メディテーションズ/ジョン・コルトレーン -1960年代
「メディテーションズ」を吹き込む2週間前の録音。「サン・シップ」のわずか一週後のセッションでもあり、編成もそれと同じカルテットだがバンドの激情ぶりはやや劣る。コルトレーンのフリーキー度は十分。(CDジャーナルより)
「メディテーションズ」を吹き込む2週間前の録音。「サン・シップ」のわずか一週後のセッションでもあり、編成もそれと同じカルテットだがバンドの激情ぶりはやや劣る。コルトレーンのフリーキー度は十分。(CDジャーナルより)
1965年のニューポートでのライヴ盤。シーンのトップを行く2大バンドのカップリングで、コルトレーンの黄金カルテットは「ワン・ダウン、ワン・アップ」のみだが、前衛派と新主流派の両方を楽しめるお得な一枚。「SCAG」は詩の朗読。(CDジャーナルより)
【収録曲】
知られる通り複雑な経緯を持つアルバムだが、今回のCD化により2つの“アセンション”が1枚にまとめられた。コルトレーン自身の意志には反するのかもしれないが、ファンにとっては朗報だ。トレーン晩年の、理想郷を目指す喚起と苦悶の決定的世界。(CDジャーナルより)
【収録曲】
ジャズ・サックスの巨人コルトレーンが「チム・チム・チェリー」を取り上げたことで知られる、1965年のインパルス盤。ナット・キング・コールで知られる「ネイチャー・ボーイ」も収録する人気の高い一枚。(CDジャーナルより)
【収録曲】
ジャズ史上に燦然と輝くサックス・カルテット作品。1964年にコルトレーンがその精神世界を組曲風の大作として吹き込んだもので、魂の叫びとも言えるブロウと各人の熱のこもったインタープレイは必聴。(CDジャーナルより)
【収録曲】
バラードの傑作「クレッセント」を中心に据えて編集された一枚。おなじみのナンバー「ベッシーズ・ブルース」や、琴線に優しく触れるかのような「ロニーズ・ラメント」なども収録されている。(CDジャーナルより)
【収録曲】
ャズ史上に輝くコルトレーン・カルテットが本格的なレコーディングを行なった最初の作品となる、1962年の録音。個性的な解釈が際立つスタンダード「アウト・オブ・ジス・ワールド」や哀愁の美メロ漂う「ソウル・アイズ」など、静かな情熱を秘めた一枚。(CDジャーナルより)
【収録曲】
トレーン、マッコイ、ギャリソン、エルヴィンの「黄金のカルテット」による代表的ライブ盤にして大名盤。1~3曲目が63年10月8日のNY・バードランドにおける実況録音で、4~5曲目が同じく63年の11月18日のニュージャージーでのスタジオ録音となる。やはり白眉はバードランドでの実況録音だろう。このカルテットが最も脂がのっていた時期の演奏とだけあって、かなりアツい演奏だ。冒頭の’Afro Blue’から戦場の如き凄まじい演奏が繰り広げられる。エルヴィンが汗をまき散らしながら鬼の形相で複雑極まるポリリズムを叩き出し、マッコイが鍵盤を叩きつける。ギャリソンのベースは戦車の如き重低音で迫ってくる。のたうち回るトレーン。しかしトレーンも負けじと16分音符の高速連射でリスナーを絨毯爆撃する。その勢いはバラードの’I Want to Talk About You’になっても衰えることを知らない。ブレーキの壊れた蒸気機関車の如く突進、空間を音で埋め尽くし、58年版ではなかったカデンツァにまで突入。3分近いアカペラ・ソロは圧巻である。まさにシーツ・オブ・サウンドの面目躍如。かく言う筆者もシーツ・オブ・文字で原稿を埋め尽くしたのだった。(Jazz Misty)
【収録曲】
1.Afro Blue (Mongo Santamaria)
2.I Want to Talk About You (Billy Eckstine)
3.The Promise
4.Alabama
5.Your Lady
【演奏者】
John Coltrane (ts,ss)
McCoy Tyner (pf)
Jimmy Garrison (ba)
Elvin Jones (ds)
【録音年】
1963.8,11
黄金のカルテットによる名演で知られ、いまだに多くの人々から愛聴される1962年リリースの名盤。ジャズにそれほど詳しくない人でも耳にしていると思われる有名曲がずらり。しっとりとした歌心とあふれる情感が胸に染み込むバラード・アルバムだ。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01SAY IT (OVER AND OVER AGAIN)
02YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
03TOO YOUNG TO GO STEADY
04ALL OR NOTHING AT ALL
05I WISH I KNEW
06WHAT’S NEW
07IT’S EASY TO REMEMBER
08NANCY (WITH THE LAUGHING FACE)
【演奏】
ジョン・コルトレーン(TS) マッコイ・タイナー(P) ジミー・ギャリソン,レジー・ワークマン(B) エルヴィン・ジョーンズ(DS)
【録音】
(1)~(5)1962年11月 (6)(8)1962年9月(7)1961年12月
充実のインパルス期のコルトレーンが詰まった名作。常人とは思えないエルヴィンらの強靭なバッキングに煽られるようにモーダルに突っ走るコルトレーンのテナーが印象的。ドルフィー参加曲も収録している。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01INDIA
02UP ‘GAINST THE WALL
03IMPRESSIONS
04AFTER THE RAIN
【演奏】
ジョン・コルトレーン(TS,SS) マッコイ・タイナー(P) ジミー・ギャリソン(B) (1)~(3)エルヴィン・ジョーンズ,(4)ロイ・ヘインズ(DS) (1)エリック・ドルフィー(BS-CL) レジー・ワークマン(B)
【録音】
(1)(3)1961年11月 (2)1962年9月 (4)1963年4月
エリック・ドルフィーを迎えたクインテットで1961年11月に行なわれたライヴ・レコーディングを収録。彼とコルトレーンとの激しいサックス・バトルを始め、聴きどころが満載となっている。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01SPIRITUAL
02SOFTLY, AS IN A MORNING SUNRISE
03CHASIN’ THE TRANE
【演奏】
ジョン・コルトレーン(TS,SS) エリック・ドルフィー(BS-CL) マッコイ・タイナー(P) レジー・ワークマン,ジミー・ギャリソン(B) エルヴィン・ジョーンズ(DS)
【録音】
1961年11月
ジャズ・サックスの巨人、コルトレーンが〈インパルス〉に移籍して最初にリリースした記念碑的作品。フレンチ・ホルンやチューバなどを大胆にフィーチャーした独自のビッグバンド・サウンドで新たな地平を拓いた一作。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01AFRICA
02GREENSLEEVES
03BLUES MINOR
【演奏】
ジョン・コルトレーン(TS,SS) エリック・ドルフィー(AS,FL,BS-CL) マッコイ・タイナー(P) レジー・ワークマン,アート・デイヴィス(B) エルヴィン・ジョーンズ(DS)
【録音】
1961年5月6月
コルトレーンがアトランティックに残した優れた作品群の中でも最重要作のひとつ。タイトル曲は、その後ライヴで幾度となく演奏されるマスターピース。多くの要望に応えてモノ・ヴァージョンでのリリース。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01MY FAVORITE THINGS
02EVERYTIME WE SAY GOODBYE
03SUMMERTIME
04BUT NOT FOR ME
【演奏】
ジョン・コルトレーン((1)(2)SS,(3)(4)TS) マッコイ・タイナー(P) スティーヴ・デイヴィス(B) エルヴィン・ジョーンズ(DS)
【録音】
1960年10月
鬼才コルトレーンが“シーツ・オブ・サウンド”を確立した記念碑的名盤。全曲、コルトレーン自身によるオリジナル曲で、高度な演奏技術を要求される楽曲ながら、的確な演奏のバックも素晴らしい。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01GIANT STEPS
02COUSIN MARY
03COUNTDOWN
04SPIRAL
05SYEEDA’S SONG FLUTE
06NAIMA
07MR.P.C.
