20世紀ジャズ名盤の全て

ウイ・インシスト/マックス・ローチ -1960年

50年代から60年代にわたる全米各地のブラック・パワーはニグロという差別用語をマスコミから失くしてしまった。マックス・ローチは、演奏でもわかる通り、シャープな頭でブラック・パワーを積極的に支持した。黒人存在を堂々と主張した代表的な一枚だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01TEARS FOR JOHANNESBURG

02DRIVA’ MAN

03TRIPTYCH;PRAYER-PROTEST-PEACE

04ALL AFRICA

05FREEDOM DAY

【演奏】

マックス・ローチ(ds)(2)(3)(5)アビー・リンカーン(vo)(1)(2)(4)(5)ブッカー・リトル(tp),ジュリアン・プリースター(tb),ウォルター・ベントン(ts),ジェイムス・シェンク(b)(1)(4)マイケル・オランテュンジ(cong),レイモンド・マンティロ,トーマス・デュヴァル(perc)(2)コールマン・ホーキンス(ts)

【録音】

(2)(5)1960年8月,(1)(3)(4)1960年9月

ブルース・ムーズ/ブルー・ミッチェル -1960年

バップ・トランペッター、ブルー・ミッチェルの代表作。軽快にスウィングするウィントン・ケリーのピアノとともに、伸びやかでブルージィなフレージングが楽しめる。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01I’LL CLOSE MY EYES

02AVARS

03SCRAPPLE FROM THE APPLE

04KINDA VAGUE

05SIR JOHN

06WHEN I FALL IN LOVE

07SWEET PUMPKIN

08I WISH I KNEW

【演奏】

ブルー・ミッチェル(TP) ウィントン・ケリー(P) サム・ジョーンズ(B) ロイ・ブルックス(DS)

【録音】

1960年8月

アウト・ゼア/エリック・ドルフィー -1960年

1960年に録音されたリーダー・セッション2作目。チェロ、ベース、ドラムスを従えたユニークなクァルテットが奏でる情緒とパッションが溶けたバッキングにのって、ドルフィーは4種の楽器を吹き分ける。

(CDジャーナルより)

【収録曲】

01OUT THERE

02SERENE

03THE BARON

04ECLIPSE

0517 WEST

06SKETCH OF MELBA

07FEATHER

【演奏】

エリック・ドルフィー(AS,FL,BS-CL 他) ロン・カーター(VC) ジョージ・デュヴィヴィエ(B) ロイ・ヘインズ(DS)

【録音】

1960年8月

チュニジアの夜/アートブレイキー&jm -1960年

日本にファンキー・ジャズ・ブームを巻き起こす前年、リー・モーガンとウェイン・ショーターをフロントに配したスーパー・クインテットで吹き込んだ決定盤。深さと広がりのあるプレイが堪能できる。1960年録音。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01A NIGHT IN TUNISIA

02SINCERELY DIANA

03SO TIRED

04YAMA

05KOZO’S WALTZ

【演奏】

アート・ブレイキー(DS) リー・モーガン(TP) ウェイン・ショーター(TS) ボビー・ティモンズ(P) ジミー・メリット(B)

【録音】

1960年8月

ダウン・ホーム/ズート・シムズ -1960年

「ジャイヴ・アット・ファイブ」などベイシー楽団のレパートリーを筆頭に、スウィング以前を中心に選曲したアルバム。レスターの流れを汲むスマートなメロディ・センスを存分に堪能できる。※ 曲目等の収録内容は変更になる場合があります。(CDジャーナルより」)

【収録曲】

01ジャイヴ・アット・ファイヴ

02ドッギン・アラウンド

03アヴァロン

04アイ・クライド・フォー・ユー

05ビル・ベイリー

06グッドナイト・スウィートハート

07ゼアル・ビー・サム・チェインジズ・メイド

08アイヴ・ハード・ザット・ブルース・ビフォア

【演奏】

ズート・シムズ(TS) デイヴ・マッケンナ(P) ジョージ・タッカー(B) ダニー・リッチモンド(DS)

【録音】

1960年7月

ルッキン・アヘッド/ケン・マッキンタイヤー -1960年

曲の構成にも重きを置いたマッキンタイヤーの音楽は一見複雑だが、そこには豊かな情感が溢れていて、聴けば聴くほどその魅力にとりつかれてしまう。ドルフィーを加えた本作で、彼とドルフィーの違いがよくわかる。(2000masterpiecesofJAZZ より)

【収録曲】

01ラウティア

02カートシー

03ジョーズ・チューン

04ゼイ・オール・ラフト

05ヘッド・シェイキン

06ディアンナ

【演奏】

エリック・ドルフィー(as)(fl)ケン・マッキンタイヤー(as)(fl)ウォルター・ビショップ(p)サム・ジョーンズ(b)アート・テイラー(ds)

