20世紀ジャズ名盤の全て

処女航海/ハービー・ハンコック -1960年代

 

ジャズはもちろん、アコースティック・ミュージック史上でも屈指の美を備えたといえる永遠の名盤。オリジナル曲「処女航海」「ドルフィン・ダンス」がハービーの天才を物語る。マイルス・グループで培われた最強クインテットによる、1965年の録音。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01MAIDEN VOYAGE
02THE EYE OF THE HURRICANE
03LITTLE ONE
04SURVIVAL OF THE FITTEST
05DOLPHIN DANCE
 
【演奏者】
 
ハービー・ハンコック(P) フレディ・ハバード(TP) ジョージ・コールマン(TS) ロン・カーター(B) トニー・ウィリアムス(DS)
 
【録音年】
 
1965.3

エンピリアン・アイルズ/ハービー・ハンコック -ブログ

マイルスの黄金クインテットの面々と同じ構成によるハービーのリーダー作。後に本人だけでなく多方面でプレイされ続ける名曲「カンタループ・アイランド」を収録。新たなジャズを模索する進取の精神が漲る一作。(CDジャーナルより)
 
【収録曲】
 
01ONE FINGER SNAP
02OLILOQUI VALLEY
03CANTALOUPE ISLAND
04THE EGG
 
【演奏者】
 
ハービー・ハンコック(P) フレディ・ハバード(TP) ロン・カーター(B) トニー・ウィリアムス(DS)
 
【録音年】
 
1964.6

テイキン・オフ+3/ハービー・ハンコック -フリューゲルホーン

ジャズ界のスーパースター、ハービー・ハンコックの初リーダー作。多くのミュージシャンがカヴァーして大ヒットした「ウォーターメロン・マン」を筆頭に、全曲オリジナルが並ぶ。コンポーザーとしての才能も開花させた。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01WATERMELON MAN

02THREE BAGS FULL

03EMPTY POCKETS

04THE MAZE

05DRIFTIN’

06ALONE AND I

07WATERMELON MAN

08THREE BAGS FULL

09EMPTY POCKETS

(7)(8)(9)ボーナストラック

【演奏】

ハービー・ハンコック(P) フレディ・ハバード(TP,FLH) デクスター・ゴードン(TS) ブッチ・ウォーレン(B) ビリー・ヒギンズ(DS)

【録音】

1962年5月

ガーシュウィン・ワールド/ハービー・ハンコック -楽器

98年、ジョージ・ガーシュウィンの生誕100周年にちなんだ作品が数多く制作されたが、ハンコックの本作はその真打ち。他ジャンルからも多彩なゲストを多数迎えるなど、コンセプト・アルバムにふさわしいスリリングな展開が聴きもの。文字通りの豪華盤だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 OVERTURE (FASCINATING RHYTHM)
02 IT AIN’T NECESSARILY SO
03 THE MAN I LOVE
04 HERE COME DE HONEY MAN
05 ST.LOUIS BLUES
06 LULLABY
07 BLUEBERRY RHYME
08 IT AIN’T NECESSARILY SO
09 COTTON TAIL
10 SUMMERTIME
11 MY MAN’S GONE NOW
12 PRELUDE IN C MINOR
13 CONCERTO FOR PIANO AND ORCHESTRA IN G, 2ND MOVEMENT
14 EMBRACEABLE YOU
15 SOMEONE TO WATCH OVER ME

【演奏者】
ハービー・ハンコック(P,OG)スティーヴィー・ワンダー(VO,HCA)ジョニ・ミッチェル,キャスリーン・バトル(VO)ウェイン・ショーター(TS,SS)チック・コリア(P)ロン・カーター(B) 他

【録音】
1998年3、4、6、7月

1+1/ハービー・ハンコック&ウェイン・ショーター -1990年代

60年代から固い絆で結ばれた二人による初のデュオ・アルバム。限りなく深い音の対話。グラミー受賞の名曲「アウン・サン・スーチー」を収録。

【収録曲】
01 Meridianne – A Wood Sylph
02 Aung San Suu Kyi
03 Sonrisa
04 Memory Of EnchantmentiTunes
05 Visitor From Nowhere
06 Joanna’s Theme
07 Diana
08 Visitor From Somewhere
09 Manhatten Lorelei
10 Hale-Bopp, Hip-Hop

