20世紀ジャズ名盤の全て

限りなきドラム/マックス・ローチ -ブログ

 
 
クリフォード・ブラウンを支えたモダン・ジャズの名ドラマー、マックス・ローチの魅力を余すことなく伝えるリーダー・アルバム。フリー・ジャズ全盛期ならではの自由なドラミングが楽しい。 (CDジャーナルより)
 
 
【収録曲
 
01ドラム・オルソー・ワルツ
 
02ノンモ
 
03限りなきドラム
 
04セントルイス・ブルース
 
05シド・カトレットに捧ぐ
 
06イン・ザ・レッド (クリスマス・キャロル)
 
【演奏】
 
マックス・ローチ(ds) フレディ・ハバード(tp)ローランド・アレクサンダー(ss)ジェームス・スポールディング(as)ロニー・マシューズ(p)ジミー・メリット(b) 
 
【録音】
 
1966年4月

ジョン・コルトレーン・カルテット・プレイズ/ジョン・コルトレーン -1960年代


ジャズ・サックスの巨人コルトレーンが「チム・チム・チェリー」を取り上げたことで知られる、1965年のインパルス盤。ナット・キング・コールで知られる「ネイチャー・ボーイ」も収録する人気の高い一枚。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01CHIM CHIM CHEREE
02BRAZILIA
03NATURE BOY
04SONG OF PRAISE
 
【演奏者】
 
ジョン・コルトレーン(TS,SS) マッコイ・タイナー(P) ジミー・ギャリソン,アート・デイヴィス(B) エルヴィン・ジョーンズ(DS)
 
【録音年】
 
1965.2,5

森と動物園/スティーブ・レイシー -スティーブ・レイシー

レイシーの音楽は彼の生み出す楽器の響きそのものによって成り立っている。それは極めて聴覚的なもので、形式や情緒には依存しない。66年のこの著名な録音も、フリージャズ的演奏スタイルは如何にも古いが、レイシーの「音」だけはハッとするほど新しい。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01
02動物園
 
【演奏者】
 
スティーヴ・レイシー(ss)エンリコ・ラヴァ(tp)ジョニー・ディアニ(b)ルイス・モホロ(ds)
 
【録音年】
 
1966.10

ライブ・アット・バードランド/ジョン・コルトレーン -1960年代


トレーン、マッコイ、ギャリソン、エルヴィンの「黄金のカルテット」による代表的ライブ盤にして大名盤。1~3曲目が63年10月8日のNY・バードランドにおける実況録音で、4~5曲目が同じく63年の11月18日のニュージャージーでのスタジオ録音となる。やはり白眉はバードランドでの実況録音だろう。このカルテットが最も脂がのっていた時期の演奏とだけあって、かなりアツい演奏だ。冒頭の’Afro Blue’から戦場の如き凄まじい演奏が繰り広げられる。エルヴィンが汗をまき散らしながら鬼の形相で複雑極まるポリリズムを叩き出し、マッコイが鍵盤を叩きつける。ギャリソンのベースは戦車の如き重低音で迫ってくる。のたうち回るトレーン。しかしトレーンも負けじと16分音符の高速連射でリスナーを絨毯爆撃する。その勢いはバラードの’I Want to Talk About You’になっても衰えることを知らない。ブレーキの壊れた蒸気機関車の如く突進、空間を音で埋め尽くし、58年版ではなかったカデンツァにまで突入。3分近いアカペラ・ソロは圧巻である。まさにシーツ・オブ・サウンドの面目躍如。かく言う筆者もシーツ・オブ・文字で原稿を埋め尽くしたのだった。(Jazz Misty)

【収録曲】

1.Afro Blue (Mongo Santamaria)
2.I Want to Talk About You (Billy Eckstine)
3.The Promise
4.Alabama
5.Your Lady

【演奏者】

John Coltrane (ts,ss)
McCoy Tyner (pf)
Jimmy Garrison (ba)
Elvin Jones (ds)

【録音年】

1963.8,11

カーク・イン・コペンハーゲン/ローランド・カーク -ブログ


盲目の巨人、ローランド・カークの白熱ライブ盤。舞台は「ヨーロッパのブルー・ノート」と呼ばれたデンマークはコペンハーゲンのクラブ・モンマルトル。同じく盲目の巨人、ピアニストのテテ・モントリューらヨーロッパの俊英達を従えカークが吹きに吹きまくる。カークといえば複数の管楽器ー時にはゴムホースさえ用いたーを同時に口にくわえて演奏するという特異なスタイルでつと知られており、色物扱いされがちだが、本盤を聴けばカークがいかに優れたプレイヤーであるかということが一聴してわかるであろう。とりわけ’Mingus – Grif Song’における逞しいテナー・サックス・ソロは傑出しており、テナー・ソロ後のソプラノ・サックスとテナーによる「一人掛け合い」なども面白い。また、エリントン・ナンバーとして、ないしはボリス・ヴィアン原作の、近年公開された映画のタイトルとして広く認知されている’Mood Indigo’では3本のホーン楽器を同時に吹奏し、「一人オーケストラ」を演じている。まさにカークの面目躍如である。また、カークを支えるテテ以下のリズム・セクションの堅実なサポートも見逃せない。とりわけ’Mood Indigo’におけるテテのピアノ・ソロは耳がとろけてしまいそうなほど甘美で美しく、聴いていて涙せずにはいられない。1963年10月ー半ば冬に差し掛かったコペンハーゲンの夜が熱く燃えた。(Jazz Misty)