【録音】

1960年

ムーズ/ザ・スリー・サウンズ -1960年

ジーン・ハリス率いるピアノ・トリオの4thアルバム。「ラヴ・フォー・セール」などブルース色の濃いサウンドと4ビートに固執しないリズム・スタイル、美しい旋律が心地よい。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01LOVE FOR SALE

02THINGS AIN’T WHAT THEY USED TO BE

03ON GREEN DOLPHIN STREET

04LOOSE WALK

05LI’L DARLIN’

06I’M BEGINNING TO SEE THE LIGHT

07TAMMY’S BREEZE

08SANDU

【演奏】

ジーン・ハリス(P) アンドリュー・シンプキンス(G) ビル・ドウディ(DS)

【録音】

1960年6月

トゥルー・ブルー/ティナ・ブルックス -1960年

他のプレーヤーにも冴えた曲を提供しているブルックスの唯一のオリジナル・アルバム。ブルージーなタイトル・ナンバー「トゥルー・ブルー」がお薦め。

(CDジャーナルより)

【収録曲】

01GOOD OLD SOUL

02UP TIGHT’S CREEK

03THEME FOR DORIS

04TRUE BLUE

05MISS HAZEL

06NOTHING EVER CHANGES MY LOVE FOR YOU

【演奏】

ティナ・ブルックス(TS)フレディ・ハバード(TP)デューク・ジョーダン(P)サム・ジョーンズ(B)アート・テイラー(DS)

【録音】

1960年6月

オープン・セサミ/フレディ・ハバード -1960年

長きにわたりトップ・ジャズ・トランペッターとして活躍し続けたフレディの初のリーダー録音。後にも数々の名作を吹き込むブルーノートで、同い年のマッコイ・タイナーらと闊達なプレイを見せる。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01OPEN SESAME

02BUT BEAUTIFUL

03GYPSY BLUE

04ALL OR NOTHING AT ALL

05ONE MINT JULEP

06HUB’S NUB

【演奏】

フレディ・ハバード(TP) ティナ・ブルックス(TS) マッコイ・タイナー(P) サム・ジョーンズ(B) クリフォード・ジャーヴィス(DS)

【録音】

1960年6月

スイングス・シューバート・アレイ/メル・トーナ -1960年

ジャズ・ヴォーカル史上最高のインプロヴァイザーがブロードウェイのミュージカルを都会的なセンスで快唱。イントロ無しで歌い出す冒頭の<トゥー・クロース~>は最高に粋で最高にスマート。マーティ・ペイチ率いるバックにはアート・ペッパーら錚々たる西海岸の名手が参加。(UNIVERSAL MUSICより)

【収録曲】

1トゥー・クロース・フォー・カンフォート

2ワンス・イン・ラヴ・ウィズ・エイミー

3ア・スリーピン・ビー

4君住む街角

5オール・アイ・ニード・イズ・ア・ガール

6ジャスト・イン・タイム

7ハロー、ヤング・ラヴァーズ

8飾りのついた四輪馬車

9オールド・デヴィル・ムーン

10ホワットエヴァー・ローラ・ウォンツ

11トゥー・ダーン・ホット

12ロンリー・タウン

【演奏】

メル・トーナ(vo)マーティ・ペイチ・オーケストラ

【録音】

1959年~1960年

スクリーミン・ザ・ブルース/オリバー・ネルソン -1960年

アレンジの才にスポットの当たることの多いオリヴァー・ネルソンが、ブルースに根ざしたソウルフルなプレイを見せる1960年録音のアルバム。なんと言っても共演するエリック・ドルフィーとの対比がハイライトだ。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01SCREAMIN’ THE BLUES

02MARCH ON, MARCH ON

03THE DRIVE

04THE MEETIN’

05THREE SECONDS

06ALTO-ITIS

【演奏】

オリヴァー・ネルソン(AS,TS) リチャード・ウィリアムス(TP) エリック・ドルフィー(AS,BS-CL) リチャード・ワイアンズ(P) ジョージ・デュヴィヴィエ(B) ロイ・ヘインズ(DS)

【録音】

1960年5月

ケリー・アット・ミッドナイト/ウイントン・ケリー -1960年

スウィンギー・ピアノの代名詞、ウィントン・ケリーがヴィージェイに残した人気アルバム。マイルス・バンドの盟友であるポール・チェンバースらとの小気味よいセッション。適度にリラックスできる好トリオ作といったところ。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01TEMPERANCE

02WEIRD LULLABY

03ON STAGE

04SKATIN’

05POT LUCK

【演奏】

ウィントン・ケリー(P) ポール・チェンバース(B) フィリー・ジョー・ジョーンズ(DS)

【録音】

1960年4月

アス・スリー/ホレス・パーラン -1960年

ホレスといえばシルヴァーという人にお薦めすべきホレス・パーランのブルーノート作品。冒頭のタイトル曲は彼のオリジナルで、タイトで緊張感のあるベースとドラムに煽られたドライヴ感たっぷりのピアノが魅力だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01US THREE

