サム・アザー・スタッフ/グラシャン・モンカーⅢ世 -グラシャン・モンカーⅢ世
新主流派のトロンボーン奏者、グレイシャン・モンカーIII世のブルーノート2ndアルバム。全曲オリジナルで構成。ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、トニー・ウィリアムスとの緊迫した交歓、尖鋭的楽曲が新時代の到来を予感させる。(CDジャーナルより)
【収録曲】
新主流派のトロンボーン奏者、グレイシャン・モンカーIII世のブルーノート2ndアルバム。全曲オリジナルで構成。ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、トニー・ウィリアムスとの緊迫した交歓、尖鋭的楽曲が新時代の到来を予感させる。(CDジャーナルより)
【収録曲】
ジャッキ・マクリーン・バンド出身のトロンボニスト、グラシャンの初リーダー作。メンバーはマクリーン・バンドの同僚達にリー・モーガンを加えた形となっている。グラシャンのどこか陰のある、くぐもったトーンと空間を生かしたフレージングは、それまでのトロンボニスト達ーJ.J.ジョンソンやカーティス・フラーなどーとは一線を画しており、全く斬新なものであった。全曲グラシャンのオリジナルで占めらており、モード、フリーなどを取り入れたサウンドは今聴いてもフレッシュに響く。とりわけ、’Air Raid’におけるグラシャンの空間を生かしたソロにトニー・ウィリアムスのシャープなドラムが切り込んでいく様はなんともスリリングだ。また、全盛期を過ぎたとはいえ、リー・モーガンの火の玉のようなプレイも健在でグラシャンのダークな音色と好対照をなしている。グラシャンは寡作であり、残された録音は少ないが、本作は初リーダー作にして出世作でもあり、60年代前半のサウンドを代表する1枚といえよう。
【収録曲】
1.Air Raid
2.Evolution
3.The Coaster
4.Monk In Wonderland
【演奏者】
Grachan Concur III (tb), Lee Morgan (tp), Jackie McLean (as), Bobby Hutcherson (vib), Bob Cranshaw (ba), Tony Williams (ds)
【録音年】
1964.4