20世紀ジャズ名盤の全て

シークレット・ストーリー/パット・メセニー -1991年

この時点におけるメセニー・ミュージックの集大成。生のストリングスやホーンをふんだんに使っているが、どの音も表現に密接に結びついている。美しく、タフで、新しいこんな音楽、メセニー以外の誰も作れやしない。

 

アーティスト:パット・メセニー(g,synth,per,etc)ロンドン・フィル・オーケストラ、ロイヤル・バレエ・ピンピート・オーケストラ、カンボジアの子どもたち、アンディ・フィンドン(fl)マイク・メセニー、マイケル・モスマン、ライアン・カイザー(tp,flh)デイブ・バージェロン(tb,tuba)デイブ・テイラー(btb)ほか

 

収録曲:

01アバヴ・ザ・トゥリートップス
02フェイシング・ウエスト
03カシードラル・イン・ア・スーツケース
04ファインディング・アンド・ビリーヴィング
05ザ・ロンゲスト・サマー
06サンライト
07レイン・リヴァー
08オールウェイズ・アンド・フォーエヴァー
09シー・ザ・ワールド
10アズ・ア・フラワー・ブロッサムズ
11アントニア
12ザ・トゥルーズ・ウィル・オールウェイズ・ビー
13テル・ハー・ユー・ソー・ミー
14ノット・トゥ・ビー・フォーガトゥン

アップフロント/デビッド・サンボーン -1991年

どす黒いファンク・ビートにのせてサンボーン節が舞い踊る超ゴキゲン盤。この突き上げるようなノリに腰の動かない人は、おそらくファンクとは縁のない人だ。この後数年、サンボーンの大ブレイクは続くことになる。

 

アーティスト:デヴィッド・サンボーン(AS,SS) マーカス・ミラー(B,KEY,G) スティーヴ・ジョーダン(DS) リッキー・ピーターソン(OG) ドン・アライアス(PERC) ウィリアム“スペースマン”ピーターソン(G) 他

 

収録曲:

01SNAKES
02BENNY
03CROSSFIRE
04FULL HOUSE
05SOUL SERENADE
06HEY
07BANG BANG
08ALCAZAR
09RAMBLIN’

ドゥー・バップ/マイルス・デイビス -1991年

帝王最後のスタジオ録音は、当時ブレイクの兆しを見せていたラップを大胆に取り入れた作品だった。もっとも巷にあふれる似て非なるラップとはとても比べられない。彼はストリートと芸術をおなじ次元に定着させた。

 

アーティスト:マイルス・デイヴィス(TP) ケニー・ギャレット(AS) デロン・ジョンソン(KEY) イージー・モー・ビー(PROG,SAMPLES,RAP) 他

 

収録曲:

01MYSTERY
02THE DOO – BOP SONG
03CHOCOLATE CHIP
04HIGH SPEED CHASE
05BLOW
06SONYA
07FANTASY
08DUKE BOOTY
09MYSTERY

ケニー・カークランド・デビュー -1991年

今は亡きカークランドが残した唯一のリーダー作。ストレート・ジャズだけではなく、ロックやポップにも強い彼らしく、ボーダーレスな音楽が縦横無尽に繰り広げられる。この才能が21世紀に生き続けていたら…。

 

アーティスト:ケニー・カークランド(P,KEY) (1)(2)(4)(9)(10)ブランフォード・マルサリス(SAX) (1)(4)(7)チャーネット・モフェット(B) ジェフ・ワッツ(DS) (6)クリスチャン・マクブライド(B)他

 

収録曲:

01MR.J.C.
02ミッドナイト・サイレンス
03エル・レイ
04スティーピアン・フェイス
05セリア
06チャンス
07ホエン・ウィル・ザ・ブルース・リーヴ
08アナ・マリア
09レヴェレイションズ
10クリス・クロス
11ブラスフェミー

