20世紀ジャズ名盤の全て

シェイズ・オブ・ブルー/ V.A. -1995年

名門ブルーノートのヒット曲を、新旧の有名ミュージシャンによる新解釈で楽しめる興味深い作品。主流派のみならず、現代最先端のヒップホップの演奏も多数あり、かなり混沌とした内容であるが、これも今という時代を如実に反映した仕上がりなのだろう。

トラックリスト

01処女航海 (ダイアン・リーヴス、ジェリ・アレン)
02アリゲーター・ブーガルー (大西順子、フレディ・ハバード、K.C.B.)
03リカード・ボサノヴァ (ゴンサロ・ルバルカバ)
04エヴィデンス (ロン・カーター、T.S.モンク)
05ブルー・トレイン (グレッグ・オズビー)
06ジェリコの戦い (カサンドラ・ウィルソン、ロン・カーター)
07ソング・フォー・マイ・ファザー (リニー・ロスネス)
08ウン・ポコ・ローコ (ジャッキー・テラソン)
09トム・サム (ジョン・スコフィールド)
10マン・フロム・タンガニーカ (カート・エリング)
11クール・ストラッティン (トゥッカ・ヨーツ、日野皓正)
12ウナ・マス (イリアーヌ)
13ハム・ドラム・ブルース (ホリー・コール、ジャヴォン・ジャクソン)
14ザ・サイドワインダー (リチャード・エリオット、ベニー・グリーン、トゥッカ・ヨーツ)

アンセスターズ/リニー・ロスネス -1990年代

彼女は本当に端正なピアノを弾く。ソロはもちろん、バッキングに回った時のリズムの歯切れの良さは聴いていて気持ちが良い。本作のタイトルには彼女の私的な体験と思いが込められているが、そのへんは解説を参照。真っ向から取り組んだ観のある力作だ。

トラックリスト

01ウパ・ネギーニョ
02ザ・サウンズ・アラウンド・ザ・ハウス
03インテュイション
04ジ・エイク・オブ・ジ・アブセンス
05アンセスターズ
06ライフウィッシュ
07ザ・ギフト
08チェイシング・スピリッツ

演奏

リニー・ロスネス(p)ニコラス・ペイトン(tp)クリス・ポッター(ts,ss,fl)ピーター・ワシントン(b)アル・フォスター(ds)ドン・アライアス(perc)

あなたと夜と音楽と/リニー・ロスネス -1990年代

ストリングスと共演したロスネスのスタンダード集。この種の企画の既成イメージを打破するかのようなアグレッシブなプレイも聴かれ、この人の’強さ’を改めて思い知らされる。ボブ・フリードマンのアレンジも斬新。

 

アーティスト:リニー・ロスネス(p)バスター・ウィリアムズ(b)ビリー・ドラモンド(ds)ボブ・フリードマン指揮

 

収録曲:

01あなたと夜と音楽と
02リトル・Bズ・ポエム
03エスターテ
04アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
05イン・ア・センチメンタル・ムード
06ジターバグ・ワルツ
07ディア・オールド・ストックホルム
08ソラー
09ミスティ

私は今/リニ・ロスネス -1990年代

’美人ピアニスト’という冠に似合わずハードなピアノを弾くロスネス。このリーダー第2作でも、そんな彼女の特質はよく出ている。その一方でフェミニンな繊細さも兼ね備えているのだから、やはり大した才女ですね。

 

アーティスト:リニー・ロスネス(p)(1)~(7)ジョー・ヘンダーソン(ts)(2)(4)(5)(8)スティーヴ・コールマン(ss,as)アイラ・コールマン(b)ビリー・ドラモンド(ds)

 

収録曲:

01サマー・ナイト
02フォー・ザ・モーメント
03フォア・イン・ワン
04マラガ・ムーン
05ネメシス
06シンキング・トゥ・マイセルフ
07ジ・オルガン・グラインダー
08ホームワード

リニー・ロスネス&スーパーフレンズ -1988年

ロスネスはサムシン・エルスが送り出した有望新人だ。本作ではショーターやハンコック、ブランフォードなどお馴染みのスターたちがサイドを固めて手堅く新人をサポートし、内容の濃い作品に仕上がっている。

 

アーティスト:リニー・ロスネス(P) ロン・カーター(B) ルイス・ナッシュ(DS) (4)ウェイン・ショーター(SS) (8)ハービー・ハンコック(P) (1)(2)ブランフォード・マルサリス(TS,SS) (3)(5)(6)ラルフ・ボーエン(TS)

 

収録曲:

01ブライト・ミシシッピー
02プレイグラウンド・フォー・ザ・バーズ
03ザ・ストーリーテラー
04ジアーナ
05パンジャブ
06I.A.ブルース
07エヴリシング・アイ・ラヴ
08ユリの花

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