【収録曲】

01. Narrow Bolero (Roland Kirk)

02. Mingus – Grif Song (Roland Kirk)
03. The Monkey Thing (Roland Kirk)
04. Mood Indigo (Duke Ellington, Barney Bigard, Irving Mills) 
05. Cabin In The Sky (Vernon Duke (music) / John Latouche (lyrics)) 
06. On The Corner Of KIng And Scott Streets (Roland Kirk) 

【演奏者】

Roland Kirk (tenor sax, stritch, manzello, flute, siren)


Tete Montoliu (piano)


Niels Henning Orsted Pedersen or Don Moore (bass)


J.C. Moses (drums)


Sonny Boy Williamson II [as Big Skol] (harmonica) #3

 

【録音年】

1963.10

黒い聖者と罪ある女/チャールス・ミンガス -1963年

ミンガス自身が「エスニック・フォークダンス」と呼んだ11人編成の音絵巻。彼の代表作のひとつに数えられている1963年の録音で、ジャズを起点として生まれたオーケストラ作品としては珠玉の一枚。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01TRACK A – SOLO DANCER

02TRACK B – DUET SOLO DANCERS

03TRACK C – GROUP DANCERS

04MODE D – TRIO AND GROUP DANCERS|MODE E – SINGLE SOLOS AND GROUP DANCE|MODE F – GROUP AND SOLO DANCE

【演奏】

チャールス・ミンガス(B,P) ロルフ・エリクソン,リチャード・ウィリアムス(TP) クェンティン・ジャクソン(TB) ドン・バターフィールド(TUB) ジェローム・リチャードソン(SS,BRS,FL) ディック・ヘイファー(TS,FL) チャーリー・マリアーノ(AS) ジャッキー・バイアード(P) ジェイ・バーリナー(G) ダニー・リッチモンド(DS)

【録音】

1963年1月

マイ・ネーム・イズ・アルバート・アイラー/アルバート・アイラー -1960年代

デンマークのデビュー・レコードに残されたアイラーの秀作。自己紹介から始まるこの異色作は、初吹き込み(62年10月)からわずか3カ月後の演奏。スタンダード曲を通して叫ぶようにブロウする展開にアイラーのスタイルが克明だ。入門用にも最適の1作。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01自己紹介

02バイ・バイ・ブラックバード

03ビリーズ・バウンス

04サマータイム

05オン・グリーン・ドルフィン・ストリート

06C.T.

【演奏】

アルバート・アイラー(ss,ts)ニールス・ブロンステッド(p)ニールス・ペデルセン(b)ロニー・ガーディナー(ds)

【録音】

1963年1月

デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン -デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン

巨匠エリントンと天才コルトレーンの傑作共演アルバム。エリントンへの敬意に満ちたトレーンのソロは名盤『バラード』同様、彼の“静”なる魅力が突出している。ジャズ界の奇跡と言えるジャス史に残る名盤。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01IN A SENTIMENTAL MOOD

02TAKE THE COLTRANE

03BIG NICK

04STEVIE

05MY LITTLE BROWN BOOK

06ANGELICA

07THE FEELING OF JAZZ

【演奏】

ジョン・コルトレーン(TS,SS) デューク・エリントン(P) ジミー・ギャリソン,アーロン・ベル(B) エルヴィン・ジョーンズ,サム・ウッドヤード(DS)

【録音】

1962年9月

インプレッションズ/ジョン・コルトレーン -1961年

充実のインパルス期のコルトレーンが詰まった名作。常人とは思えないエルヴィンらの強靭なバッキングに煽られるようにモーダルに突っ走るコルトレーンのテナーが印象的。ドルフィー参加曲も収録している。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01INDIA

02UP ‘GAINST THE WALL

03IMPRESSIONS

04AFTER THE RAIN

【演奏】

ジョン・コルトレーン(TS,SS) マッコイ・タイナー(P) ジミー・ギャリソン(B) (1)~(3)エルヴィン・ジョーンズ,(4)ロイ・ヘインズ(DS) (1)エリック・ドルフィー(BS-CL) レジー・ワークマン(B)

【録音】

(1)(3)1961年11月 (2)1962年9月 (4)1963年4月

ライブ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード/ジョン・コルトレーン -1961年


エリック・ドルフィーを迎えたクインテットで1961年11月に行なわれたライヴ・レコーディングを収録。彼とコルトレーンとの激しいサックス・バトルを始め、聴きどころが満載となっている。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01SPIRITUAL

02SOFTLY, AS IN A MORNING SUNRISE

03CHASIN’ THE TRANE

【演奏】

ジョン・コルトレーン(TS,SS) エリック・ドルフィー(BS-CL) マッコイ・タイナー(P) レジー・ワークマン,ジミー・ギャリソン(B) エルヴィン・ジョーンズ(DS)

【録音】

1961年11月

アフリカ・ブラス/ジョン・コルトレーン -1961年

ジャズ・サックスの巨人、コルトレーンが〈インパルス〉に移籍して最初にリリースした記念碑的作品。フレンチ・ホルンやチューバなどを大胆にフィーチャーした独自のビッグバンド・サウンドで新たな地平を拓いた一作。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01AFRICA

02GREENSLEEVES

03BLUES MINOR

【演奏】

ジョン・コルトレーン(TS,SS) エリック・ドルフィー(AS,FL,BS-CL) マッコイ・タイナー(P) レジー・ワークマン,アート・デイヴィス(B) エルヴィン・ジョーンズ(DS)

