20世紀ジャズ名盤の全て

ザッツ・ファンキー/ベニー・ゴルソン -1990年代

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ファンキーの名曲を再現するために、ゴルソンやN.アダレイらが集まって収録した御機嫌なアルバム。ジャズ・メッセンジャーズの雰囲気をリラックスしてダイナミックに仕上げていて、ファンキーの本流を満喫できる。(3)(7)はゴルソン、(4)はアダレイ作。
トラックリスト

01モーニン
02ザ・サイドワインダー
03ミシシッピ・ウィンドウズ
04ワーク・ソング
05マック・ザ・ナイフ (ファンキー・アレンジ)
06モリタート (モダン・ビバップ・アレンジ)
07ブルース・マーチ
演奏

ベニー・ゴルソン(ts)ナット・アダレイ(tp)モンティ・アレキサンダー(p)レイ・ドラモンド(b)マーヴィン“スミティ”スミス(ds)

ディア・ミスター・コール~バイ・リクエスト/ジョン・ピザレリ -ジョン・ピザレリ

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確固たる様式の中で軽妙であることも、またジャズの魅力のひとつ。そういった意味でこのナットのレパートリー集は古典落語的な1枚だ。ピザレリは若き真打ちの面目躍如たる快演ぶり。ピアノ、ベースも好サポートで、(4)のソロなど見事なまでに楽しげだ。
トラックリスト

01ホワット・キャン・アイ・セイ
02リトル・ガール
03ユー・マスト・ビー・ブラインド
04スウィート・ジョージア・ブラウン
05ペイパー・ムーン
06セプテンバー・ソング
07表通りで
08ネイチャー・ボーイ
09ディス・ウェイ・アウト
10トゥー・マーヴェラス・フォー・ワーズ
11ルート66
12スウィート・ロレイン
13ストレイテン・アップ・アンド・フライ・ライト
14ハニーサックル・ローズ
15ラヴ
16アンフォゲッタブル
17ジェニーの肖像
18ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング
演奏

ジョン・ピザレリ(vo,g)ベニー・グリーン(p)クリスチャン・マクブライド(b)

枯葉/セルジオ・サルバトーレ -1990年代

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1981年生まれのピアニストの第2弾。強力リズム陣にチック、ブレッカー兄弟、バートンという贅沢な顔ぶれ。年齢を意識してしまうが、ふり払ってきくと、きこえてくるのは真綿のようなフィーリングと優美さだ。少年に戻っていくような気持ちよさがある。
トラックリスト

01枯葉
02フットプリンツ
03チューン・アップ
04ロックト・アップ・コンビネーション
05タイムス・プレース
06モーメンツ・イン・モントリオール
07オ・プリヴァーヴ
08シー・ジャーニー
09オールモスト・ホーム
10虹のかなたに
11ネヴァー・マインド・マイ・ハート
演奏

セルジオ・サルヴァトーレ(p)ジミー・ハスリップ,ジェイ・アンダーソン(b)ウィリアム・ケネディ,ダニー・ゴットリーブ(ds)(8)チック・コリア(p)(4)(6)マイケル・ブレッカー(ts)(2)(4)ランディ・ブレッカー(tp)(5)(9)ゲイリー・バートン(vib)

プロフェット・スピークス/ミルト・ジャクソン -1990年代

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聴く度に驚かされるのが、この人のブルース感覚だ。まったく衰えていない。本作でも当時売りだし中だったジョシュア・レッドマンを迎え、じつにツボを押さえた安定感のある演奏を聴かせる。マンネリのようでマンネリでない、普遍的な魅力を感じさせるアルバムなのだ。
トラックリスト

01プロフェット・スピークス
02イン・ア・センチメンタル・ムード
03ファイヴ・オクロック・イン・ザ・モーニング
04ユー・アー・ソー・ビューティフル
05オフ・マイナー
06カム・トゥ・ミー
07ワンダー・ホワイ
08リヴ・ヴァイタリゼーション
09人生の楽しき秘密よ
10シリアス・グリース
11マイ・ロマンス
12ブルー・モンク
演奏

ミルト・ジャクソン(VIB) シダー・ウォルトン(P) ジョン・クレイトン(B) ビリー・ヒギンズ(DS) ジョー・ウィリアムス(VO) ジョシュア・レッドマン(TS)