08GIANT STEPS
09NAIMA
10COUSIN MARY
11COUNTDOWN
12SYEEDA’S SONG FLUTE
13GIANT STEPS
14NAIMA
15GIANT STEPS
【演奏】
ジョン・コルトレーン(TS) シダー・ウォルトン,トミー・フラナガン,ウィントン・ケリー(P) ポール・チェンバース(B) レックス・ハンフリーズ,アート・テイラー,ジミー・コブ(DS)
【録音】
(8)(9)(13)(14)1959年3月 (1)~(5)(7)(10)~(12)(15)1959年5月 (6)
1ヵ月前に吹き込まれた名盤『ソウルトレーン』と同メンバーによるプレスティッジ作品。選曲のためか知名度には差があるが、本来なら並列的に評価されておかしくないだけのメンツが揃っている。ファンは必聴の一枚だ。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01I SEE YOUR FACE BEFORE ME
02IF THERE IS SOMEONE LOVELIER THAN YOU
03LITTLE MELONAE
04RISE AND SHINE
【演奏】ジョン・コルトレーン(TS) レッド・ガーランド(P) ポール・チェンバース(B) アート・テイラー(DS)
【録音】1958年3月
コルトレーンの自信に満ちた姿が見出せるプレスティッジ時代の最高傑作。愛奏曲となった「アイ・ウォント~」は特に素晴らしく、コルトレーンが傑出したバラード奏者であることを示している。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01GOOD BAIT
02I WANT TO TALK ABOUT YOU
03YOU SAY YOU CARE
04THEME FOR ERNIE
05RUSSIAN LULLABY
【演奏】
ジョン・コルトレーン(TS) レッド・ガーランド(P) ポール・チェンバース(B) アート・テイラー(DS)
【録音】
1958年2月
我国ではずっとコルトレーン名義で語られる作品だが、実際はダウンビート誌選出のポール・ウィナーを核にした企画性の強いレコーディング・セッション。トレーンの他、若きファーマーやバレルなど聴きどころは随所に。時代のニュアンスを嗅ぎ取りたい。ダウン・ビートのポール・ウィナーズによる豪華メンバーのアルバム。コルトレーンを筆頭に急成長していたアーティストたちのセッションは、鳥肌が立つほどのパワフルなサウンドだ。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01LAZY AFTERNOON
02NOT SO SLEEPY
03SEABREEZE
04LOVE AND THE WEATHER
05SHE DIDN’T SAY YES
06IF I’M LUCKY (I’LL BE THE ONE)
07AT HOME WITH THE BLUES
08TURTLE WALK
【演奏】
エディ・コスタ(VIB,P) オスカー・ペティフォード(B) (1)(3)~(8)エド・シグペン(DS) (1)(3)(5)(7)アート・ファーマー(TP),ケニー・バレル(G),ロルフ・キューン(CL) (2)(4)(6)(8)ドナルド・バード(TP),ジョン・コルトレーン,アル・コーン(TS),フランク・リハク(TB) (2)ジーン・クイル(AS),フレディ・グリーン(G),フィリー・ジョー・ジョーンズ(DS)
【録音】
1957年9月
プレスティッジお得意の、大人数ゴッタ煮セッションの1枚。なんといってもテナーが3人もいるのだ。だが3人3様のプレイの違いが楽しめてなかなかおもしろい。若きトレーンのガンバリにも注目。あと、ダグ・ワトキンスのベースが強力。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01昔はよかったね
02ホイーリン (テイク2)
03ロビンズ・ネスト
04ディーリン (テイク2)
05ホイーリン (同1)
06ディーリン (同1)
【演奏】
フランク・ウェス(ts,fl)ジョン・コルトレーン,ポール・クイニシェット(ts)マル・ウォルドロン(p)ダグ・ワトキンス(b)アート・テイラー(ds)
【録音】1957年9月
ブルーノートを代表する1957年のコルトレーンの大名盤。青みがかったクールなジャケット、奥行とダイナミックさを備えたサウンド、何よりコルトレーンの堂々とした重厚感のある演奏が徹頭徹尾貫かれている。(CDジャーナルより)
【収録曲】
01BLUE TRAIN
02MOMENT’S NOTICE
03LOCOMOTION
04I’M OLD FASHIONED
05LAZY BIRD
06BLUE TRAIN
07BLUE TRAIN
08LAZY BIRD
(6)(7)(8)ボーナストラック
【演奏】
ジョン・コルトレーン(TS) リー・モーガン(TP) カーティス・フラー(TB) ケニー・ドリュー(P) ポール・チェンバース(B) フィリー・ジョー・ジョーンズ(DS)
【録音】
1957年9月