裸のランチ/オーネット・コールマン -1991年

バロウズの原作をクローネンバーグが映画化し、そのサントラをオーネットが担当した…、となればこれは傑作以外の何ものでもない。トリオとロンドン・フィルのせめぎ合いが、映画以上の不気味な快楽をもたらす。

 

アーティスト:ハワード・ショア(comp)オーネット・コールマン(as)バール・フィリップス(b)ディナード・コールマン(ds)ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ

 

収録曲:

01裸のランチ
02ハウザーとオブライエン/害虫駆除薬
03マグワンプ
04ムカデ
05ブラック・ミート
06シンパティコ/ミステリオーソ
07ファデラの集会
08インターゾーン組曲
09ウィリアム・テルごっこ
10ムジャハディン
11インターソング
12ベンウェイ医師
13クラーク・ノヴァの死
14バラッド/ジョーン
15クローケのオウム/真夜中の日の出
16真実はなく、すべてが許されて
17アネクシアへようこそ
18作家

コーリング・ユー/ホリー・コール -1991年

いわゆるジャズ・ボーカルとは一線を画したフィールドで自分の歌を追求するコール。彼女が本作で登場した時は、本当に鮮烈だった。聖女と娼婦が同居したような神秘的なムードは、現在も多くのファンを魅了している。

 

アーティスト:ホリー・コール(VO) アーロン・デイヴィス(P) デヴィッド・ピルチ(B) ジョニー・フリーゴ(VN) ロバート・スティーヴンソン(BS-CL)

 

収録曲:

01TRUST IN ME
02I’M GONNA LAUGH YOU RIGHT OUT OF MY LIFE
03IF I WERE A BELL
04SMILE
05PURPLE AVENUE
06CALLING YOU
07GOD WILL
08ON THE STREET WHERE YOU LIVE
09HONEYSUCKLE ROSE
10I’LL BE SEEING YOU

 

 

シング・ソウェト/テレンス・ブランフォード -ブログ

ポスト・ウイントンの筆頭だったテレンスのソロ・デビュー作。ウイントンを目標にしてきたというだけあって、そのテクニックは申し分ない。が、そのテクニックの裏側にある伸びやかな叙情こそが彼の個性だろう。

 

アーティスト:テレンス・ブランチャード(tp)ブルース・バース(p)ロドニー・ウィテカー(b)(2)(3)(8)ブランフォード・マルサリス,(5)(7)(9)サム・ニューサム(ts)(2)~(4)ジェフ・ワッツ,(1)(5)~(9)トロイ・デイヴィス(ds)

 

収録曲:

01マザーレス・チャイルド
02ワンダリング・ワンダー
03トゥモロウズ・ジャスト・ア・ラグジュアリー
04グッドバイ
05オウ・プリヴァーヴ
06シング・ソウェト
07アイム・ゲッティング・センチメンタル・オーヴァー・ユー
08アザニア
09アメイジング・グレイス

フォープレイ/フォープレイ -1991年

フュージョン・シーンを代表する4人のミュージシャンによるスペシャル・ユニットのでデビュー盤。メイン・コンセプトはファッショナブルでインティメイトなサウンドだが、時折名人ならではの凄みがギラリと光る。

 

アーティスト:ネイザン・イースト(B) ハーヴィー・メイソン(DS) ボブ・ジェイムス(KEY) リー・リトナー(G) (6)エル・デバージ(VO)

 

収録曲:

01BALI RUN
02101 EASTBOUND
03FOURPLAY
04MOONJOGGER
05MAX-O-MAN
06AFTER THE DANCE
07QUADRILLE
08MIDNIGHT STROLL
09OCTOBER MORNING
10WISH YOU WERE HERE
11RAIN FOREST

ジャズ・ギターの逆襲/ケビン・ユーバンクス -1991年

その音に静かなる狂気が宿るギタリスト、ユーバンクスのブルーノート移籍第1弾。ピックではなく指で弾かれるサウンドが異質だが、一度ハマると抜けられない。ジョーダンのアルト・フルートとのアンサンブルも異色。

 