PONTA BOX -1990年代

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日本一のドラマー、村上“ポンタ”秀一が初めて結成したリーダー・グループがこのトリオ。ここには彼のこれまでの活動のすべてが詰め込まれていると言っても過言ではない。日本最高峰のピアノ・トリオ・アルバム。黙って聴きなさい。
トラックリスト

01NOTHING FROM NOTHING|WELL, YOU NEEDN’T
02FAIRY TALE
03PIN TUCK
04FILL IN
05NABI’S NAPPING
06FIFTEEN
07HERO INN
08NEFERTITI|PINOCOHIO
09CONCRETE 1994
10POOH-SONG
演奏

村上“ポンタ”秀一(DS) 佐山雅弘(P) (10)水野正敏(B)

 

スピリチュアル組曲/ウイントン・マルサリス -1990年代

 

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ここ数年、独自の硬派路線を突っ走る若き巨匠ウィントン。ボリュームたっぷりの2枚組の新作では、教会音楽に挑戦。アメリカ黒人の伝統に敬意を表し、卓越した技術で自己の本質に迫る。比較的聴きやすい内容になったのは、とりあげた題材のせいだろう。

トラックリスト

[Disc 1]
01デヴォーショナル
02コール・トゥ・プレイヤー
03プロセッショナル
04リプレゼンタティヴ・オファーリングス
05ザ・ローズ・プレイヤー
06ヒム
07スクリプチュア
08プレイヤー:イントロダクション・トゥ・プレイヤー~イン・ディス・ハウス~コーラル・レスポンス
09ローカル・アナウンスメンツ
10オルター・コール1
11同2
[Disc 2]
01イン・ザ・スウィート・エンブレイス・オブ・ライフ
02サーモン:ファザー~サン~ホリー・ゴースト
03インヴィテイション
04リセッショナル
05ベネディクション
06アップテンポ・ポステュード
07ポット・ブレスト・ディナー

演奏

ウィントン・マルサリス(tp)ワイクリフ・ゴードン(tb)ウェス・アンダーソン(as)トッド・ウィリアムス(ts,ss)エリック・リード(p)レジナルド・ヴィール(b)ハーリン・ライリー(ds)マリオン・ウィリアムス(vo)

ウイ・リブ・ヒア/パット・メセニー -1990年代

PAT METHENY GROUP / パット・メセニー・グループ / WE LIVE HERE / ウィ・リヴ・ヒア

メセニー・ファンには、あまりにポップであるがゆえについ見過ごされがちな95年リリース作品。R&Bテイストを取り入れており、今となってはこの”軽さ”がかえってPMG史上でも貴重な瞬間だったのかもと思えてくる。「アンド・ゼン・アイ・ニュー」などはそのまま歌モノにしちゃえそうだし。

 

トラックリスト

1. ヒア・トゥ・ステイ

2. アンド・ゼン・アイ・ニュー

3. ザ・ガールズ・ネクスト・ドア

4. トゥ・ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド

5. ウィ・リヴ・ヒア

6. エピソード・ダジュール

7. サムシング・トゥ・リマインド・ユー

8. レッド・スカイ

9. ストレンジャー・イン・タウン

 

 

演奏

パット・メセニー (g,g-synth)、ライル・メイズ (p,key)、スティーヴ・ロドビー (b)、ポール・ワーティコ (ds)、デイヴィッド・ブラマイアーズ (vo他)、マーク・レッドフォード (vo他)、アーマッド・マーサル (perc)

 

 

ディス・イズ・ダ・ドラム/ハービー・ハンコック -1990年代

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1990年代のクラブ・ミュージックを掲示したハンコックのエレクトリック作品。1974年の『ヘッド・ハンターズ』、1983年の『フューチャー・ショック』に続いて時代を震撼させたクラブ・ミュージックの傑作。斬新なアイデアとテクノロジー。これらを有機的に結びつけたことで、再びポピュラー・ミュージック・シーンの話題を一身に集めた話題作。

 

トラックリスト

1. コール・イット95

2. ディス・イズ・ダ・ドラム

3. シューズ

4. ザ・メロディ

5. モジュバ

6. バタフライ

7. ジュジュ

8. ハンプ

9. カム・アンド・シー・ミー

10. ラバー・ソウル

11. ボ・バ・ベ・ダ

12. コール・イット95 (リミックス・ヴァージョン)

