20世紀ジャズ名盤の全て

3-Dライフスタイル/グレッグ・オズビー -1992年

ブルックリン派の若手の中で、いち早くラップにコミットしたのがオズビーだった。これはこの時点における彼の”ジャズとラップの最大公約数”を提示した作品。ジャズはストリート生まれだということを思い出させてくれる。

 

アーティスト:グレッグ・オズビー(sax,synth)ジェリ・アレン(p)ダレル・グラント(p)カサキーラ・ガイルソン(vo)他

 

収録曲:

01Mr.ガターマン
02ゴッド・マン・カムス
03レイズ
043-Dライフスタイルズ
05ハードコピー
06ストリートジャズ
07オナー・ジ・イグザンプル
08フロー・トゥ・ジ・アンダーカルチャー
09インテリジェント・マッドネス
10セロニアス
11Mr.ガターマン

ブルース・ウォーク/ブランフォード・マルサリス -1992年

B.B.キング、ジョン・リー・フッカー、リンダ・ホプキンス等をゲストに迎え、徹底的にブルースにフォーカスした作品。ここには、弟とは違った’現代を生きる黒人ジャズマンが考えるブルースの形’が示されている。

 

アーティスト:ブランフォード・マルサリス(ts)B.B.キング,ジョン・リー・フッカー(vo,g)リンダ・ホプキンス(vo)ウィントン・マルサリス(tp)ケニー・カークランド(p)ボブ・ハースト(b)ジェフ・ワッツ(ds)他

 

収録曲:

01ブラザー・トライング・トゥ・キャッチ・ア・キャブ・ブルース
02B.B.’ズ・ブルース
03リップ・ティップ・ジョンソン
04マーブル
05シドニー・イン・ダ・ハウス
06ベルタ、ベルタ
07ストレット・フロム・ザ・ゲットー
08ダンス・オブ・ザ・ヘイ・ガイ
09ザ・ロード・ユー・チューズ
10シミ・ヴァリー・ブルース

リターン・オブ・ザ・ブレッカー・ブラザーズ -1992年

約10年の沈黙を破ってあのブレッカーズが復活した!最新のテクノロジーとスタイルを取り入れつつ、かつてファンをシビれさせたあのハーモニーは健在。デニ・チェンの猛爆ファンク・ビートがサウンドの要だ。

 

アーティスト:ランディ・ブレッカー(TP,FLH) マイケル・ブレッカー(TS,EWI,KEY) マイク・スターン(G) ジェームス・ジナス(B) デニス・チェンバース(DS) デヴィッド・サンボーン(AS) ウィル・リー(EL-B,VO) 他

 

収録曲:

01SONG FOR BARRY
02KING OF THE LOBBY
03BIG IDEA
04ABOVE & BELOW
05THAT’S ALL THERE IS TO IT
06WAKARIA (WHAT’S UP?)
07ON THE BACKSIDE
08SOZINHO (ALONE)
09SPHERICAL
10GOOD GRACIOUS
11ROPPONGI

アイズ・オブ・クリエイション/コートニー・パイン -1992年

コートニーはイギリスの先鋭性とジャマイカの陽気さを併せ持った稀有なミュージシャン。その彼の人気がブレイクしたのが本作だ。抜群の技巧と最先端のアイディアが嫌味なく聴こえるのは、ベースに”歌”があるから。

 

アーティスト:コートニー・パイン(SAX) デニス・ロリンズ(TB) ベキ・ムセレク(P) ジュリアン・ジョセフ(OG) マーク・モンデジール(DS) 他

 

収録曲:

01ヒーリング・ソング
02ザイール
03カントリー・ダンス
04賛美歌
05イースタン・スタンダード・タイム
06X-カリバー
07瞑想
08ライフ・ゴーズ・アラウンド
09アーク・オブ・マーク
10チルドレン・ホールド・オン
11クレオパトラズ・ニードル
12リデンプション・ソング
13聖杯

ザ・ブルーノート・ライブ/トニー・ウィリアムス -1992年

トニー・グループのライブの傑作が日本で録音されたことを、われわれは誇りに思っていいだろう。緻密なアンサンブルといい、ソロといい、グループ・エクスプレッションといい、この時期の彼のバンドは本当に充実していた。

 

アーティスト:トニー・ウィリアムス(ds)ウォレス・ルーニー(tp)ビル・ピアース(ts,ss)マルグリュー・ミラー(p)アイラ・コールマン(b)