【録音】

1961年5月6月

マイフェイバリット・シングス/ジョン・コルトレーン -1960年

コルトレーンがアトランティックに残した優れた作品群の中でも最重要作のひとつ。タイトル曲は、その後ライヴで幾度となく演奏されるマスターピース。多くの要望に応えてモノ・ヴァージョンでのリリース。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01MY FAVORITE THINGS

02EVERYTIME WE SAY GOODBYE

03SUMMERTIME

04BUT NOT FOR ME

【演奏】

ジョン・コルトレーン((1)(2)SS,(3)(4)TS) マッコイ・タイナー(P) スティーヴ・デイヴィス(B) エルヴィン・ジョーンズ(DS)

【録音】

1960年10月

レクイエム~ケニー・カークランドに捧ぐ/ブランフォード・マルサリス -1990年代

ブランフォードが最も信頼していたピアニスト・ケニー・カークランド。彼らがセッションした最後のレコーディングがこのアルバム。カークランドへのあまりに切ない鎮魂歌である。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 DOCTONE
02 TRIESTE
03 A THOUSAND AUTUMNS
04 LYKIEF
05 BULLWORTH
06 ELYSIUM
07 CASSANDRA
08 16TH ST. BAPTIST CHURCH
【演奏者】
ブランフォード・マルサリス(TS,SS)ケニー・カークランド(P)エリック・レヴィス(B)ジェフ“ティン”ワッツ(DS)
【録音】
1998年8月、12月

セイブ・アワ・チルドレン/ファラオ・サンダース -1990年代

クラバーたちからも熱い支持を集めるファラオだが、その訳はやはり、本作で聴けるような、心の内面からわき上がるユニバーサルな力感にあるはず。形状や重さなど定規で測れるディメンションからの離脱を意図したこの音のパノラマは、広く愛されて当然。(正)(CDジャーナル データベースより)

【収録曲】
01. セーブ・アワ・チルドレン
02. ミッドナイト・イン・バークリー・スクエア
03. マイ・ジュエルズ・オブ・ラブ
04. カズコ
05. エンシャント・サウンズ
06. ファー・オフ・サンド

【演奏者】
Bass [Acoustic] – Alex Blake
Drums, Tabla, Percussion – Trilok Gurtu
Harmonium – Tony Cedras
Organ, Electric Piano, Synthesizer – Bernie Worrell
Piano, Harmonium – William Henderson
Synthesizer, Programmed By – Jeff Bova
Tabla, Voice – Zakir Hussain
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Reeds [Double], Percussion, Voice – Pharoah Sanders

【録音】
1997年9月、ニュージージャージーにて

カータリアン・ファッション/ジェームス・カーター -1990年代

本作は、ジェームス・カーターが1998年ニューヨークにて録音したアトランティック第3弾アルバム。強烈な管楽器アンサンブルとファンキーなオルガン。前衛的手法からメロディアスなバラードまで、独自の美意識で彩られた作品。(C)RS

【収録曲】
1. リアンモ
2. ダウン・トゥ・ザ・リヴァー
3. ドンズ・アイディア
4. スカル・グラビン
5. オデッセイ
6. トラブル・イン・ザ・ワールド
7. エスケイプ・フロム・ビザーロ・ワールド
8. フリスコ・フォリーズ
9. ロックジョーズ・ラメント
10. イン・カータリアン・ファッション

【演奏者】

ジェームス・カーター (ts)
ドワイト・アダムス (tp)
キャシアス・リッチモンド (as)
クレイグ・テイボーン (org)
ジャリブ・シャヒド (b)
タニ・タバル (ds)
ヘンリー・バトラー (org)
ケヴィン・カーター (g)
レナード・キング (ds)
カシアス・リッチモンド (as)
サイラス・チェスナット (org)
スティーヴ・カービー (b)
アルヴェスター・ガーネット (ds)

【録音】
1998年 ニューヨークにて

1+1/ハービー・ハンコック&ウェイン・ショーター -1990年代

60年代から固い絆で結ばれた二人による初のデュオ・アルバム。限りなく深い音の対話。グラミー受賞の名曲「アウン・サン・スーチー」を収録。

【収録曲】
01 Meridianne – A Wood Sylph
02 Aung San Suu Kyi
03 Sonrisa
04 Memory Of EnchantmentiTunes
05 Visitor From Nowhere
06 Joanna’s Theme
07 Diana
08 Visitor From Somewhere
09 Manhatten Lorelei
10 Hale-Bopp, Hip-Hop

【演奏者】
ハービー・ハンコック(p),ウェイン・ショーター(ss)

【録音】
1997年、ロサンゼルスにて録音

アート・フォーラム/グレッグ・オズビー -1996年

 

これまでラップやヒップホップの要素を積極的に取り入れてきたオズビーの新作は、これまでの路線とは一転して全編アコースティックなサウンド。といっても過去のジャズの焼き直しではなく、全編にわたってアグレッシヴなアプローチを披露している。

トラックリスト

01ミス・ディミーナ
02ムード・フォー・ソート
03アイ・ディドント・ノウ・アバウト・ユー
042ndボーン・トゥ・フリーダム
05ダイアレクティカル・インターチェンジ
06アート・フォーラム
07ドント・エクスプレイン
08ハーフ・ムーン・ステップ
09パーペチュイティ