13. モジュバ (リミックス・ヴァージョン)

 

演奏

ハービー・ハンコック(synth, p, el-p, key) ウォレス・ルーニー(tp) ベニー・モウピン(ts) ワー・ワー・ワトソン(g) ビル・サマーズ、アイアート・モレイラ(per) ウィル“ロック”グリフィン

 

 

星影のステラ/チック・コリア -1990年代

チックが10年ぶりに放った94年発表のソロ・ピアノ作はファン待望のスタンダード曲集。
折々に制作してきたチックのソロ作は自作曲が中心だった。よく知られたスタンダードやセロニアス・モンク、バド・パウエルの名曲集は初めてのプロジェクト。少年時代に故郷で父親とよく演奏したエピソードも興味をそそる。

 

トラックリスト

1ラッシュ・ライフ

2ジス・ニアリー・ウォズ・マイン

3イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー

4マイ・シップ

5時さえ忘れて

6モンクス・ムード

7オブリヴィオン

8パノニカ

9サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー

10アーマンドズ・ルンバ

11ブルース・フォー・アート

12星影のステラ

13アンナ

14アイ・ウォント・トゥ・ビー・ハッピー

15スマイル

演奏

チック・コリア(p)

シャンゼリゼ劇場のミシェル・ペトルチアーニ/ミシェル・ペトルチアーニ -1990年代

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94年のソロ・ライヴ。圧巻はオープニング曲で、有名曲の断片を散りばめた40分におよぶメドレーは構成の妙といい演奏の素晴らしさといい、ちょっとほかの人には真似のできないワン&オンリーのパフォーマンス。ピアニストとしての凄さを見せつける力作。

トラックリスト

[Disc 1]
01MEDLEY OF MY FAVORITE SONGS
02NIGHT SUN IN BLOIS
03RADIO DIAL / THESE FOOLISH THINGS
[Disc 2]
01I MEAN YOU / ROUND ABOUT MIDNIGHT
02EVEN MICE DANCE / CARAVAN
03LOVE LETTER
04BESAME MUCHO

演奏

ミシェル・ペトルチアーニ(p)

サトリズム/尾田悟&ハンク・ジョーンズ・グレート・ジャズ・クインテット -1990年代

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我が国におけるスイング・テナーの隠れたる第一人者、尾田悟が、ハンク・ジョーンズ、スライド・ハンプトンと組んで作った名作。アメリカにスコット・ハミルトンやハリー・アレンがいるなら、日本には尾田悟がいる。

トラックリスト

1. バーニーズ・チューン

2. ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー

3. リトル・スエード・シューズ

4. ボディ・アンド・ソウル

5. スクラップル・フロム・ジ・アップル

6. イージー・リヴィング

7. エレヴェーション

8. AK300

9. ジャスト・フレンド

 

演奏

尾田悟(TS)スライド・ハンプトン(TB)ハンク・ジョーンズ(P)アンディ・マッケイ(B)ルイス・ナッシュ(DS)

 

ヒッティン・ザ・スピリット/椎名豊 -1990年代

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新世代のピアニストの雄、椎名豊が放った充実のリーダー第2作。余計なものは何もない、メロディーとスイングのエッセンスを抽出したようなピアノを弾く彼の音楽性を、全面的に信用する。

 

トラックリスト

1. ヒッティン・ザ・トレイル

2. フロム・ザ・スピリット

3. プレリュード・トゥ・ア・キス

4. グリーン・チムニーズ

5. リル・ダーリン

6. 歌を忘れて

7. ラヴァー・マン

8. リヴァー

9. スリー・リトル・ワーズ

 

演奏

椎名豊(p) レジナルド・ビール(b) ハーリン・ライリー(ds)

ア・ナイト・ウイズ・ストリングスVol.3~サダオ・プレイズ・パーカー/渡辺貞夫 -1990年代

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オーチャードにおけるウイズ・ストリングス・コンサート第3弾は、何とプレイズ・パーカー。そう、かの名盤「パーカー・ウイズ・ストリングス」への果敢なる挑戦である。ナベサダのプライドを賭けた音が光彩を放つ。

トラックリスト

1イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー
2ジャスト・フレンズ
3ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
4ローラ
5アウト・フォー・スモーク
6イージー・トゥ・ラヴ
7ザ・ジプシー
8サイクリング
9オールド・フォークス