アーティスト:ケヴィン・ユーバンクス(G) ケント・ジョーダン(ALTO FLUTE) デイヴ・ホランド,チャーネット・モフェット(B) マーヴィン・スミティ・スミス(DS)

 

収録曲:

01ターニング・ポイント (パート1)
02アフターマス (パート2)
03イニシエイション (パート3)
04ニュー・ワールド・オーダー
05カラーズ・オブ・ワン
06スパイラル・ウェイズ
07フリーダム・チャイルド
08オン・マイ・ウェイ・トゥ・パラダイス
09リンガリング・デスティニー

瞳のささやき/ローラ・フィジィ -1991年

オランダからやってきたセクシーな歌姫のソロ・デビュー。ステージではプロ意識に徹したエンタテイナーぶりが目立つが、もちろん歌のうまさもピカ一。最近は色っぽいジャズ・ボーカルが少ないとお嘆きの方に。

 

アーティスト:ローラ・フィジィー(VO) トゥーツ・シールマンス(HCA) フェルディナンド・ポペル(SAX,FL) グエナエル・ミコー(KEY) フィリップ・カテリーン(G) ルード・ヤコブス(B) ピーター・イプマ(DS) 他

 

収録曲:

01GOODMORNING HEARTACHE
02I’VE GROWN ACCUSTOMED TO HIS FACE
03LET’S GET AWAY FROM HERE
04WILLOW WEEP FOR ME
05JUST ONE OF THOSE THINGS
06IMPOSSIBLE
07DREAM A LITTLE DREAM
08MY FOOLISH HEART
09GO AWAY LITTLE BOY
10DON’T IT MAKE MY BROWN EYES BLUE
11GUESS WHO I SAW TODAY
12GIRL TALK
13OUT OF SIGHT, OUT OF MIND
14STUCK ON YOU
15CAN IT BE DONE

プレゼント・テンス/ボビー・ワトソン -1991年

新伝承派の立役者、ボビー・ワトソンの移籍第1作。唖然とするようなテクニックがここでは着実に表現に結びついている。現代のストレート・アヘッドに直結するサウンド。

 

アーティスト:ボビー・ワトソン(as)ヴィクター・ルイス(ds)エドワード・サイモン(p)テレル・スタッフォード(tp)エシオット・オコン・エシオット(b)

 

収録曲:

01プレゼント・テンス
02ビーム・ミー・アップ
03モンク・ヒー・シー、モンク・ヒー・ドゥ
04アイ・ゴット・イット・バッド・アンド・ザット・エイント・グッド
05ザ・ミステリー・オブ・エボップ
06ヘイ・ナウ
07マイノリティ
08ブッシュ・ソング
09ラヴ・リメインズ
10デックス・メックス
11アット・ザ・クロスロード
12エピローグ1

ストレート・トゥ・ザ・スタンダード/ザ・ジャズ・ネットワークス -1991年

ジャズ・ネットワークスは日米のヤング・ライオンによる混成グループ。これを聴くと、もはや日本とアメリカのトップ・レベルのあいだにはほとんど差がないことがわかる。新鮮な解釈と率直なプレイがすがすがしい。

 

アーティスト:ロイ・ハーグローブ(TP)アントニオ・ハート(AS)椎名豊(P)嶋友行(B)大坂昌彦(DS)

 

収録曲:

01BOHEMIA AFTER DARK
02LOVE YOUR SPELL IS EVERYWHERE
03WORK SONG
04I REMEMBER CLIFFORD
05STRAIGHT NO CHASER
06BUT NOT FOR ME
07ALONE TOGETHER
08LOTUS BLOSSOM
09EASY TO LOVE

テザード・ムーン/菊池雅章 -1991年

スタンダーズとは別の方向性で、しかし唯一拮抗するトリオのデビュー盤。スタンダーズの到達した’高み’に対して、彼らの音楽はどこまでも’深い’。この深遠なる表現の一端を担うのが、我らとおなじ日本人だとは!