演奏

グレッグ・オズビー(as,ss)ジェイムス・ウィリアムス,ダレル・グラント(p)ブライアン・キャロット(vib)ロニー・プラキシコ(b)ジェフ・ワッツ(ds)マーヴィン・スウェル(g)ロビン・ユーバンクス(tb)クリーヴ・ガイトン(fl,ts)アレックス・ハーデン(bcl)

フリーダム・イン・ザ・グルーブ/ジョシュア・レッドマン -1996年

若手ジャズ・サックスの旗手が放つ充実のリーダー作。ギタリストを新たにメンバーに加えたことで、グループ・サウンドはより豊かになり、幅が拡がった。彼の音楽がさらなる飛躍へと向かう予感を感じさせ、聴きどころもタップリ。彼自身によるライナーも秀逸。

トラックリスト

01HIDE AND SEEK
02ONE SHINING SOUL
03STREAMS OF CONSCIOUSNESS
04WHEN THE SUN COMES DOWN
05HOME FRIES
06INVOCATION
07DARE I ASK?
08CAT BATTLES
09PANTOMIME
10CAN’T DANCE
11STROLLIN’

演奏

ジョシュア・レッドマン(TS,SS) 他

ザ・ダーク・キーズ/ブランフォード・マルサリス -1996年

シンプルな編成による真摯なジャズ。その演奏はスリリングで創造的だ。マルサリスのサックスだけでなくメンバー全員が凄い集中力でアドリブを展開し、チーム・ワークも見事。とめどなくあふれるフレーズに豊かな音楽性がほとばしる。ゲストとの共演も聴きもの。

トラックリスト

01ザ・ダーク・キーズ
02ヘジテイション
03サウザント・オータムズ
04センチネル
05リキーフ
06ジューダス・イスカリオット
07ブルテイン
08チョット・ハプンズ

演奏

ブランフォード・マルサリス(ts,ss)レジナルド・ヴィール(b)ジェフ・ワッツ(ds)(4)ジョー・ロバーノ(ts)(6)ケニー・ギャレット(as)

ハイ・ライフ/ウエイン・ショーター -1990年代

『ジョイ・ライダー』以来7年ぶりに発表した本作、プロデュースはマーカス・ミラー。元リヴィング・カラーのドラマー、ウィル・カルホーンの叩き出すファンク・リズムに乗って悠然とソロをとるウェイン。時にウェザー・リポートをほうふつとさせる。

トラックリスト

01チルドレン・オブ・ザ・ナイト
02アット・ザ・フェア
03マヤ
04オン・ザ・ミルキー・ウェイ・エクスプレス
05パンドラ・アウェイクンド
06ヴァーゴ・ライジング
07ハイ・ライフ
08ミッドナイト・イン・カルロッタズ・ヘア
09ブラック・スワン (スーザン・ポートリン・ロメオの記念に)

演奏

ウェイン・ショーター(ts,ss)マーカス・ミラー(b)デヴィッド・ギルモア(g)ウィル・カルホーン,テリ・リン・キャリントン(ds)アイアート・モレイラ,レニー・カストロ(perc)他

マイ・ジェネレーション/テオドロス・エイブリー -1990年代

若手テナー奏者のリーダー第2作。ストレート・アヘッドだったデビュー作と違い、ヒップホップ調のナンバーも加え、より多彩な内容になっている。スタンダード・バラード(4)とジャネット・ジャクソンの(10)が同居しぃているあたりは、いかにも現代の若者。

トラックリスト

01アディスアベバ
02モード・フォー・マイ・ファーザー
03マルコムのテーマ
04ラヴァー・マン
05トゥ・ジ・イースト
06ミスター・ウォンジー
07サロメ
08スフィア
09マイ・ジェネレーション
10エニータイム・エニープレイス
11イッツ・アバウト・ザット・タイム

演奏

テオドロス・エイヴリィ(ts,ss)チャールス・クレイグ(p)ロドニー・ウィテカー(b)グレゴリー・ハッチンソン(ds)(2)(3)(8)ジョン・スコフィールド,(4)(9)(11)マーク・ホイットフィールド,(6)ピーター・バーンスタイン(g)(9)クリーク・トロッター(vo) 他

パッショーネ/バルネ・ウイラン -1990年代

前作『ニューヨーク・ロマンス』に続く、“ロマンス三部作”の第2作。イタリアのエンリコ・ラヴァ(tp)を迎えた録音で、ラテン・ムードのある曲をメインに演奏している。(6)はパヴァロッティのレパートリー。バルネお得意の(8)は超スロー・テンポだ。

トラックリスト

01JITTERBAG WALTZ
02MY SHIP
03LINE FOR LYONS
04ESTATE
05VENETIAN RUMBA
06PASSIONE
07BEGONIA
08BESAME MUCHO
09BELLA CHAO
10I COVER THE WATERFRONT
11AL HERRAZ

演奏

バルネ・ウィラン(TS,AS,SS) エンリコ・ラヴァ(TP) アラン・ジャン=マリー(P) ジル・ナチュレル(B) フィリップ・リアラ(DS)

モダン・デイ・ジャズ・ストーリー/コートニー・パイン -1990年代

ブリティッシュ・ジャズの第一人者がNYで発信した、ジャズとDJを掛け合わせたアルバム。プログラミングも2割含まれ、今の技術で70年代のムーヴメントを再編しようという試みの意欲作だ。オリジナル曲も過去の名曲に似せ、当時の雰囲気がよく伝わる。