演奏

渡辺貞夫(as) ラッセル・フェランテ(p) マーク・ジョンソン(b) ピーター・アースキン(ds)

プレリュードとソナタ/マッコイ・タイナー・ミーツ・ジョシュア・レッドマン -1990年代

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マッコイ・タイナーとジョシュア・レッドマンにショパンやベートーヴェンをプレイさせてしまうという発想がすごい。でも彼らがプレイすると、やっぱりゴリゴリのジャズになってしまうのですね。マッコイにしては端正かとも思うが、聴いていて気持ちはいい。

トラックリスト

01PRELUDE IN E MINOR OP.28, NO.4
02LOSS OF LOVE
03CONTEMPLATION
04FOR ALL WE KNOW
05I’LL WAIT FOR YOU
06SOUL EYES
07SMILE
08GOOD MORNING HEARTACHE
09PIANO SONATA NO.8 IN C MINOR

演奏

マッコイ・タイナー(p)ジョシュア・レッドマン(ts)クリスチャン・マクブライド(b)マーヴィン“スミティ”スミス(ds)アントニオ・ハート(as)

セルフ・ポートレイト/カーメン・ランディ -カーメン・ランディ

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トラックリスト

1. スプリング・キャン・リアリー・ハング・ユー・アップ・ザ・モースト

2. ベター・デイズ

3. マイ・フェイヴァリット・シングス

4. ファイアフライ

5. フォーギヴ・ミー

6. ディーズ・シングス・ユー・アー・トゥ・ミー

7. トリステ

8. アイ・ドント・ウォント・トゥ・ラヴ・ウィズアウト・ユー

9. オールド・フレンド

10. ヒアズ・トゥ・ユー

11. マイ・シップ

12. ラウンド・ミッドナイト

演奏

カーメン・ランディ(vо)、アー二―・ワッツ(ts)、ゲイリー・ハービグ(fl,cl,ss)、シダー・ウォルトン(p)、ジョン・クレイトン(ac-b)、ネイザン・イースト(el-b)、ラルフ・ペンランド(ds)、ジェレミー・ラボック(arr,cоnd)&27ピース・ストリングス

フロム・ジス・モーメント/ニコラス・ペイント -ニコラス・ペイトン

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10年に一人の逸材、ペイトンのファースト・リーダー作。サイドマンとしての活躍ですでにその実力は折り紙付きだったが、これを聴くと改めて彼の音楽力の豊かさがわかる。衒いのない率直な表現に無限の可能性を見る。

トラックリスト

1. イン・ザ・ビギニング

2. ユー・ステップト・アウト・オブ・ア・ドリーム

3. フェア・ウェザー

4. マイアズ・メロディー

5. イット・クッド・ハプン・トゥー・ユー

6. リトル・リ・リ

7. フロム・ジス・モーメント・オン

8. ロンダズ・スマイル

9. ザ・スリープウォーカー

10. ブルース・フォー・マイ・ブラザー

11. テイキング・ア・チャンス・オン・ラブ

12. トゥ・ジ・エッセンシャル・ワン

演奏

ニコラス・ペイトン(tp)、マーク・ホイットフィールド(g)、モンテ・クロフト(vib)、マルグリュー・ミラー(p)、レジナルド・ビール(b)、ルイス・ナッシュ(ds)

 

ファースト・ベース/クリスチャン・マクブライド -クリスチャン・マクブライド

CHRISTIAN MCBRIDE / クリスチャン・マクブライド / GETTIN' TO IT / ファースト・ベース

若手ストレート・アヘッド派の数ある作品中、いろんな意味で理想的と思える。スウィング、ブルース、バラードの重要な音楽性が過不足なく伝わる。そして、単純だが一番大事な自信。彼のリーダー作はそのすべてを満たしている。このベース!最高です。
トラックリスト

01IN A HURRY
02THE SHADE OF THE CEDAR TREE
03TOO CLOSE FOR COMFORT
04SITTING ON A CLOUD
05SPLANKY
06GETTIN’ TO IT
07STARS FELL ON ALABAMA
08BLACK MOON
09KING FREDDIE OF HUBBARD
10NIGHT TRAIN
演奏