 

アーティスト:菊地雅章(P) ゲイリー・ピーコック(B) ポール・モチアン(DS)

 

収録曲:

 

ザ・ビレッジ・バンガード/ベニー・グリーン -1991年

若手随一のファンキー・ピアニストの、アッチッチのバンガード・ライブ。ピーターソンが自分の後継者に指名しただけあって、そのフィーリングは黒人も真っ青。まだ10代だったクリスチャンの驚異的プレイも聴ける。

 

アーティスト:ベニー・グリーン(P) クリスチャン・マクブライド(B) カール・アレン(DS)

 

収録曲:

01イントロダクション
02ドント・ビー・シェイムド
03ハンフリー
04ブーズ・マーチ
05ビューティフル・ムーンズ・アゴー
06テスティファイン
07カールズ・ブルース
08ダウン・バイ・ザ・リヴァーサイド
09アイ・シュッド・ケア
10ザ・シーク・オブ・アラビー
11マクシング
12ビリー・ボーイ

 

クリフォード・ジョーダン・ビッグ・バンド・ライブ -1991年

ジョーダンは死の直前ビッグ・バンドを率いて来日したが、本人はガンが進行しほとんど演奏できなかった。が、ここでは彼の豪快なブロウをたっぷりフィーチャー。ビッグ・バンドならではのダイナミズムが堪能できる。

 

アーティスト:クリフォード・ジョーダン(ts)ディジー・リース,ドン・シックラー(tp)ジェローム・リチャードソン(as)ロニー・マシューズ(p)デヴィッド・ウィリアムス(b)ヴァーネル・フォーニア(ds)他

 

収録曲:

01アイ・ウェイテッド・フォー・ユー

02ハイエスト・マウンテン

03コン・マン

04ダウン・スルー・ジ・イヤーズ

05ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニモア

06ステイタス・クォー

07ジャパニーズ・ドリーム

08サード・アヴェニュー

09チャーリー・パーカーの最後の晩餐

 

キャッチング・アップ/ジョージ・ムラーツ -1991年

実力的にはピカイチなのに、日陰モノ的な印象があるムラーツの、久々のリーダー作。とは言えベース・ソロが全編でフィーチャーされるわけではなく、創造的なバッキングを通して、彼のめざすジャズの形が見える。

 

アーティスト:ジョージ・ムラーツ(b)リッチー・バイラーク(p)ピーター・ドナルド(ds)

 

収録曲:

01ビューティフル・ラヴ
02ウィステリア
03ソーラー
04ヤング・アンド・フーリッシュ
05レクティリニアー
06フォー・B.C.
07ナルディス
08アンネイムド・バラード

バイ・バイ・ブラックバード/キース・ジャレット -1991年

マイルスの死に際して、スタンダーズが急遽スタジオ入りして吹き込んだ追悼作。通常の彼らの音楽にくらべて’ひっかかり’のようなものが感じられるのは、鉄壁のトリオにマイルスという異物が混入しているからか。

 

アーティスト:キース・ジャレット(P) ゲイリー・ピーコック(B) ジャック・ディジョネット(DS)

 

収録曲:

01BYE BYE BLACKBIRD
02YOU WON’T FORGET ME
03BUTCH AND BUTCH
04SUMMER NIGHT
05FOR MILES
06STRAIGHT NO CHASER
07I THOUGHT ABOUT YOU
08BLACKBIRD, BYE BYE

ラッシュ・ライフ/ジョー・ヘンダーソン -1991年

「ジョー・ヘン、久々の復活!」と話題を集めた作品。もっとも本人は、引退したことは一度もないと言っていたが……。ウィントンら若手を多数起用しながら、一歩もひけをとることのないテナー・タイタンの貫録を聴け!