トラックリスト

01PRELUDE – THE WATER OF LIFE
02THE 37TH CHAMBER
03DON’T ‘XPLAIN (JAZZ FLEX SLICE)
04DAH BLESSING
05IN THE GARDEN OF EDEN
06CREATION STEPPER
07AFTER THE DAMAJA
08ABSOLUTION
09EACH ONE (MUST) TEACH ONE
10THE UNKNOWN WARRIOR
11I’VE KNOWN RIVERS
12OUTRO – GUIDING LIGHT
13PRINCE OF PIECE
14DON’T ‘XPLAIN (DARK VERSION)

演奏

コートニー・パイン(SS,TS,FL) ジュリ・アレン(P,OG) チャーネット・モフェット(B) ロニー・バラージュ(DS,PERC) DJポゴ(TURNTABLE) エディ・ヘンダーソン(TP) カサンドラ・ウィルソン(VO) マーク・ホイットフィールド(G)

G.M.プロジェクト -1990年代

ギャレット~モフェットの頭文字とともにジェネラル・ミュージックの意味も持つG.M.プロジェクトのデビュー作は、その名のとおりスタイルを超越したジャズが聴ける。それにしても、実にすごいメンバーである。

 

アーティスト:ケニー・ギャレット(as,ss)ジェリ・アレン(p)チャーネット・モフェット(b)チャールス・モフェット(ds)

 

収録曲:

01CHOO CHOO TRAIN
02APEX
03SING A SONG OF SONG
04HAPPY DREAM
05CALLING YOU
06TIP-TOEING
07INTRO TO YELLOW
08SAHRA’S SHORT STORY
09SUNBEAM
10CATHEDRAL

3-Dライフスタイル/グレッグ・オズビー -1993年

ブルックリン派の若手の中で、いち早くラップにコミットしたのがオズビーだった。これはこの時点における彼の”ジャズとラップの最大公約数”を提示した作品。ジャズはストリート生まれだということを思い出させてくれる。

 

アーティスト:グレッグ・オズビー(sax,synth)ジェリ・アレン(p)ダレル・グラント(p)カサキーラ・ガイルソン(vo)他

 

収録曲:

01Mr.ガターマン
02ゴッド・マン・カムス
03レイズ
043-Dライフスタイルズ
05ハードコピー
06ストリートジャズ
07オナー・ジ・イグザンプル
08フロー・トゥ・ジ・アンダーカルチャー
09インテリジェント・マッドネス
10セロニアス
11Mr.ガターマン

アイズ・オブ・クリエイション/コートニー・パイン -1990年代

コートニーはイギリスの先鋭性とジャマイカの陽気さを併せ持った稀有なミュージシャン。その彼の人気がブレイクしたのが本作だ。抜群の技巧と最先端のアイディアが嫌味なく聴こえるのは、ベースに”歌”があるから。

 

アーティスト:コートニー・パイン(SAX) デニス・ロリンズ(TB) ベキ・ムセレク(P) ジュリアン・ジョセフ(OG) マーク・モンデジール(DS) 他

 

収録曲:

01ヒーリング・ソング
02ザイール
03カントリー・ダンス
04賛美歌
05イースタン・スタンダード・タイム
06X-カリバー
07瞑想
08ライフ・ゴーズ・アラウンド
09アーク・オブ・マーク
10チルドレン・ホールド・オン
11クレオパトラズ・ニードル
12リデンプション・ソング
13聖杯

ユニバーサル・ランゲージ/ジョー・ロヴァーノ -1990年代

本国ではその実力と音楽性が高く評価されているのに、日本では人気がブレイクしないロバーノ。本作を聴くとその理由、つまり高い評価とブレイクしない人気の理由がわかる。真実の音はなかなか理解されないものなのだ。

 

アーティスト:ジョー・ロヴァーノ(sax,fl,perc)テイム・ヘイガンズ(tp)ケニー・ワーナー(p)スティーヴ・スワロウ,チャーリー・ヘイデン,スコット・リー(b)ジャック・ディジョネット(ds)

 

収録曲:

01ルナ・パーク
02スカルプチュア
03ジョシー&ロージー
04ディス・イズ・オールウェイズ
05ワーシップ
06クリーヴランド・サークル
07ザ・ドーン・オブ・タイム
08ロスト・ネイションズ
09ヒプノシス
10チェルシー・ランデヴー

プレイ・スタンダーズ/ゲイリー・トーマス~パット・メセニー -1990年代

怪物トーマスと、自由の人メセニーが、よってたかってスタンダードを粉砕した問題作。好きか嫌いかは別として、当時のお手軽スタンダード・ブームに一石を投じた作品として無視はできない。メセニーの狂乱ぶりに唖然。

 

アーティスト:ゲイリー・トーマス(ts,ss,fl)パット・メセニー(g)ティム・マーフィー(p)アンソニー・コックス(b)テリ・リン・キャリントン(ds)スティーヴ・モス(perc)

 

収録曲:

01エンジェル・アイズ
02ザ・ベスト・シング・フォー・ユー
03ラッシュ・ライフ
04バイ・バイ・ベイビー
05ラメント
06ピース
07イッツ・ユー・オア・ノー・ワン
08ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ

アップフロント/デビッド・サンボーン -1990年代

どす黒いファンク・ビートにのせてサンボーン節が舞い踊る超ゴキゲン盤。この突き上げるようなノリに腰の動かない人は、おそらくファンクとは縁のない人だ。この後数年、サンボーンの大ブレイクは続くことになる。