クリスチャン・マクブライド,ミルト・ヒントン,レイ・ブラウン(b)ロイ・ハーグローヴ(tp)スティーヴ・トゥーレ(tb)ジョシュア・レッドマン(ts)サイラス・チェスナット(p)ルイス・ナッシュ(ds)

黄昏のマンハッタン/エディ・ヘンダーソン・フィーチャリング・グローバー・ワシントンJr. -エディ・ヘンダーソン

エディ・ヘンダーソン・クインテット / 黄昏色のマンハッタン

70年代のハンコック・グループでは、おどろおどろしいブラック・パンクの片棒を担いでいたヘンダーソン。しかし本作ではクールで叙情的な一面をアピールしている。スモーキーなサウンドの向こうにNYが見える。

トラックリスト

1.飾りのついた四輪馬車

2.アイ・リメンバー・クリフォード

3.人力車

4.オリロクイ・バレイ

5.星に願いを

6.ファントムズ

7.オン・グリーン・ドルフィン・ストリート

8.イフ・ワン・クッド・オンリー・シー

 9.リトル・ビーズ・ポエム

演奏

エディ・ヘンダーソン(tp,flh)、グローヴァー・ワシントンJr.(ss)、ケヴィン・ヘイズ(p)、ジョー・ロック(vib)、エド・ハワード(b)、ルイス・ナッシュ(ds)

 

ニューヨーク・ロマンス/バルネ・ウィラン・カルテット -1990年代

BARNEY WILEN / バルネ・ウィラン / Le Ca:New York Romance / ニューヨーク・ロマンス
バルネ・ウイラン27年ぶりのNY録音。もちろん場所がどこであろうがこのフランスの巨匠には関係ない。エッジの効いた、それでいてロマンチックなフレーズを、泉のごとく繰り出していく。初共演のバロンも好演。

トラックリスト

01NO PROBLEM
02CRY ME A RIVER
03BLUES WALK
04YOU’VE CHANGED
05YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO
06MACK THE KNIFE
07DON’T FENCE ME IN
08OLD DEVIL MOON
09I WILL SAY GOODBYE

演奏

バルネ・ウィラン(SS,TS,BRS) ケニー・バロン(P) アイラ・コールマン(B) ルイス・ナッシュ(DS)

デュオ・イン・パリ/ミシェル・ペトルチアーニ&エディ・ルイス  -1990年代

フランスの人気ピアニストとオルガン奏者の共演。相手を絶妙にフォローしながら、時には丁々発止と渡り合い、そのやりとりがスリリング。繰り出されるワザも見事で、スピードに乗って2人が絡みながらグーンと音楽の高みへ上昇していく様には、思

わず興奮。

トラックリスト

[Disc 1]
01LES GRELOTS
02JEAN-PHILIPPE HERNIEN
03ALL THE THINGS YOU ARE
04I WROTE YOU A SONG
05SO WHAT
06THESE FOOLISH THINGS
07AMESHA
08SIMPLY BOP
[Disc 2]
01AUTUMN LEAVES
02HUB ART
03CARAVAN
04NAISSANCE
05RACHID
06CARAIBES
07AU P’TIT JOUR
08SUMMERTIME

演奏

ミシェル・ペトルチアーニ(p)エディ・ルイス(og)

風 のささやき /ヨーロピアン・ジャズ・トリオ フィーチュアリング・アート・ファーマー -1990年代

 

故アート・ファーマーがEJTと残した貴重な遺産といえる作品だ。トランペットとフリューゲル・ホーンを合体させた柔らかな響きのフランペットを引っさげてファーマーが参加したことによって、97年に録音された本アルバムを魅力的な不動の名盤にしているからである。

トラックリスト


01
THE WINDMILLS OF YOUR MIND
02SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
03BOYS ON A DOLPHIN
04LULLABY OF THE LEAVES
05NOCTURNE 2
06THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES
07SNOW ANGELS
08IN THE STILL OF THE NIGHT
09WHEN I FALL IN LOVE
10A MINOR VAMP
11GREEN LEAVES OF SUMMER

演奏

マーク・ヴァン・ローン(P) フランス・ホーヴァン(B) ロイ・ダッカス(DS) アート・ファーマー(FRUMPET)
録音

ジャッキー・テラソン / アイ・ラヴ・パリ -ジャッキー・テラソン

ジャッキー・テラソン / アイ・ラヴ・パリ

 