02I WANT TO BE LOVED

03COME RAIN OR COME SHINE

04WADIN’

05THE LADY IS A TRAMP

06WALKIN’

07RETURN ENGAGEMENT

【演奏】

ホレス・パーラン(P) ジョージ・タッカー(B) アル・ヘアウッド(DS)

【録音】

1960年4月

ブッカー・リトル -1960年

1960年代初頭に彗星の如く登場し超短期間に名作を残した名門レーベル、タイム。ブッカー・リトル唯一のワン・ホーン作品で、ベースの革命児ラファロとの共演による天才同士の魂の交歓が味わえる。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01OPENING STATEMENT

02MINOR SWEET

03BEE TEE’S MINOR PLEA

04LIFE’S LITTLE BLUE

05THE GRAND VALSE

06WHO CAN I TURN TO

【演奏】

ブッカー・リトル(TP) (1)(2)(5)(6)トミー・フラナガン,(3)(4)ウイントン・ケリー(P) スコット・ラファロ(B) ロイ・ヘインズ(DS)

【録音】

1960年4月

アウトワード・バウンド/エリック・ドルフィー -1960年

特異な音楽性と新しい抒情的な世界の誕生を告げる、ドルフィーの鮮烈な初リーダー作。サウンド・クリエイターとしての第1歩を踏み出し、ジャズの新境地を拓いたドルフィーの傑作だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01G.W.

02GREEN DOLPHIN STREET

03LES

04245

05GLAD TO BE UNHAPPY

06MISS TONI

07G.W.

08245

09APRIL FOOL

(7)(8)(9)ボーナストラック

【演奏】

エリック・ドルフィー(AS,BS-CL,FL) フレディ・ハバード(TP) ジャッキー・バイアード(P) ジョージ・タッカー(B) ロイ・ヘインズ(DS)

【録音】

1960年4月

ヨーロピアン・コンサート/MJQ -1960年

1960年4月の欧州ツアー時に、スウェーデンのストックホルムとイエテボリで収録された、モダン・ジャズ・カルテットの2枚組ライヴ・アルバム。最初から最後まで支配する緊張感が素晴らしい作品だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】

[Disc 1]

01DJANGO

02BLUESOLOGY

03I SHOULD CARE

04LA RONDE

05I REMEMBER CLIFFORD

06FESTIVAL SKETCH

07VENDOME

08ODDS AGAINST TOMORROW

[Disc 2]

01PYRAMID

02IT DON’T MEAN A THING (IF IT AIN’T GOT THAT SWING)

03SKATING IN CENTRAL PARK

04THE CYLINDER

05’ROUND MIDNIGHT

06BAGS’ GROOVE

07I’LL REMEMBER APRIL

【演奏】

ジョン・ルイス(P) ミルト・ジャクソン(VIB) パーシー・ヒース(B) コニー・ケイ(DS)

【録音】

1960年4月

ソウル・ソサエティ/サム・ジョーンズ -1960年

キャノンボール・アダレイ・クインテット在籍中の60年に収録された初リーダー盤。全8曲中4曲が彼のセロをフィーチャーした七重奏団による演奏で、豪快にスウィングするジャズ・セロが聴ける。アダレイ一派が全面的に協力したファンキー・ジャズの名盤だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01SOME KINDA MEAN

02ALL MEMBERS

03THE OLD COUNTRY

04JUST FRIENDS

05″HOME”

06DEEP BLUE CELLO

07THERE IS NO GREATER LOVE

08SO TIRED

【演奏】

サム・ジョーンズ((1)(4)(6)(7)VC,(2)(3)(5)(8)B) ジミー・ヒース(TS) チャールス・デイビス(BRS) ボビー・ティモンズ(P) ルイ・ヘイス(DS) (1)(4)(6)(7)ナット・アダレイ(COR) キーター・ベッツ(B) (2)(3)(5)(8)ブルー・ミッチェル(TP)

【録音】

1960年3月

ソニー・クラーク・トリオ -1950年代

知名度では同名のブルーノート盤に一歩譲るものの、こちらのタイム盤も捨てがたい輝きを放ち続けている。どこか地味で陰のある、そんなソニー・クラークの魅力が端的に表われた一枚と言える。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01MINOR MEETING

02NICA

03SONNY’S CRIP

04BLUES MAMBO

05BLUES BLUE

06JUNKA

07MY CONCEPTION

08SONIA

09MINOR MEETING

10NICA

11NICA

12BLUES BLUE

13JUNKA

14SONIA

(9)(10)(11)(12)(13)(14)ボーナストラック

【演奏】

ソニー・クラーク(P) (1)~(6)(8)~(14)ジョージ・デュヴィヴィエ(B) (1)~(6)(8)~(14)マックス・ローチ(DS)

【録音】

1959年1月

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