 

アーティスト:デヴィッド・サンボーン(AS,SS) マーカス・ミラー(B,KEY,G) スティーヴ・ジョーダン(DS) リッキー・ピーターソン(OG) ドン・アライアス(PERC) ウィリアム“スペースマン”ピーターソン(G) 他

 

収録曲:

01SNAKES
02BENNY
03CROSSFIRE
04FULL HOUSE
05SOUL SERENADE
06HEY
07BANG BANG
08ALCAZAR
09RAMBLIN’

ライブ/ブランフォード・マルサリス -1990年代

『ザ・ビューティフル・ワンズ』から約4か月後のライブで、曲は『ザ・ビューティフル・ワンズ』のものが中心。ブランフォードのライブの熱さには定評があるが、本作からもそれはビシビシ伝わってくる。サイドの二人も大熱演だ。

 

アーティスト:ブランフォード・マルサリス(ts,ss)ロバート・ハースト(b)ジェフ・ワッツ(ds)

 

収録曲:

01シャヴィアズ・ライア
02エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー
03ザ・ビューティフル・ワンズ
04シティズン・テイン
0513日の金曜日
06ラウズド・アバウト

ザ・ビューティフル・ワンズ/ブランフォード・マルサリス -1990年代

ブランフォードお得意のピアノレス・トリオだが、曲によってウイントンやコートニーが加わる。ブランフォードのサックスは、全体の音調からけっして大きく外れずに、それでいて自由を感じさせるところが素晴らしい。

 

アーティスト:ブランフォード・マルサリス(sax)ウィントン・マルサリス(tp)コートニー・パイン(ts)ボブ・ハースト(b)ジェフ・ワッツ(ds)他

 

収録曲:

01ラウズド・アバウト
02ビューティフル・ワンズ
03シャヴィアズ・ライア
04ケイン&アベル
05シティズンズ・テイン
06ジルジャンズ・アイズル
07デュウィ・ベイビー
08ビーツ・リマーク

クレイジー・ピープル・ミュージック/ブランフォード・マルサリス -1990年代

レギュラー・カルテットによる久々のスタジオ録音。ベーシストはたびたびチェンジしたが、ブランフォード、カークランド、ワッツの3人は’鉄壁’と呼ぶに値する結束の固さだった。カークランドが世を去るまでは…。

 

アーティスト:ブランフォード・マルサリス(TS,SS) ケニー・カークランド(P) ボブ・ハースト(B) ジェフ・ワッツ(DS)

 

収録曲:

01スパルタカス
02ザ・ダーク・ナイト
03ウルバリン
04ミスター・スティーピー
05ローズ・ペタルズ
06ランダム・アブストラクト
07ザ・バラッド・オブ・チェット・キンケイド

ふらんす物語/バルネ・ウィラン -1989年

ウィランとマル・ウォルドロンの顔合わせはいかにも日本人好みだ。すべてフランスにちなんだ名曲ばかりで、独特のフレンチ・ムードもいい。安易な企画のようにも見えるが、緻密な構成で緊張感溢れる名演揃いだ。

 

アーティスト:バルネ・ウィラン(ts,ss)マル・ウォルドロン(p)スタッフォード・ジェイムス(b)エディ・ムーア(ds)

 

収録曲:

01男と女
02死刑台のエレベーター
03シェルブールの雨傘
04危険な関係のブルース
05黒いオルフェ
06殺られるのテーマ
07オータム・リーヴス
08クワイエット・テンプル

ナイチンゲール/ジョージ・アダムス -1988年

普段は過激でパワフルなアダムスが自己主張をセーブして、じっくりとハートを歌いこんだような作品。ワン・ホーン・カルテットなので、その真摯な態度と傑出した曲の理解度が浮き彫りになり、深い感銘を受ける。

 

アーティスト:ジョージ・アダムス(ts,ss,fl)ヒュー・ロウソン(p)シローン(b)ヴィクター・ルイス(ds)

 

収録曲:

01明日に架ける橋
02この素晴らしき世界
03クライ・ミー・ア・リヴァー
04バークリー広場のナイチンゲール
05ムーン・リヴァー
06プレシャス・ロード・テイク・マイ・バンド
07オール・マン・リヴァー
08ゴーイング・ホーム (家路)

ジョイ・ライダー/ウエイン・ショーター -1987年

『ファントム・ナビゲーター』に続く作品で、前作同様ハンコックやジェリ・アレン、ダイアン・リーブスといった豪華なゲストが聴きもの。幅広い音楽性と、どこかミステリアスな持ち味が発揮される魅力的な作品。

 

アーティスト:ウェイン・ショーター(ss, ts)パトリース・ラッシュン(key)ネーザン・イースト(b)テリー・リン・キャリントン(ds)(ゲスト)ハービー・ハンコック,ジュリアン・アレン(key)ダイアン・リーブス(vo)

 

収録曲:

01ジョイ・ライダー
02キャセイ
03オーバー・シャドウ・ヒル・ウェイ
04アンセム
05コーズウェイズ
06デアデビル
07サムプレイス・コールド“ホエア”

〈録音〉
1987年

フレンチ・バラッズ/バルネ・ウイラン -1987年

フランス産のシャンソンやフレンチ・ポップス、映画音楽などのバラードを集めた名曲集。フランス人ゆえに楽曲の本質を究めて、さらりとした語り口はしみじみと心に迫るものがある。ピアノの助演にも注目したい。