 

収録曲:

[Disc 1]
01ジオ・ローズ
02ブラックバード
03アンシェント・アイズ
04シタデル
05ウォリアーズ
06エンジェル・ストリート
[Disc 2]
01シスター・シェリル
02ザ・スランプ
03浜辺のミュータント
04シヴィリゼイション
05クリスタル・パレス
06ライフ・オブ・ザ・パーティ
07アナウンスメンツ

ハンド・オン・ザ・トーチ/US3 -1992年

ブルーノートの音源をサンプリングしたヒップ・ホップで一大ブームを巻き起こしたUS3のヒット・アルバム。これを聴いて、ジャズの、もっと言えばブルーノートのカッコよさを知った若い音楽ファンも多いはずだ。

 

アーティスト:ラサーン、コビー・パウエル、トゥッカ・ヨート、ジェラルド・プレゼンサー(tp)デニス・ロリンズ(tb)スティーブ・ウィリアムソン(ss)マイク・スミス(ts)エド・ジョーンズ(ss,ts)マシュー・クーパー(p)トニー・レミー(g)マリー・ナーパー(back-vo)ジェフ・ウィルキンソン(prod)

 

収録曲:

01CANTALOOP (FLIP FANTASIA)
02I GOT IT GOIN’ ON
03DIFFERENT RHYTHMS DEFFERENT PEOPLE
04IT’S LIKE THAT
05JUST ANOTHER BROTHER
06CRUISIN’
07I GO TO WORK
08TUKKA YOOT’S RIDDIM
09KNOWLEDGE OF SELF
10LAZY DAY
11ELEVEN LONG YEARS
12MAKE TRACKS
13THE DARKSIDE

アイ・リメンバー・クリフォード/アルトゥーロ・サンドバル -1992年

圧倒的なテクニックを誇るキューバ出身のトランペット奏者、サンドバルが、ブラウニーに捧げた作品。技術のすごさをひけらかすのではなく、真摯な姿勢でブラウニーの芸術に立ち向かっているところに好感が持てる。

 

アーティスト:アルトゥーロ・サンドヴァール(TP,FLH) ケニー・カークランド(P) チャーネット・モフェット(B) ケニー・ワシントン(DS) (1)(4)(7)(9)(10)アーニー・ワッツ,(3)(6)(8)デヴィッド・サンチェス(TS) 他

 収録曲:
01ダーフード
02ジョイ・スプリング
03パリジャン・ソロフェア
04チェロキー
05アイ・リメンバー・クリフォード
06ザ・ブルース・ウォーク
07サンドゥ
08アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー
09ジョードゥ
10キャラヴァン
11アイ・レフト・ディス・スペイス・フォー・ユー

ドント・ユー・ノウ・アイ・ケア/アントニオ・ハート -1992年

アルトのテナー化が進む中、ハートはアルトならではの’歌の表現’に重きを置いたプレイヤーだと思う。これはそんなハートの魅力が全編で発揮されたアルバム。③ではゲイリー・バーツとのバトルも繰り広げられる。

 

アーティスト:アントニオ・ハート(as)アーロン・グレイヴス(p)グレゴリー・ハッチンソン(ds)ロドニー・ウィテカー(b)ダーレン・バレット(tp)他

 

収録曲:

01ゼロ・グレイド・リライアンス
02ブラック・チルドレン
03アット・ザ・クローゼット・イン
04ドント・ユー・ノウ・アイ・ケア
05マンデラ・フリード
06ドゥ・ホワット・ユー・ウォント
07ジェシカズ・デイ
08ブラック&ゴールド
09フロム・アクロス・ジ・オーシャン

スタンダード/マイク・スターン -1992年

ギター・キッズのヒーロー、スターンのスタンダード集。独特のサウンドとロック・テイストが濃厚なアプローチで、ギターにおけるスタンダード演奏の可能性を感じさせてくれる。エキサイティングな熱血のジャズだ。

 

アーティスト:マイク・スターン(G) アル・フォスター(DS) ジェイ・アンダーソン(B) ランディ・ブレッカー(TP) ボブ・バーグ(SAX) ギル・ゴールドスタイン(KEY) 他

 

収録曲:

01LIKE SOMEONE IN LOVE
02SOURCE
03THERE IS NO GREATER LOVE
04L BIRD
05MOMENT’S NOTICE
06LOST TIME
07WINDOWS
08STRAIGHT NO CHASER
09PEACE
10JEAN PIERRE
11NARDIS

至上の愛~ライブ・アット・ピットイン/エルビン・ジョーンズ&ウィントン・マルサリス -1992年

毎年のように日本を訪れているエルビンだが、これだけ強力なメンバーでの来日はめったにない。しかも曲目は「至上の愛」ときた。日頃の屁理屈をかなぐり捨てて力の限り吹くウィントンの男らしいことといったら!