 

アーティスト:ジョー・ヘンダーソン(TS) ウィントン・マルサリス(TP) スティーブン・スコット(P) クリスチャン・マクブライド(B) グレゴリー・ハッチンソン(DS)

 

収録曲:

01ISFAHAN
02JOHNNY COME LATELY
03BLOOD COUNT LATELY
04RAIN CHECK
05LOTUS BLOSSOM
06A FLOWER IS A LOVESOM THING
07TAKE THE “A” TRAIN
08DRAWING ROOM BLUES
09U.M.M.G.
10LUSH LIFE

ライブ/ブランフォード・マルサリス -1991年

『ザ・ビューティフル・ワンズ』から約4か月後のライブで、曲は『ザ・ビューティフル・ワンズ』のものが中心。ブランフォードのライブの熱さには定評があるが、本作からもそれはビシビシ伝わってくる。サイドの二人も大熱演だ。

 

アーティスト:ブランフォード・マルサリス(ts,ss)ロバート・ハースト(b)ジェフ・ワッツ(ds)

 

収録曲:

01シャヴィアズ・ライア
02エヴリシング・ハプンズ・トゥ・ミー
03ザ・ビューティフル・ワンズ
04シティズン・テイン
0513日の金曜日
06ラウズド・アバウト

カーネギー・ホール・コンサート/秋吉敏子 -1991年

渡米35周年を記念しておこなわれた秋吉敏子ジャズ・オーケストラのカーネギー・ライブ。ビバップと日本の音調を融合させたトシコ・サウンドがNYの音楽の殿堂で鳴り響く……。同じ日本人として感無量である。

 

アーティスト:秋吉敏子(p)ルー・タバキン(ts,fl)マイク・ボネラ,ジョン・エッカート,グレック・ギスバート(tp)ジョー・モグレナリ,ハーブ・ベッソン,コンラード・ハーウィグ,ラリー・ファレル(tb)マット・フィンダース(btb)フランク・ウエス(as,fl)他

 

収録曲:

01イントロダクション
02チルドレン・オブ・ザ・ユニヴァース
03アイ・ノウ・フー・ラヴス・ユー
04アフター・ミスター・テン
05ユア・ビューティ・イズ・ア・ソング・オブ・ラヴ
06鴻臚館組曲
07チェイシング・アフター・ラヴ
08ハウ・ドゥ・ユー・ゲット・トゥ・カーネギー・ホール

ライブ・アット・モントルー/マイルス・デイビス -1991年

ギル・エバンスのスコアをクインシー・ジョーンズが再現し、そこにマイルスが入るという驚きの企画。常に未来しか見なかったマイルスがここに来て過去を振り返ったのは、死期が近いことを悟っていたのだろうか。

 

アーティスト:マイルス・デイヴィス,ルー・ソロフ,マイルス・エヴァンス(TP) クインシー・ジョーンズ(指揮) ケニー・ギャレット(AS) ウォレス・ルーニー(TP,FLH) ジョージ・アダムス(TS,FL) ギル・ゴールドスタイン(KEY) グラディ・テイト(DS) 他

 

収録曲:

01INTRODUCTION BY CLAUDE NOBS AND QUINCY JONES
02BOPLICITY
03INTRODUCTION TO MILES AHEAD MEDLEY
04SPRINGSVILLE
05MAIDS OF CADIZ
06THE DUKE
07MY SHIP
08MILES AHEAD
09BLUES FOR PABLO
10INTRODUCTION TO PORGY AND BESS MEDLEY
11ORGONE
12GONE, GONE, GONE
13SUMMERTIME
14HERE COME DE HONEY MAN
15THE PAN PIPER
16SOLEA

ジャスティン・タイム/ジャスティン・ロビンソン -1991年

ボビー・ワトソンの秘蔵っ子、ロビンソンのデビュー作。新人離れした歌心たっぷりのブロウは師匠譲りか。脇を固めるメンバーの顔触れも、ロビンソンの実力の証左となるだろう。プロデュースもワトソンがつとめた。

 

アーティスト:ジャスティン・ロビンソン(as)ケニー・バロン,スティーヴン・スコット(p)ピーター・ワシントン(b)ルイス・ナッシュ(ds)エディ・ヘンダーソン(tp)ボビー・ワトソン,ゲイリー・ハーツ(as)他

 

収録曲:

