自由な可能性への許容量の大きい二人の芸術家が見える。R.ワークマンらのサポートもいい。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:マル・ウォルドロン(p)レジー・ワークマン(b)エド・ブラックウェル(ds)
〈録音〉
1983年
ガーランドが最晩年に残したクラブ・ライヴの続編。決してベストの状態とは言えないものの、思うにまかせた指さばきと絶妙なスウィング感が、このピアニストの資質を見事に伝えている。ことに(1)(3)(6)などは、ノンシャランとした歌心が胸に迫る演奏だ。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:レッド・ガーランド(P) ジェイムス・リアリィ(B) エディ・マーシャル(DS)
〈録音〉
1983年
ピアノ・トリオの最高峰“スタンダーズ・トリオ”の来日に合わせたゴールド・コレクション。スタジオ・セッションから生まれた初の即興作品集で、従来の枠にとどまらない柔軟な音楽性を証明。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:キースジャレット(P) ゲイリー・ピーコック(B) ジャック・ディジョネット(DS)
〈録音〉
1983年
人気の『Vol.1』との同日録音作品。美しいメロディを持つキースのオリジナル「ソー・テンダー」や、アレック・ワルダーの「ムーン・アンド・サンド」などを息の合ったプレイで聴かせる。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:キース・ジャレット(P) ゲイリー・ピーコック(B) ジャック・ディジョネット(DS)
〈録音〉
1983年
ドラムスにジミー・コブ、ヴァイオリンにルイス・エリーを加えたGJTの異色作。ガーシュインの曲を中心に、熟練バンドならではの心のこもったプレイを聴かせてくれる。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:ハンク・ジョーンズ(P) エディ・ゴメス(B) ジミー・コブ(DS) ルイス・エリー(VN
〈録音〉
1983年
どうしても、あのウイントン・マルサリスの兄という表現をしてしまいがちなブランフォードの初リーダー作。ジャズの原点である即興性と新鮮な試みを随所にちりばめ、処女作とは思えない程リラックスしている。
―内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:ブランフォード・マルサリス(ts,ss)ロビン・ユーバンクス(tb)ジョン・ロンゴ(tp)ケニー・カークランド,マルグリュー・ミラー(p)ロン・カーター,レイ・ドラモンド,チャーネット・モフェット,フィル・ボウラー(b)マーヴィン“スミティ”スミス,ジェフ・ワッツ(ds)
〈録音〉
1983年
アート・ファーマーの穏やかな持ち味を生かした、味わい深いアルバム。佐藤允彦によるストリングス・アレンジがファーマーのフリューゲルと一体になり、柔らかな空間を形成している。
―内容(「CDジャーナル」データベース)
アーティスト:アート・ファーマー(FLH) 佐藤允彦(P,KEY,指揮) ロン・カーター(B) ジャック・デジョネット(DS) 他
〈録音〉
1983年
1983年 この後ブルーノートと契約し絶頂期を迎えるアダムス~プーレン・カルテットのスタジオ盤! 最強に濃いメンバーによる白熱の演奏はうるさい ニューヨークの批評家たちをして彼らのベスト・レコーディングと言わしめたアダムス~プーレン・カルテットの頂点に立つ作品!
アーシーな唸りケックスと麻雀牌掻き回しピアノ,でも,はみ出し者が内にもつ世界はとても澄んでいた。確かにこのカルテットはジャズの小さな枠を突き抜けながらリアルなジャズを作り上げていたと思う。なんてことをしっかりと認識させる1983年録音盤。
— 内容(「CDジャーナル」データベースより)
アーティスト:ジョージ・アダムス~ドン・プーレン/キャメロン・ブラウン/ダニー・リッチモンド
〈録音〉
1983年