 

アーティスト:エルヴィン・ジョーンズ(ds)ウィントン・マルサリス(tp)マーカス・ロバーツ(p)レジナルド・ビール(b)

 

収録曲:

01至上の愛:承認~決意~追究
02ディア・ロード
03ハッピー・バースデイ
04ブルース・トゥ・ヴィーン

ナイト・ウィズ・ストリングス/渡辺貞夫 -1992年

今や恒例となった年末の渡辺貞夫オーチャード・ホール・コンサート。これはその第1回目の記録。ストリングスの豊饒な響きをバックに、歌心に満ちたナベサダ節が冴える。リズムはジョンソンにアースキンの強力チーム。

 

アーティスト:渡辺貞夫(AS) 野力奏一(P) マーク・ジョンソン(B) ピーター・アースキン(DS) 他

 

収録曲:

01I THOUGHT ABOUT YOU
02BEAUTIFUL LOVE
03THE CHRISTMAS SONG
04IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING
05TOKYO DATING
06STOLEN MOMENTS
07ECHO
08HERE THERE AND EVERYWHERE
09VIOLETS FOR YOUR FURS
10LOVE WALKED IN
11ONE FOR JOJO

ジャイアント・ステップス~フィーチャリング・トゥー・ティーズ -1992年

ミンツァーのカルテットにブレッカーを乱入させたサックス・ファンが泣いて喜ぶアルバム。ここにはコンテンポラリー・サックスの技法のすべてがつまっている。これを完全コピーすれば、キミも明日からブレッカーだ!

 

アーティスト:ボブ・ミンツァー,マイケル・ブレッカー(ts)ドン・グロルニック(p)マイケル・フォーマネク(b)ピーター・アースキン(ds)

 

収録曲:

01ザ・サキソフォン
02ジャイアント・ステップス (ヴァージョン1)
03スリー・ピーセズ
04テナーマンズ・ラメント
05トゥー・ティーズ
06ソニー
07ボディ・アンド・ソウル~エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー
08スリー・リトル・ワーズ
09ジャイアント・ステップス (ヴァージョン2)

ラプソディア/ゴンサロ・ルバルカバ -1992年

ゴンサロ&キューバン・カルテットの大作。彼らの作り出す複雑なラテン・リズムは最初はノっていくのがむずかしいが、慣れるとこんな気持ちいいものもない。ゴンサロのスーパー・ピアニズムもますます進化している。

 

アーティスト:ゴンサロ・ルバルカバ(P,KEY) フェリペ・カブレラ(B) フリオ・バレト(DS) レイナルド・メリアン(TP)

 

収録曲:

01CONTAGIO
02CIRCUITO
03TRIBUTO
04SANTO CANTO (HOLLY CHANT)
05MOOSE THE MOOCHE
06CHANCLETERA
07RAPSODIA CUBANA

アイ・リメンバー・マイルス/ベニー・ゴルソン -1992年

ブラウニーに捧げた<アイ・リメンバー・クリフォード>で有名なゴルソンが、今度はマイルスにトリビュート。あくまでもオリジナルのアレンジを活かしながら、そこに独自性を付加する手腕はこの人ならではのものだ。

 

アーティスト:ベニー・ゴルソン(ts)エディ・ヘンダーソン(tp)カーティス・フラー(tb)マルグリュー・ミラー(p)レイ・ドラモンド(b)トニー・リーダス(ds)

 

収録曲:

01フォア
02ハートストリングス
03ラウンド・ミッドナイト
04バイ・バイ・ブラックバード
05ワン・デイ、フォーエヴァー (アイ・リメンバー・マイルス)
06枯葉
07ソー・ホワット
08アップタウン・アフターバーン