01オード・フォー・アローン
02アット・ザ・ドロップ・オブ・ア・ハット
03カトリーズ
04クワイエット・アズ・イッツ・ケプト
05アドニル
06フォー・ゾーズ・フー・ノウ
07ウィール・ビー・トゥゲザー・アゲイン
08ジンジャーブレッド・ボーイ

シャーリー・ホーン・ウィズ・ストリングス -1991年

マイルスも絶賛する弾き語りの名手、ホーンのウィズ・ストリングス集。抑制された表現が、逆にこの人の音楽の深さを感じさせる。プロデューサーもつとめたマンデルのアレンジも極上のブランデーを思わせる味わい。

 

アーティスト:シャーリー・ホーン(vo,p)チャールズ・エイブルス(b)スティーヴ・ウィリアムス(ds)(4)(9)ウィントン・マルサリス(tp)

収録曲:

01ヒアズ・トゥ・ライフ
02カム・ア・リトル・クローサー/ワイルド・イズ・ザ・ウィンド
03ハウ・アム・アイ・トゥ・ノウ?
04ア・タイム・フォー・ラヴ
05ホエア・ドゥ・ユー・スタート?
06ユー・アー・ニアラー
07リターン・トゥ・パラダイス
08イズント・イット・ア・ピティ?
09クワイエットリー・ゼア
10イフ・ユー・ラヴ・ミー (愛の讃歌)
11サマー (エスターテ)

ジャズ・フューチャーズ~ライブ・イン・コンサート -1991年

ジャズの未来を担うヤング・ライオンが集結したスペシャル・グループ。この音楽を聴くと、伝統を尊重しつつそこに新しい感覚を盛り込むというウイントンが提示したアプローチがいかに有効なものであったかがわかる。

 

アーティスト:ロイ・ハーグローヴ,マーロン・ジョーダン(tp)アントニオ・ハート(as)ティム・ウォーフィールド(ts)マーク・ホイットフィールド(g)ベニー・グリーン(p)クリスチャン・マクブライド(b)カール・アレン(ds)

 

収録曲:

01モード・フォー・ジョン
02スターリング・シルヴィア
03ブルー・ムーン
04ピカデリー・スクエア
05魅惑されて
06スターダスト
07メドガー・エヴァーズ・ブルース
08ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ
09パブリック・アイ

アース・ウォーク/ジャック・デジョネット・スペシャル・エディション -1991年

ネイティブ・アメリカンの血を引くデジョネットが、自らのルーツを音楽で表現した。大自然の鼓動が少しの嫌味もなく最先端のモダン・ジャズに溶け込んでいるところが素晴らしい。このユニットの最高作のひとつ。

 

アーティスト:ジャック・デジョネット(DS) グレッグ・オズビー,ゲイリー・トーマス(SAX) マイケル・ケイン,ロニー・プラキシコ(P)

 

収録曲:

01IT’S TIME TO WAKE UP AND DREAM
02BLUE
03WHERE OR WAYNE
04PRIESTESSES OF THE MIST
05EARTH WALK
06ON GOLDEN BEAMS
07ONE ON ONE
08LYDIA
09MONK’S PLUMB
10IT’S TIME TO WAKE UP AND DREAM

リトル・ウイング/ルー・ソロフ -1991年

地味ながら、そこらの若造が束になってもかなわない実力を持つソロフのリーダー作。ギル・オーケストラの仲間たちが全面的にバックアップし、ストレート・アヘッドよりもさらに一歩進んだサウンドが生まれた。

 

アーティスト:ルー・ソロフ(tp)レイ・アンダーソン(tb)ギル・ゴールドスタイン(p,syn)ピート・レヴィン(og,syn,vocoder)マーク・イーガン(b)ケンウッド・デナード(ds)マノロ・バドレナ(perc)

 

収録曲:

01ラ・トアラ
02トゥルー・コンフェッション
03アリガトリー・クロコダイル
04ヒーリング・パワー
05パラ・ロス・パピネス
06コーラル・キャニオン
07タパジャック
08リトル・ウイング