【演奏者】
ハービー・ハンコック(p),ウェイン・ショーター(ss)

【録音】
1997年、ロサンゼルスにて録音

ザ・ニュー・スタンダード/ハービー・ハンコック -1990年代

ハンコックが15年ぶりに吹き込んだアコースティック・ジャズ・アルバム。ニルヴァーナをはじめプリンスやビートルズの曲など、ジャズから離れたところに題材を求め、それらを鮮烈なジャズに料理してしまう。音の錬金術師ぶりがとにかく凄い!

トラックリスト

01NEW YORK MINUTE
02MERCY STREET
03NORWEGIAN WOOD (THIS BIRD HAS FLOWN)
04WHEN CAN I SEE YOU
05YOU’VE GOT BAD GIRL
06LOVE IS STRONGER THAN PRIDE
07SCARBOROUGH FAIR
08THEVES IN THE TEMPLE
09ALL APOLOGIES
10MANHATTAN (ISLAND OF LIGHTS AND LOVE)
11YOUR GOLD THEETH 2

演奏

ハービー・ハンコック(p)マイケル・ブレッカー(ts,ss)ジョン・スコフィールド(g)デイヴ・ホランド(b)ジャック・デジョネット(ds,perc)ドン・アライアス(perc) 他

ディス・イズ・ダ・ドラム/ハービー・ハンコック -1990年代

1990年代のクラブ・ミュージックを掲示したハンコックのエレクトリック作品。1974年の『ヘッド・ハンターズ』、1983年の『フューチャー・ショック』に続いて時代を震撼させたクラブ・ミュージックの傑作。斬新なアイデアとテクノロジー。これらを有機的に結びつけたことで、再びポピュラー・ミュージック・シーンの話題を一身に集めた話題作。

 

トラックリスト

1. コール・イット95

2. ディス・イズ・ダ・ドラム

3. シューズ

4. ザ・メロディ

5. モジュバ

6. バタフライ

7. ジュジュ

8. ハンプ

9. カム・アンド・シー・ミー

10. ラバー・ソウル

11. ボ・バ・ベ・ダ

12. コール・イット95 (リミックス・ヴァージョン)

13. モジュバ (リミックス・ヴァージョン)

 

演奏

ハービー・ハンコック(synth, p, el-p, key) ウォレス・ルーニー(tp) ベニー・モウピン(ts) ワー・ワー・ワトソン(g) ビル・サマーズ、アイアート・モレイラ(per) ウィル“ロック”グリフィン

 

 

マイルス・デイヴィス・トリビュート/ハービー・ハンコック・ウィズ・フレンズ -1990年代

満を持したこのメンバーによるマイルス・トリビュート。互いのクセを知り尽くしているにもかかわらず、演奏には異様な緊張感がみなぎっている。大プレッシャーであったに違いないルーニーの頑張りもほめてあげたい。

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(p)ウェイン・ショーター(ts,ss)ロン・カーター(b)トニー・ウィリアムス(ds)ウォレス・ルーニー(tp)

 

収録曲:

01ソー・ホワット
02RJ
03リトル・ワン
04ピノキオ
05エレジー
06エイティ・ワン
07オール・ブルース

 

パラレル・リアリティーズ/ジャック・デジョネット -1989年

名義上はデジョネットのリーダー作ではあるが、本質的にはパット・メセニー、ハービー・ハンコックの三者対等のグループ・コンセプトと考えるべきだ。中でも絶好調のメセニーのプレイには目を見張るものがある。

 

【演者】アーティスト:ジャック・ディジョネット(DS,KEY) パット・メセニー(G,SYN-G) ハービー・ハンコック(P,KEY)

 

【収録曲】

01JACK IN
02EXOTIC ISLES
03DANCING
04NINE OVER REGGAE
05JOHN MCKEE
06INDIGO DREAMSCAPES
07PARALLEL REALITIES
【録音】
1990年

 