愛のクレッセント/ファラオ・サンダース -1992年

晩年のコルトレーン・ミュージックの代弁者でもあったファラオの、スピリチュアルなバラード集。コルトレーンの愛したナンバーを小細工なしに演奏しているが、それがむしろ感動を呼ぶ。音の良さも特筆に値する。

 

アーティスト:ファラオ・サンダース(TS) ウイリアム・ヘンダーソン(P) チャールズ・ファンブロー(B) シャーマン・ファーガソン(DS)

 

収録曲:

01LONNIE’S LAMENT
02SOFTLY FOR SHYLA
03WISE ONE
04NAIMA
05CRESCENT
06AFTER THE RAIN

ミュージング・フォー・マイルス/ジョー・ヘンダーソン -1992年

テナー・タイタンのヴァーヴ第2弾はマイルスへのオマージュ。ジョン・スコフィールドのカラフルなハーモニー・ワークと、ホランド~フォスターの推進力のあるビートに乗って、ジョー・ヘン・フレーズが気持ちよさそうに漂う。

 

アーティスト:ジョー・ヘンダーソン(TS) ジョン・スコフィールド(G) デイヴ・ホランド(B) アル・フォスター(DS)

 

収録曲:

01マイルス・アヘッド
02ジョシュア
03プフランシング (ノー・ブルース)
04フラメンコ・スケッチ
05マイルストーンズ
06テオ
07スウィング・スプリング
08サークル
09サイド・カー
10ソー・ニア、ソー・ファー

インソムニア/トーマス・チェイピン -1992年

チェイピンは、現代最先端のジャズを演出する”ニッティング・ファクトリー”育ちのアルト奏者。本作からは、黒人とは別の角度から表現の可能性を模索する彼の探究心が聴こえてくる。早すぎた死が惜しまれる。

 

アーティスト:トーマス・チェイピン(as,fl)マリオ・パヴォーン(b)マイケル・サリン(ds)アル・ブライアント,フランク・ロンドン(tp)カーティス・フォルクス(tb)マーカス・ロジャス(チューバ)他

 

収録曲:

01パンテオン
02インソムニア
03イクアトリア
04トリオ1
05クーデタ
06トリオ2
07ゴルゴ・サム
08イオタ

WOW/大西順子 -1992年

強烈な一撃で日本のジャズ・シーンを震撼させた大西順子のデビュー作。男勝りの強力なタッチとサウンドもさることながら、そのドライなセンスはそれまでのJ-ジャズにはなかったものだ。90年代の最重要作のひとつ。

 

アーティスト:大西順子(P) 嶋友行(B) 原大力(DS)

 

収録曲:

01THE JUNGULAR
02ROCKIN’ IN RHYTHM
03B-RUSH
04PROSPECT PARK WEST
05POINT-COUNTER-POINT
06BRILLIANT CORNERS
07NATURE BOY
08BROADWAY BLUES

マイルス・デイヴィス・トリビュート/ハービー・ハンコック・ウィズ・フレンズ -1992年

満を持したこのメンバーによるマイルス・トリビュート。互いのクセを知り尽くしているにもかかわらず、演奏には異様な緊張感がみなぎっている。大プレッシャーであったに違いないルーニーの頑張りもほめてあげたい。

 

アーティスト:ハービー・ハンコック(p)ウェイン・ショーター(ts,ss)ロン・カーター(b)トニー・ウィリアムス(ds)ウォレス・ルーニー(tp)

 

収録曲:

01ソー・ホワット
02RJ
03リトル・ワン
04ピノキオ
05エレジー
06エイティ・ワン
07オール・ブルース

 

アット・ザ・ディア・ヘッド・イン/キース・ジャレット -1992年

キースが10代の頃に出演していたジャズ・クラブへの30年ぶりの再訪。ドラムがデジョネットではなくモチアンなのがミソ。スタンダーズとは違った‘深さ‘が聞こえてくる。ぜひテザード・ムーンと聴きくらべてほしい。

 

アーティスト:キース・ジャレット(P) ゲイリー・ピーコック(B) ポール・モチアン(DS)

 

収録曲:

01SOLAR
02BASIN STREET BLUES
03CHANDRA
04YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
05YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
06BYE BYE BLACKBIRD
07IT’S EASY TO REMEMBER

ウエス・バウンド/リー・リトナー -1992年

モダン・ジャズ・ギターの神様。ウェス・モンゴメリーへの、リトナーからの捧げもの。コンテンポラリーなサウンドを通して、ウェスが有していた永遠の現代性というものが見えてくる。アーシーなムードが心地よい名盤。