ブルーノートからゴンサロ・ルバルカバ、大西順子に続くピアノの逸材が登場した。すでに自己のトリオ作品として『ラヴァー・マン』(Venus)を発表済みのテラソンだが、ここではさらにスケール・アップし、詩情と躍動美に溢れた繊細な演奏を聴かせる

トラックリスト

01アイ・ラヴ・パリ
02ジャスト・ア・ブルース
03マイ・ファニー・ヴァレンタイン
04リリー・ブーランジェに捧ぐ
05バイ・バイ・ブラックバード
06ヒー・ゴーズ・オン・ア・トリップ
07アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー
08タイム・アフター・タイム
09フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ
10縁は異なもの
11クンバズ・ダンス
12ソフィスティケイテッド・レディ

演奏

ジャッキー・テラソン(p)ウゴンナ・オケグォ(b)レオン・パーカー(ds)

録音

94.6,8

ビレッジ・バンガードの大西順子 -ピアノ

大西順子 / ビレッジ・バンガードの大西順子

大西順子 / ビレッジ・バンガードの大西順子 [SHM-CD]

大西順子の初のライヴ盤で、ニューヨークの名門ジャズ・クラブにおける実況録音。本国のブルーノートからもリリースされ、彼女の名を広く知らしめるに至った重要作。骨太のピアノが楽しめるトリオ演奏。

 

トラックリスト

01SO LONG ERIC
02BLUE SKIES
03CONCORDE
04HOW LONG HAS THIS BEEN GOIN’ ON

06
CONGENIALITY05
DARN THAT DREAM

演奏

大西順子(P) レジナルド・ヴィール(B) ハーラン・ライリー(DS)

録音

94.5

タートルズ・ドリーム / アビー・リンカーン -ブログ

アビー・リンカーンといえば、マックス・ローチの元奥さんで、彼が打ち出していた60年代の黒人開放運動の一環としての“プロテスト・ジャズ”の先鋭的な一員というイメージが強かった私。

しかし、90年代にカムバックを果たした彼女の歌唱スタイルはずいぶんと変化していた。

年齢のせいもあるのは仕方がないことだが、やはり歌声には、かつてのハリはない。しかしその分、メロディをとても大事にしながら、じっくりと歌い上げる歌唱には心が揺さぶられる。

しみじみと歌い、じわじわと染み込ませる。

まさにベテランならではの表現力。

ヘンなたとえだが、この切々と心の中に訴えかけるようなアビー・リンカーンの歌唱は、場末の飲み屋で、若くもないし、美人でもないし、スタイルも良くないけれども、人生の酸いも甘いも経験しつくしたような“おばちゃんママ”の歌が、妙にささくれた心にじんわりと染みてくるような、なんだかそのような感じ。

永遠に朝がこないように感じられる夜の一人酒とともに。

また、さだまさしの《秋桜(コスモス)》のメロディが好きな人にもお勧め?!

1.Throw It Away
2.A Turtle’s Dream
3.Down Here Below
4.Nature Boy
5.Avec Le Temps
6.Should’ve Been
7.My Love Is You
8.Storywise
9.Hey, Lordy Mama
10.Not To Worry
11.Being Me

Abbey Lincoln (vo)
Roy Hargrove (tp)
Julien Lourau (ss,ts)
Rodney Kendrick,Kenny Barron (p)
Pat Metheny (g,elg)
Lucky Peterson (g,background vo)
Charlie Haden,Christian McBride,Michael Bowie (b)
Victor Lewis (ds)

track 1
Laurent Cuguy (String Arrangements)
Pierre Blanchard,Vincent Pagliarin (vln)
Frederic Fymard (viola)
Anne-Gaella Bisquay,Marc Gilet (cello)

track 3
Randoloph Noel (String Arrangements)
Sandra Billingslea (vln)
John Robinson (cello)

1994/05/29 & 11/07 & 08

虹の彼方に/森山威男 -森山威男

演奏自体がスローテンポで進行するので、フリーキーなトーンがより映えるというか、異質感を際立たせた演奏と響きます。
2曲目が有名曲”わたらせ”ですが、ここでも冒頭ピアノによる即興的な演奏が延々と続き、3~4分経過したところでお馴染みの旋律がおもむろに登場するような展開で、テンポはここでもゆっくりめで重厚感のある”わたらせ”が表現されます。
これまで(音源でもライブでも)自分が聴いてきた”わたらせ”とは一線を画するとでも言いたいような、ちょっと新鮮に聴ける”わたらせ”であります。

