20世紀ジャズ名盤の全て

ブラッド・オン・ザ・フィールズ/ウィントン・マルサリス&リンカーン・センター・ジャズ・オーケストラ -1995年

ピューリツァー賞を受賞した,ウィントンの超問題作3枚組。アメリカという国と黒人たちとの歴史を音楽で描いた一大音楽詩だ。ジャズの伝統を基本にしながら,ウィントンの音楽芸術がここに集約された,大作であり問題作であり,聴き応えのある作品である。★
— 内容(「CDジャーナル」データベースより)

【収録曲】
Disc 1
1. Calling the Indians Out
2. Move Over
3. You Don’t Hear No Drums
4. The Market Place
5. Soul for Sale
6. Plantation Coffle March
7. Work Song (Blood on the Fields)
Disc 2
1. Lady’s Lament
2. Flying High
3. Oh We Have a Friend in Jesus
4. God Don’t Like Ugly
5. Juba and a O’Brown Squaw
6. Follow the Drinking Gourd
7. My Soul Fell Down
8. Forty Lashes
9. What a Fool I’ve Been
10. Back to Basics
Disc 3
1. I Hold Out My Hand
2. Look and See
3. The Sun Is Gonna Shine
4. Will the Sun Come Out?
5. The Sun Is Gonna Shine
6. Chant to Call the Indians Out
7. Calling the Indians Out
8. Follow the Drinking Gourd
9. Freedom Is in the Trying
10. Due North

【演奏者】
ウィントン・マルサリス(tp),リンカーン・センター・ジャズ・オーケストラ

【録音】
January 22–25, 1995

スピリチュアル組曲/ウイントン・マルサリス -1994年

 

ここ数年、独自の硬派路線を突っ走る若き巨匠ウィントン。ボリュームたっぷりの2枚組の新作では、教会音楽に挑戦。アメリカ黒人の伝統に敬意を表し、卓越した技術で自己の本質に迫る。比較的聴きやすい内容になったのは、とりあげた題材のせいだろう。

トラックリスト

[Disc 1]
01デヴォーショナル
02コール・トゥ・プレイヤー
03プロセッショナル
04リプレゼンタティヴ・オファーリングス
05ザ・ローズ・プレイヤー
06ヒム
07スクリプチュア
08プレイヤー:イントロダクション・トゥ・プレイヤー~イン・ディス・ハウス~コーラル・レスポンス
09ローカル・アナウンスメンツ
10オルター・コール1
11同2
[Disc 2]
01イン・ザ・スウィート・エンブレイス・オブ・ライフ
02サーモン:ファザー~サン~ホリー・ゴースト
03インヴィテイション
04リセッショナル
05ベネディクション
06アップテンポ・ポステュード
07ポット・ブレスト・ディナー

演奏

ウィントン・マルサリス(tp)ワイクリフ・ゴードン(tb)ウェス・アンダーソン(as)トッド・ウィリアムス(ts,ss)エリック・リード(p)レジナルド・ヴィール(b)ハーリン・ライリー(ds)マリオン・ウィリアムス(vo)

至上の愛~ライブ・アット・ピットイン/エルビン・ジョーンズ&ウィントン・マルサリス -1990年代

毎年のように日本を訪れているエルビンだが、これだけ強力なメンバーでの来日はめったにない。しかも曲目は「至上の愛」ときた。日頃の屁理屈をかなぐり捨てて力の限り吹くウィントンの男らしいことといったら!

 

アーティスト:エルヴィン・ジョーンズ(ds)ウィントン・マルサリス(tp)マーカス・ロバーツ(p)レジナルド・ビール(b)

 

収録曲:

01至上の愛:承認~決意~追究
02ディア・ロード
03ハッピー・バースデイ
04ブルース・トゥ・ヴィーン

スタンダード・タイムVol.3/ウイントン・マルサリス -1989年

マルサリスのスタンダード・シリーズの第3段。父エリスとの共演盤だ。さすがに親子共演ということもあり、トランペットのワン・ホーン・カルテットという難しさを微塵も感じさせず、リラックスした味わいがある。

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(TP,VO) エリス・マルサリス(P) レジナルド・ヴィール(B) ハーリン・ライリー(DS)

 

収録曲:

01IN THE COURT OF KING OLIVER
02NEVER LET ME GO
03STREET OF DREAMS
04WHERE OR WHEN
05BONA AND PAUL
06THE SEDUCTRESS
07A SLEEPIN’ BEE
08BIG BUTTER AND EGG MAN
09THE VERY THOUGHT OF YOU
10I COVER THE WATERFRONT
11HOW ARE THINGS IN GLOCCA MORRA?
12MY ROMANCE
13EVERYTHING HAPPENS TO ME
14FLAMINGO
15YOU’RE MY EVERYTHING
16SKYLARK
17IT’S EASY TO REMEMBER
18TAKING A CHANCE ON LOVE
19I GOTTA RIGHT TO SING THE BLUES
20IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING
21IT’S TOO LATE NOW

ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース/ウイントン・マルサリス -1988年

マルサリスはニューオリンズ出身だけに、地元のトラディショナルなジャズや音楽に取り組むのは当然の帰結のようにも思える。現代的なジャズに古典的なジャズの手法を取り入れた演奏は、まさに温故知新ジャズだ。

 

アーティスト:ウィントン・マルサリス(tp)マーカス・ロバーツ(p)トッド・ウィリアムス(sax)ウェス・アンダーソン(as)レジナルド・ヴィール(b)ハーリン・ライリー(ds)ダニー・バーカー(バンジョー)マイケル・ホワイト(cl)テディ・ライリー(tp)フレディー・ロンゾ(tb)ジェレミア・ライト(ナレーション)