 

アーティスト:リー・リトナー(G) ボブ・ジェームス(KEY) ロニー・フォスター(OG) ジョン・パティトゥッチ(B) ハーヴィー・メイソン,スティーヴ・ガッド(DS) マキシ・プリースト(VO) 他

 

収録曲:

01WES BOUND
02BOSS CITY
034 ON 6
04A LITTLE BUMPIN’
05WAITING IN VAIN
06GOIN’ ON TO DETROIT
07A NEW DAY
08OCEAN AVE.
09ROAD SONG
10WEST COAST BLUES
11N.Y. TIME

エバネセンス/マリア・シュナイダー・ジャズ・オーケストラ -コンダクター

女流コンポーザー兼オーケストラ・リーダー、マリア・シュナイダーのデビュー作。ボブ・ブルックマイヤーとギル・エバンスに師事したというだけあって、サウンドは斬新。が、フェミニンな繊細さも併せ持っている。

アーティスト:マリア・シュナイダー(comp,cond)トニー・カドレック、グレッグ・ギスバート、ローリー・フランクティム・ヘイガンス(tp,flh)ジョン・フェドチェック、キース・オキーン、ラリー・ファレル(tb)ジョージ・フライン(b,tb,tuba)他

収録曲:

01ウィーグリー

02エバネセンス

03ガムバ・ブルー
04サム・サークルズ
05グリーン・ピース
06ガッシュ
07マイ・ラメント
08ダンス・ユー・モンスター・トゥ・マイ・ソフト・ソング
09ラスト・シーズン

ロバート・ハースト・プレゼンツ/ロバート・ハースト -1992年

マルサリス兄弟との共演で一躍有名になったハーストのデビュー。ブランフォード・グループを核に、デトロイトの重鎮、ベルグレイブが加わったこの骨太なジャズは、当時の若手ジャズマンの一つの傾向を示している。

 

アーティスト:ロバート・ハースト(b)マーカス・ベルグレイヴ(tp,flh)ブランフォード・マルサリス(ss,as,ts,cl)ケニー・カークランド(p)ジェフ・ワッツ(ds)(5)(6)(12)ラルフ・マイルス・ジョーンズ(b-cl,fg)

 

収録曲:

01ダウン・フォー・ザ・コーズ
02デトロイト・レッド
03アイクリッグ
04ジョイス・フェイ
05インセサント・ララバイ
06ザ・スネーク・チャーマー
07エヴィデンス
08ウォーク・オブ・ザ・ネグレス
09ブルー・フリーズ
10バーツ・フラート
11デヴィルズ・ナイト・イン・モータウン
12インセサント・ララバイ…バイ

ユニバーサル・ランゲージ/ジョー・ロバーノ -1992年

本国ではその実力と音楽性が高く評価されているのに、日本では人気がブレイクしないロバーノ。本作を聴くとその理由、つまり高い評価とブレイクしない人気の理由がわかる。真実の音はなかなか理解されないものなのだ。

 

アーティスト:ジョー・ロヴァーノ(sax,fl,perc)テイム・ヘイガンズ(tp)ケニー・ワーナー(p)スティーヴ・スワロウ,チャーリー・ヘイデン,スコット・リー(b)ジャック・ディジョネット(ds)

 

収録曲:

01ルナ・パーク
02スカルプチュア
03ジョシー&ロージー
04ディス・イズ・オールウェイズ
05ワーシップ
06クリーヴランド・サークル
07ザ・ドーン・オブ・タイム
08ロスト・ネイションズ
09ヒプノシス
10チェルシー・ランデヴー

結成40周年記念~MJQ&フレンズ -1992年

多彩なゲストがMJQの結成40周年を華やかに祝う豪華記念盤。イリノイ・ジャケーからテイク6までよくもまあこれだけの顔ぶれがそろったものだが、一番すごいのはどんな人がきても微動だにしないMJQの強固さだ。

 

アーティスト:ジョン・ルイス(p)ミルト・ジャクソン(vib)パーシー・ヒース(b)コニー・ケイ,ミッキー・ローカー(ds)他

 

収録曲:

01バグス・グルーヴ
02オール・ザ・シングス・ユー・アー
03チェロキー
04インディアナ
05降っても晴れても
06柳よ泣いておくれ
07メモリーズ・オブ・ユー
08ブルース・フォー・ワニータ
09ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー
10イージー・リヴィング
11ジャンゴ
12ダーン・ザット・ドリーム
13ビリーズ・バウンス