 

アーティスト:バルネ・ウィラン(ts,ss)ミシェル・グライユール(p)リカルド・デル・フラ(b)サンゴマ・エベレット(ds)

 

収録曲:

01詩人の魂
02これからの人生
03パリの空の下
04おもいでの夏
05夢の城
06枯葉
07ワンス・アポン・ア・サマータイム
08ティアーズ
09バラ色の人生

トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン~セレクト・ライブ・アンダー・ザ・スカイ -1987年

真夏の野外コンサートの10周年記念企画の貴重な記録。コルトレーン派のショーターとリーブマンの2ソプラノは丁々発止、白熱のインタープレイを熱演する。フロントを支えるバックの面々も超一流で凄味がある。

 

アーティスト:ウェイン・ショーター,デイブ・リーブマン(SS) リッチー・バイラーク(P) エディ・ゴメス(B) ジャック・デジョネット(DS)

 

収録曲:

01MR.P.C.
02AFTER THE RAIN|NAIMA
03INDIA|IMPRESSIONS

 

 
〈録音〉
1987年

ファントム・ナビゲイター/ウェイン・ショーター -1980年代

多面的な音楽性を持つショーターだけに、ミッチェル・フォアマンやチック・コリアなど多彩なゲストを交えて、彼の考えるいくつかの音楽を具現化した作品。サックス奏者としてのショーターにもスポットが当たる。

 

アーティスト:ウェイン・ショーター(SS,TS,VO) ゲイリー・ウイリス,アルフォン・ジョンソン(B) ミッチェル・フォアマン,ステュ・ゴールドバーグ(SYN) トム・ブレックライン(DS) チック・コリア(P)

 

収録曲:

01コンディション・レッド
02マホガニー・バード
03リモート・コントロール
04ヤマンジャ
05フォービドゥン・プラン・イット!
06フラッグシップス

〈録音〉
1986年

アトランティス/ウェイン・ショーター -1985年

ウェザー・リポート解散直前に録音したショーターのリーダー作。すでにウェザー・リポートと彼の考える音楽の方向性に大きな違いを感じさせる。いつもながらの美音で透明感あるソプラノ・サックスは魅力だ。

 

アーティスト:ウェイン・ショーター(ss,ts)ジム・ウォーカー(fl,picc)ヤロン・ガーショフスキー,ミチコ・ヒル(p)ラリー・クライン(b)アレヤンドロ・アクーニャ(ds,perc) 他

 

収録曲:

01ENDANGERED SPECIES
02THE THREE MARIAS
03THE LAST SILK HAT
04WHEN YOU DREAM
05WHO GOES THERE
06ATLANTIS
07SHERE KHAN, THE TIGER
08CRIANCAS
09ON THE EVE OF DEPARTURE

〈録音〉
1985年

ドリーム、本多俊之&チック・コリア -1983年

本多俊之がまさに調子の波に乗りはじめていた頃、誰もが共演を夢みる黄金のトリオと四つに組んで演奏されたアルバム。外からの刺激を積極的にプラス材料としてゆくタイプの本多にとって、この演奏は自分自身を大いに飛躍させる契機となった。

―内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:本多俊之(as,ss)チック・コリア(p)ミロスラフ・ビトウス(b)ロイ・ヘインズ(ds)

 

01ドリーム・カム・トゥルー
02ソフィスティケイテッド・レディ
03コー・モーション
04アイ・ヒア・ア・ラプソディ
05アリス・イン・ワンダーランド
06オド・トゥ・シダータ

〈録音〉
1983年

マリエル、パキート・デリベラ -1982年

元イラケレのメンバーだったパキートがソニーに残した2枚目のアルバム。奔放で情熱的なプレイはもちろん魅力的だが、その影にあるこの人の生真面目さも見過ごしてはならない。本作にはその特質がよく出ている。

 

アーティスト:パキート・デリベラ(as,ss)ランディ・ブレッカー(tp)ヒルトン・ルイス,ホルヘ・ダルト(p)ジェフ・フラー(b)エディ・ゴメス(b)ジョージ・ワデニウス(g)イグナシオ・ベロア(ds)ダニエル・ポンセ(per)

 

01マリエル

02マイアミ

03クラウディア

04ニューヨーク・イズ・ユー

05ワバンゴ

06モンクートゥーノ

07モーメンツ・ノーティス

 

 
〈録音〉
1982年

グリーン・ドルフィン、宮沢昭 -1982年

仕事に対するハングリーさがないので、最高の実力を持ちながら地味な活動しかしてこなかった宮沢昭が、81年の「マイ・ピッコロ」そして82年のこのアルバムをきっかけに昔とったきねづかの実力を従来にも増してシャープに発揮している。

-内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:宮沢昭(TS,SS)佐藤允彦(P)井野信義(B)日野元彦(DS)

 

01ON GREEN DOLPHIN STREET
02VIERD BLUES
03THRIVING ON A RIFF
04SWEET AND LOVELY
05ALL THE THINGS YOU ARE
06THE SHADOW OF YOUR SMILE

〈録音〉
1982年

サイモン・サイモンの不思議な旅、ジョン・サーマン -1981年

架空の冒険ストーリーを音で表現したサーマンの野心作。ECMでの第2作。日本初CD化。ジャック・ディジョネットとのデュオといっても、それぞれ何種類もの楽器を操り、シンセサイザーを多用しているので、まるでグループ演奏のように聴こえる。