 

収録曲:
01ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース
02ヒッコリー・ディッコリー・ドッグ
03ニュー・オリンズ・ファンクション:デス・オブ・ジャズ~早すぎた検死~オン・ザ・サード・デイ

ライブ・アット・ブルース・アレイ/ウイントン・マルサリス -1980年代

マルサリスがワン・ホーン・カルテットdr、スタンダードの解釈と表現に新境地を開こうと挑戦していたころのライブ録音。音色、技巧とも申し分なく、ライブならではの溌剌さもあって、圧倒的な迫力で迫ってくる。

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(TP) マーカス・ロバーツ(P) ロバート・レスリー・ハースト3(B) ジェフ・ワッツ(DS)

 

収録曲:

[Disc 1]
01KNOZZ – MOE – KING
02JUST FRIENDS
03KNOZZ – MOE – KING
04JUAN
05CHEROKEE
06DELFEAYO’S DILEMMA
07CHAMBERS OF TAIN
08JUAN
[Disc 2]
01AU PRIVAVE
02KNOZZ – MOE – KING
03DO YOU KNOW WHAT IT MEANS TO MISS NEW ORLEANS
04JUAN
05AUTUMN LEAVES
06KNOZZ – MOE – KING
07SKAIN’S DOMAIN
08MUCH LATER

〈録音〉
1986年12月

スタンダード・タイムVol.1/ウイントン・マルサリス -1986年

『Jムード』に続くカルテット2作目。マルサリスのアドリブに重点を置くグループで、つねに水準以上の高度なアドリブを聞かせてくれるところが見事。どの曲にもなにがしかのアイディアが盛り込まれているのは流石。

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(TP) マーカス・ロバーツ(P) ロバート・レスリー・ハーストIII(B) ジェフ“テイン”ワッツ(DS)

 

収録曲:

01CARAVAN
02APRIL IN PARIS
03CHEROKEE
04GOODBYE
05NEW ORLEANS
06SOON ALL WILL KNOW
07FOGGY DAY
08THE SONG IS YOU
09MEMORIES OF YOU
10IN THE AFTERGLOW
11AUTUMN LEAVES
12CHEROKEE

Jムード/ウィントン・マルサリス -1980年代

クインテットからカルテットに縮小した彼のグループの第1作目。自己の音楽を追及するにはワン・ホーンのほうが適していると考えたからだろう。確かにマルサリスの音楽性が明瞭になり、充実のソロが堪能できる。

 

アーティスト:ウィントン・マルサリス(TP)マーカス・ロバーツ(P)ボブ・ハースト(B)ジェフ・ワッツ(DS)

 

収録曲:

01J MOOD
02PRESENCE THAT LAMENT BRINGS
03INSANE ASYLUM
04SKAIN’S DOMAIN
05MELODIQUE
06AFTER
07MUCH LATER

〈録音〉
1985年

スターダスト、ウイントン・マルサリス -1984年

80年代ジャズの寵児、ウイントン・マルサリスが放った人気作。名匠ボブ・フリーマンをアレンジャーに迎え、ストリングスを大フィーチャーした力作。一介のバッパーとは趣を異にする端正なプレイが耳に残る。

―内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(TP) ブランフォード・マルサリス(TS,SS) ケニー・カークランド(P) ロン・カーター(B) ジェフ・ワッツ(DS) ケント・ジョーダン(A-FL) 他

 

01STARDUST
02LAZY AFTERNOON
03FOR ALL WE KNOW
04WHEN YOU WISH UPON A STAR
05DJANGO
06MELANCHOLIA
07HOT HOUSE FLOWERS
08I’M CONFESSIN’ (THAT I LOVE YOU)

〈録音〉
1984年

ファーザー・アンド・サンズ、ウイントン・マルサリス5&チコ・フリーマン5 -1981年

当時売り出し中だったウイントンとチコを、父親であるエリスとポンに絡ませた一種の企画盤。しかしさすがにこの顔ぶれだと「いっしょにやっただけ」というお仕事にはならない。意外にも親父たちのパワーがすごい。

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(tp)ブランフォード・マルサリス(ts)エリス・マルサリス(p)チャールス・ファンブロー(b)ジェームス・ブラック(ds)チコ・フリーマン(ts)ボン・フリーマン(ts)ケニー・バロン(p)セシル・マクビー(b)ジャック・デジョネット(ds)

 

01トゥェルブス・イット

02ア・ジョイ・フォーエバー

03ノスタルジック・インプレッションズ

04フューチャリスティック

05ラッシュ・ライフ

06ジャグ・エイント・ゴーン

07タイム・マーチズ・オン

08言い出しかねて

09トリビュート・トゥ・アワ・ファーザーズ

 
〈録音〉
1981年

マルサリスの肖像、ウイントン・マルサリス -1981年

80年代に彗星のごとく登場したウイントン・マルサリスの記念すべきデビュー作。自身の兄のほか、ハービー・ハンコックやトニー・ウィリアムスらと徹底したアコースティック・ジャズを展開。ジャズ史における重要作。

-(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(TP) ブランフォード・マルサリス(SS,TS) ハービー・ハンコック,ケニー・カークランド(P) ロン・カーター,クラレンス・シー,チャールズ・ファンブロウ(B) トニー・ウィリアムス,ジェフ・ワッツ(DS)

 

01FATHER TIME
02I’LL BE THERE WHEN THE TIME IS RIGHT
03RJ
04HESITATION
05SISTER CHERYL
06WHO CAN I TURN TO (WHEN NOBODY NEEDS ME)
07TWILIGHT

〈録音〉
1981年

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