20世紀ジャズ名盤の全て

チェイシン・ザ・バード/フィル・ウッズ -アルトサックス

ファン多きジャズ・サックス奏者が97年にヴィーナス・レコードに残した快作。パーカーで知られるタイトル曲ほかを、気心の知れたビル・グッドウィンらとの息のあったインタープレイで聴かせる硬派なアルバム。
ノリのよいビ・バップの精神をチャーリー・パーカーから受け継いだフィル・ウッズ。今作もそのビ・バップを楽しみ、いきなり管楽器の音から始まって、最後まで勢いを落とさない。自作(4)(6)もかっこよく、それぞれのソロも元気がいい。

トラックリスト

01CHASIN’ THE BIRD
02ISRAEL
03EVERYTHING HAPPENS TO ME
04AUTUMN THIEVES
05CHERLIE’S WIG
06TRIBUTE TO BLUE
07CLINICOLOGY

演奏

フィル・ウッズ(AS) ブライアン・リンチ(TP) ビル・チャーラップ(P) スティーヴ・ギルモア(B) ビル・グッドウィン(DS)

ランコントル/ジョルジュ・アルバニタス -ピアノ

 

72年にミシェル・ルグラン・オーケストラで来日して以来2度目、97年10月に来日したときソニーが録音。仏ピアノの名人が久々に脚光を浴びることになった作品だ。ベース&ドラムは米国から呼び寄せた。ジャズの有名曲をさすがの深みあるテイストで聴かせる。

トラックリスト

01FOOTPRINTS
02DEAR OLD STOCKHOLM
03VERY EARLY
04FABLES OF FAUBUS
05OFF MINOR
06COME SUNDAY
07BOLIVIA
08EAST OF THE SUN
09GOODBYE PORK PIE HAT
10DUG’S BLUES
11NUAGES
12IN A SENTIMENTAL MOOD

演奏

ジョルジュ・アルヴァニタス(P)ジョー・チェンバース(DS)アイラ・コールマン(B)(8)ケイコ・リー(VO)

プレイズ・ジミ・ヘンドリックス/テザード・ムーン -1997年

ジミヘンの曲の何に喚起されたのか。曲の構造としての面白さ、そこに内在する今日性? このグループはいつもそうだが、三者の関係性に着目するだけで飽きない。演奏の展開の中でその有り様が刻々と変化していく。緊張感に満ちたインタープレイが○。

トラックリスト

01PURPLE HAZE
02MACHINE GUN
03LITTLE WING
04CASTLE MADE OF SAND
05UP FROM THE SKIES
06MANHA DE CARNAVAL

演奏

菊地雅章(P)ゲイリー・ピーコック(B)ポール・モチアン(DS)

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