プレイ・スタンダーズ/ゲイリー・トーマス~パット・メセニー -1992年

怪物トーマスと、自由の人メセニーが、よってたかってスタンダードを粉砕した問題作。好きか嫌いかは別として、当時のお手軽スタンダード・ブームに一石を投じた作品として無視はできない。メセニーの狂乱ぶりに唖然。

 

アーティスト:ゲイリー・トーマス(ts,ss,fl)パット・メセニー(g)ティム・マーフィー(p)アンソニー・コックス(b)テリ・リン・キャリントン(ds)スティーヴ・モス(perc)

 

収録曲:

01エンジェル・アイズ
02ザ・ベスト・シング・フォー・ユー
03ラッシュ・ライフ
04バイ・バイ・ベイビー
05ラメント
06ピース
07イッツ・ユー・オア・ノー・ワン
08ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ

ジョシュア・レッドマン -1992年

シーン全体が待ち望んでいたニュー・ヒーローのデビュー作。ベテラン大物の名前を借りずに、あえて日常的に共演している同世代のメンバーを起用したあたりにこの人の自信のほどがうかがえる。’オレのジャズ’宣言。

 

アーティスト:ジョシュア・レッドマン(ts)ケビン・ヘイズ(p)クリスチャン・マクブライド(b)グレゴリー・ハッチンソン(ds)

 

収録曲:

01ブルース・オン・サンデー
02ウィッシュ
03トゥリンクル・ティンクル
04エコーズ
05アイ・ガット・ユー (アイ・フィール・グッド)
06ボディ・アンド・ソウル
07トライバリズム
08グルーヴ・X (バイ・エニー・ミーンズ・ネセサリー)
09ソルト・ピーナッツ
10オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート
11サブリメイション

ピアノ・ナイト/ケニー・ドリュー -1992年

ペデルセンが保管していたスイス公演の音源で、ドリューの死後発表された。ドライブ感にあふれた力強い演奏は10カ月後の死など微塵も予感させない。ドリューのライブはたくさんあるが、これは最上の部類に属する。

 

アーティスト:ケニー・ドリュー(p)ニールス・ペデルセン(b)アルヴィン・クイーン(ds)

 

収録曲:

01イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ
02イット・マイト・アズ・ウェル・ビー・スプリング
03ブルーソロジー
04サンバ・ペティーテ
05イエスタデイズ
06マイ・シャイニング・アワー
07セント・トーマス

クルディッシュ・ダンス/山下洋輔 -1992年

山下洋輔のニューヨーク・トリオにロバーノをぶつけるという大胆なアイディアが見事に成功した作品。重心の低いベースとドラムに支えられ、音楽が飛翔していくこの独特のスイング感は、山下が獲得した新しい境地だ。

 

アーティスト:山下洋輔(p)ジョー・ロヴァーノ(ts)セシル・マクビー(b)フェローン・アクラフ(ds)

 

収録曲:

01クルディッシュ・ダンス
02バック・ヤード
03アクト3-8
04ブルックリン・エクスプレス
05タイニー・スクエア
06サブウェイ・ギグ
07フォース・ストリート・アップ
08ケイズ・ギフト

ロマンティック/ゴンサロ・ルバルカバ -1992年

ゴンサロ率いるキューバン4がその全貌をあらわしたのが本作だ。キューバという国の底の知れなさを思い知らされる超絶のプレイの連続。が、そこに流れるロマンチシズムも無視できない。曲によってはヘイデンも参加。

 

アーティスト:ゴンサロ・ルバルカバ(P)レイナルド・メリアン(TP)(1)(4)~(6)(9)~(11)(13)フェリペ・カブレラ,(2)(3)(7)(8)(12)チャーリー・ヘイデン(B)フリオ・バレト(DS)

 

収録曲:

01ラテン・プロジェクトのプレリュード
02トランスペアランス
03アワ・スパニッシュ・ラヴ・ソング
04ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
05三つの言葉 (ウィズアウト・ユー)
06コミエンソ
07ラヴ・レターズ
08パーフィディア
09ヌエストロ・バランセ
104時20分
11シエンプレ・マリア
12ナディエ・メ・アマ
13キサス・キサス・キサス

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