-内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:ジョン・サーマン(SS,BRS,CL,SYN)ジャック・デジョネット(DS,コンガ,EL-P)

 

01PART1 NESTOR’S SAGA
02PART2 THE BUCCANEERS
03PART3 KENTISH HUNTING
04THE PILGRIM’S WAY
05PART5 WITHIN THE HALLS OF NEPTURE
06PART6 PHOENIX AND THE FIRE
07PART7 FIDE ET AMORE
08PART8 MERRY PRANKS
09PART9 A FITTING EPITAPH

〈録音〉
1981年

ハウズ・エブリシング、渡辺貞夫ライブ・アット武道館 -1980年

CBSコロンビアと契約し、“世界のナベサダ”に飛躍した1枚。デイヴ・グルーシンのアレンジのもと世界の一流ミュージシャンと100人のオーケストラが集結した武道館ライヴを収録。

―内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:渡辺貞夫(AS,SS,FL)デイヴ・グルーシン(KEY)リチャード・ティー(P)エリック・ゲイル(G)ジェフ・ミロノフ(G)スティーヴ・ガッド(DS)アンソニー・ジャクソン(B)ラルフ・マクドナルド(コンガ,PERC)ジョン・ファディス(TP,FLH)東京フィルハーモニック・オーケストラ 他

 

01UP COUNTRY
02MZURI
03つま恋
04ALL ABOUT LOVE
05NICE SHOT
06SEEING YOU
07NO PROBLEM
08BOA NOITE
09SUN DANCE
10M&M STUDIO
11MY DEAR LIFE

〈録音〉
1980年

ワインライト、グローバー・ワシントン・ジュニア -1980年

21世紀を待たずして急逝したワシントンの代表作。あまりにヒットしすぎたため、保守派のファンからはひんしゅくを買ったが、そこに流れるソウルフルなフィーリングは、凡のフュージョン・アルバムとは一線を画す。

 

アーティスト:グローヴァー・ワシントンJr.(SAX) ビル・ウィザーズ(VO) ラルフ・マクドナルド(PERC) スティーヴ・ガッド(DS) マーカス・ミラー(B) エリック・ゲイル(G) ポール・グリフィン,リチャード・ティー,ビル・イートン(KEY) 他

 

01ワインライト
02レット・イット・フロウ
03イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ
04テイク・ミー・ゼア
05クリスタルの恋人たち
06メイク・ミー・ア・メモリー

〈録音〉
1980年

フューズ、フューズ・ワン -1980年

ファレル、マクラフリン、コリエル、クラーク、トニー等々。ジャズ側の超大物が真っ向からフュージョンに取り組んで話題になったアルバム。「ただのフュージョンでは終わらせないぞ」という意気込みが伝わってくる。

 

アーティスト:ジョン・マクラフリン,ラリー・コリエル(G) ロニー・フォスター,ジェレミー・ウォール,ドン・グルーシン(KEY) ジョー・ファレル(TS,SS,FL) スタンリー・クラーク,ウィル・リー(B) トニー・ウィリアムス,レニー・ホワイト(DS)

 

01GRAND PRIX
02WATERSIDE
03SUNSHINE LADY
04TO WHOM ALL THINGS CONCERN
05DOUBLE STEAL
06FRIENDSHIP
07TAXI BLUES

 
〈録音〉
1980年

ヒーローズ&アンチ・ヒーローズ、ギル・エバンス&リー・コニッツ -1980年

ギルにはスティーブ・レイシーとの素晴らしいデュオがあるが、コニッツとの本作も勝るとも劣らぬ出来。響きの本質を掘り起こすようなギルのピアノと、モノトーンのデッサンのようなコニッツのラインが、妖しく絡む。

 

アーティスト:ギル・エバンス(P)リー・コニッツ(as,ss)

 

DISC01

01プリンス・オブ・ダークネス

02リインカーネーション・オブ・ア・ラブバード

03エイプリル・ソング

04ホワット・アム・アイ・ヒア・フォー

05オール・ザ・シングス・ユー・アー

06ショパン:前奏曲第20番ハ短調作品28

07ブルース・インプロビゼーション~ジー・ジー

08ラバー・マン

 

DISC02

01オレンジ色のドレス

02ザ・ムーン・ストラック・ワン

03ドリズリング・レイン

04ジー・ベイビー・エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー

05ザ・バザード・ソング

06ハウ・インセンシティブ

07コペンハーゲン・サイト

 

〈録音〉
1983年

シーンズ・イン・ザ・シティ、ブランフォード・マルサリス -1983年

どうしても、あのウイントン・マルサリスの兄という表現をしてしまいがちなブランフォードの初リーダー作。ジャズの原点である即興性と新鮮な試みを随所にちりばめ、処女作とは思えない程リラックスしている。

―内容(「CDジャーナル」データベースより)

 

アーティスト:ブランフォード・マルサリス(ts,ss)ロビン・ユーバンクス(tb)ジョン・ロンゴ(tp)ケニー・カークランド,マルグリュー・ミラー(p)ロン・カーター,レイ・ドラモンド,チャーネット・モフェット,フィル・ボウラー(b)マーヴィン“スミティ”スミス,ジェフ・ワッツ(ds)

01NO BACKSTAGE PASS
02SCENES IN THE CITY
03SOLSTICE
04WAITING FOR TAIN
05NO SIDESTEPPING
06PARABLE

〈録音〉
1983年

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