パーフェクト・マシーン+2/ハービー・ハンコック -1987年

時代と共に徐々にスタイルを変貌させたハンコックは、この頃はファンクなスタイルでフュージョンの王道を歩いていた。コリンズの泥臭いファンク感覚とラズウェルのクール感覚がハンコックの下で見事に融合している。

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(KEY)ブーツィ・コリンズ(EL-B)シュガーフット(VO)ジェフ・ボヴァ(SYN-PROG)ニッキー・スコペリティス(DS)マイクロ・ウェイヴ(B,TALK BOX)D.S.T.(ターンテーブル)

 

収録曲:

01PERFECT MACHINE
02OBSESSION
03VIBE ALIVE
04BEAT WISE
05MAIDEN VOYAGE/P.BOP
06CHEMICAL RESIDUE
07VIBE ALIVE
08BEAT WISE

ラウンド・ミッドナイト~オリジナル・サウンドトラック/ハービー・ハンコック -1980年代

ハンコックは『欲望』など多くの映画音楽をこなしている。本作はデクスター・ゴードン主演映画のサウンド・トラックで、本来映画映像と共に楽しむべき音楽なのだが、音だけを聴いても充分に鑑賞価値のある内容だ。

 

アーティスト: ハービー・ハンコック,シダー・ウォルトン(P) ロン・カーター,ピエール・ミシェロ(B) ビリー・ヒギンズ,トニー・ウィリアムス(DS) ボビー・マクファーリン,ロネット・マッキー(VO) デクスター・ゴードン,ウェイン・ショーター(TS) チェット・ベイカー(VO,TP) ジョン・マクラフリン(G) フレディ・ハバード(TP) ボビー・ハッチャーソン(VIB)

 

収録曲:

01ラウンド・ミッドナイト
02身も心も
03ベランジェールズ・ナイトメア
04フェア・ウェザー
05ウナ・ノーチェ・コン・フランシス
06ザ・ピーコックス
07ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン?
08リズマニング
09スティル・タイム
10ミニュイ・オ・シャンゼリゼ
11チャンズ・ソング (ネヴァー・セッド)

〈録音〉
1985年1月、8月

ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノートVol.1 -1980年代

85年にブルーノート・レーベルが復活をとげ、新生ブルーノートの方向性を知るオムニバス的内容だ。新旧のオール・スターが溌剌としたプレイで、新しい活動と時代を感じさせる瑞々しい演奏の数々が魅力だ。

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(p)ロン・カーター(b)トニー・ウィリアムス(ds)フレディ・ハバード(tp)ジョー・ヘンダーソン(ts)ボビー・ハッチャーソン(vib)ジェームス・ニュートン(fl)

 

収録曲:

01カンタロープ・アイランド
02リコーダ・ミー
03リトルB’sポエム
04ブーケ
05ハット・アンド・ベアード

〈録音〉
1985年2月22日

サウンド・システム+1/ハービー・ハンコック -1983年

『フューチャー・ショック』をさらにハードにした、ハンコック&ラズウェルのコラボレーション第2弾。バーチャルなのに妙な生々しさが感じられるせいか、この路線の中ではもっとも高い評価を得ている1枚である。

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(key)ビル・ラズウェル(b)ヘンリー・カイザー(g)アントン・フィアー(ds)バーナード・ファウラー(vo)近藤等則(tp)ウェイン・ショーター(ss)他

収録曲:

01ハードロック
02メタル・ビート
03カラバリ
04ジュンクー
05ピープル・アー・チェンジング
06サウンド―システム

〈録音〉
1983年

フューチャー・ショック、ハービー・ハンコック -1983年

 

80年代のミュージック・シーンに巨大なる一石を投じた、ハービー・ハンコック&ビル・ラズウェルのサウンドをたっぷり収録。90年代後期を彩る、クラブ音楽の原点ともいえる世界が広がっている。

―内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(KEY,EL-P 他) ビル・ラズウェル(B) グランド・ミキサーD.ST(TURNTABLES) ダニエル・ポンセ(BATA) マイケル・バインホーン(DMX 他) 他

 