プレイズ・ビバップVol.1&2/富樫雅彦&J.J.スピリッツ -1991年

日本が世界に誇るパーカッション奏者、富樫が、久々にビバップをストレートに演奏した快作。長年にわたって日本のジャズを支えてきた屈指のメンバーによる音楽は、まさにジャパン・ジャズのスピリットがみなぎっている。

 

アーティスト:富樫雅彦(PERC) 佐藤允彦(P) 峰厚介(TS) 井野信義(B)

 

収録曲:

[Vol.1]

01CONFIRMATION
02IN A SENTIMENTAL MOOD
03OLEO
04STELLA BY STARLIGHT
05I REMEMBER CLIFFORD
06A NICHT IN TUNISIA|MONK’S HAT BLUES
[Vol.2]
01MONK’S HAT BLUES|I’LL REMEMBER APRIL
02IT MICHT AS WELL BE SPRING
03ON A SLOW BOAT TO CHINA
04IF I SHOULD LOSE YOU
05EVERYTHING HAPPENS TO ME
06JOY SPRING
07BEMSHA SEING

 

アフリカ(われらが祖先のスピリッツ)/ランディ・ウェストン -1991年

『リトル・ナイルス』で示唆したアフリカへの憧憬と回帰意識をストレートに打ち出した名盤。メルバ・リストンの全面協力によって生まれた力強く雄大で、かつ神秘的なサウンドは、まさにアフリカの大地を連想させる。

 

アーティスト:ランディ・ウェストン(p)アイドリース・シュリーマン(tp)ベニー・パウエル(tb,b-tb)タリブ・キブウェ(as,fl)ビリー・ハーパー(ts)デュウェイ・レッドマン(ts)アレックス・ブレイク(b)アイドリス・ムハマッド(ds)他

 

収録曲:

[Disc 1]
01アフリカの村~ベッドフォード・スタイヴサント1
02ヒーラーズ
03アフリカン・クックブック
04ラ・エラハ・エラ・アラー
05ザ・コール
[Disc 2]
01アフリカの村~ベッドフォード・スタイヴサント2
02ザ・セヴンス・クイーン
03ブルー・モーゼス
04アフリカン・サンライズ
05祈り

ザ・ビューティフル・ワンズ/ブランフォード・マルサリス -1991年

ブランフォードお得意のピアノレス・トリオだが、曲によってウイントンやコートニーが加わる。ブランフォードのサックスは、全体の音調からけっして大きく外れずに、それでいて自由を感じさせるところが素晴らしい。

 

アーティスト:ブランフォード・マルサリス(sax)ウィントン・マルサリス(tp)コートニー・パイン(ts)ボブ・ハースト(b)ジェフ・ワッツ(ds)他

 

収録曲:

01ラウズド・アバウト
02ビューティフル・ワンズ
03シャヴィアズ・ライア
04ケイン&アベル
05シティズンズ・テイン
06ジルジャンズ・アイズル
07デュウィ・ベイビー
08ビーツ・リマーク

フォー・マイ・レディ/トゥーツ・シールマンス -1991年

名手シールマンスがシャーリー・ホーンのトリオと共演したアルバム。ホーンのトリオはオーソドックスだがドラマチックで、シールマンスが吹くハーモニカの味わいと実にマッチしている。4曲目ではホーンが本職の歌も。

 

アーティスト:トゥーツ・シールマンス(HCA,G,ホイッスル) シャーリー・ホーン(P,(4)VO) チャールス・エイブルス(B) スティーヴ・ウィリアムス(DS)

 

収録曲:

01フォー・マイ・レディ
02ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン
03ブルース・イン・ザ・クローゼット
04サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
05アイム・ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト
06ザ・モア・アイ・シー・ユー
07ザ・ムーチ
08クローズ・ユア・アイズ
09ブルー・アンド・センチメンタル
10コルコヴァード
11柳は泣いている
12ワンス・イン・ア・ホワイル

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