01ROCKIT
02FUTURE SHOCK
03TFS
04EARTH BEAT
05AUTODRIVE
06ROUGH
07ROCKIT

〈録音〉
1983年

ライト・ミー・アップ、ハービー・ハンコック -1982年

ディスコ系サウンドを追究していたころのハービーがロッド・テンパートンを迎え、クインシー・ジョーンズを意識して制作されたと言われる82年作品。TOTOのメンバーらを加えたパーティ的な雰囲気が特徴。

―内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(KEY,VO) ナラダ・マイケル・ウォルデン(DS) ルイス・ジョンソン(B) ポリーニョ・ダ・コスタ(PERC) パティ・オースティン(VO) スティーヴ・ルカサー(G) ジェフ・ポーカロ(DS) 他

01LITE ME UP!
02THE BOMB
03GETTIN’ TO THE GOOD PART
04PARADISE
05CAN’T HIDE YOUR LOVE
06THE FUN TRACKS
07MOTOR MOUTH
08GIVE IT ALL YOUR HEART

 
〈録音〉
1982年

ジャズ・アット・ザ・オペラハウス -1982年

34歳で白血病に倒れたジャズ評論家、コンラッド・シルバーとのために企画されたコンサートの記録。絢爛豪華な顔ぶれを見れば、彼がジャズメンからいかに愛されていたかがわかる。ほかでは絶対にない競演が満載。

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(p)ウエイン・ショーター(ts)チャーリー・ヘイデン(b)他

 

DISC01

01フリー・フォーム・ストレート・ノー・ちゅいさー

02ザ・ビレッジ

03フォーリング・ハタル

04処女航海

05シスター・シェリル

 

DISC02

06デディケイション・トゥ・コンラッド・シルバート

07ヘジテイション

08テディケイション・トゥ・コンラッド・シルバート

09サイレンス

10フットプリンツ

11ラウンド・ミッドナイト

〈録音〉
1982年

マジック・ウインドウズ、ハービー・ハンコック -1981年

ハービー・ハンコックが81年にリリースした32枚目のアルバム。シンセサイザーを完全に手の内に入れた彼が、ホーンやストリングスのサウンドまでをシンセで表現してみせた、エレクトロ・ファンクな音楽が味わえる。

-内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(KEY,(2)B) (1)(2)レイ・パーカーJr.,(4)アル・マッケイ(G) (1)フレディ・ワシントン(B) (2)(4)マイケル・ブレッカー(TS) (6)ポリーニョ・ダ・コスタ(PERC) (3)~(5)ギャヴィン・クリストファー(VO) 他

 

01MAGIC NUMBER
02TONIGHT’S THE NIGHT
03EVERYBODY’S BROKE
04HELP YOURSELF
05SATISFIED WITH LOVE
06THE TWILIGHT CLONE

〈録音〉
1981年

ハービー・ハンコック・カルテット、ハービー・ハンコック -1981年

ジャズの鉄人を相手に一歩も後にひかないプレイのウイントンが実に爽快。御大たちも初代Ⅴ.S.O.P.を彷彿させる酸欠になりそうな演奏を聴かせる。マイルス嫌いのウイントンが(7)や(8)をやっているのも興味深い。

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(p)ウイントン・マルサリス(tp)ロン・カーター(b)トニー・ウイリアムス(ds)

 

01ウエル・ユー・ニー・ドント

02ラウンド・ミッドナイト

03クリア・ウェイズ

04ア・クイック・スケッチ

05アイ・オブ・ザ・ハリケーン

06パレード

07ソーサラ―

08ピー・ウィー

09アイ・フォール・イン・ラブ・トゥ・イージリー

 
〈録音〉
1981年

ハービー・ハンコック・トリオ・ウイズ・ロン・カーター+トニー・ウイリアムス、ハービー・ハンコック -1981年

82年になって約4年ぶりに制作した最強トリオによるストレートアヘッドなアルバム。変に気負うことなく、過去の作品に引きずられることもなく、各人のベストを尽くしただけで極上のジャズになっているのが凄い。

-内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(P) ロン・カーター(B) トニー・ウィリアムス(DS)

 

01STABLE MATES
02DOLPHIN DANCE
03A SLIGHT SMILE
04THAT OLD BLACK MAGIC
05LA MAISON GOREE

〈録音〉
1981年

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