“見上げてごらん夜の星を”は、井上さんのテナーによるまっとうな演奏で始まりまして、これはストレートな分だけ

 

沁みる演奏になっています。途中、即興がちょこっと挟まりますが基本は、ストレートな演奏に終始して終了します。
そして、”Goodbye”。ピアノで冒頭近くから主旋律が提示され、2管がかわるがわる登場して旋律を奏でるこれもスローめなテンポ(これは、いつでもこの程度のテンポっすね(汗))で重厚感をたたえた演奏になっています。
最後に、林さんの高音でピロピロいうトーンからはじまるOVER THE RAINBOWの再演で締めくくられる。
スピードを通常よりスローテンポにしたものも含めて、スローな楽曲を集めていますが、演奏としてはフリー濃度は低めなれど侮れない熱さをもったもので、安易に気持ち良く音楽に浸るようなものではありませんでした。
さすがに、聴きごたえはしっかり持った(高値取引されるのも判る)好演盤でありました。

アーティスト/キャスト
森山威男
井上淑彦
吉野弘志
板橋文夫
林栄一

収録内容
1 虹のかなたに
2 わたらせ
3 見上げてごらん夜の星を
4 グッドバイ
5 虹のかなたに

ジュラシック クラッシック/ジェームズ・カーター。 -1990年代

豪快に咆哮しまくるジェームズ・カーター。

凄不思議なことに、あれだけ吹きまくりの《A列車で行こう》を聴いても、ウルサイという感じは全くせず、むしろとても爽快な気分になれた。これでもか、と吹きたい放題に吹きまくる彼のブロウは、たとえば同じ長尺ソロでも、コルトレーンの「内へ内へ」と向かってゆく、ある種の息苦しさとは対極の、開けっぴろげに「外へ外へ」と向かってゆく開放感を感じたからなのかもしれない。迷いの無い彼のサックスは、突き抜けた感じがし、清々しい感じさえした。ピアノのクレイグ・ティーボーンも、破茶滅茶っぷりも爽快だ。あるときはセシル・テイラー風だったり、またあるときはマッコイ・タイナー風だったりと、先人のスタイルを自在に行き来し、荒削りながらも威勢よくはっちゃけているところに好感が持てる。ブッ飛んだカーターのテナーには、これぐらい元気なピアノじゃないと面白くない。
あのサックス相手に、大人しいピアノでは、演奏が白けてしまう。テーマのメロディは無くとも、すぐに原曲が思い浮かぶ《アウト・オブ・ノーホェア》は、元気一杯で明るく爽やかな演奏。

《エピストロフィ》、《アスク・ミー・ナウ》と、モンクの曲を2曲も取り上げているのも嬉しい。そういえば、このアルバムは選曲が良いことに気が付く。つまり、《アウト・オブ・ノーホェア》を除けば、ジャズマンが作曲したナンバーで占められているし、そのどれもが、名曲ばかりなのだ。《A列車》のビリー・ストレイホーンをはじめ、コルトレーンに、クリフォード・ブラウン、そしてロリンズの《オレオ》も取り上げられているので、彼らのファンにとっては、たまらない人選、選曲といえる。ラストの素っ頓狂な音の跳躍を見せる《オレオ》が、お下劣一歩手前のユーモアがあって楽しい。凄まじいほどのテクニックと、聴き手を爽快な気分にさせる、元気一杯なこのアルバムの頃のジェームス・カーターが私は大好きだ。

最近は、妙に落ち着いた感じがしないでもないが。

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JURASSIC CLASSICS (Diw)
– James Carter

1.Take The “A” Train
2.Out Of Nowhere
3.Epistrophy
4.Ask Me Now
5.Equinox
6.Sandu
7.Oleo

James Carter (ts,as,ss)
Claig Taborn (p)
Jaribu Shahid (b)
Tani Tabbal (ds)

1994/04/16-17

DUO/峰厚介 菊池雅章 -1990年代

トラックリスト

01ミスター・モンスター
02ジャンゴ
03リトル・アビ
04アイ・リメンバー・ゴコー
05リメンバー

演奏

峰厚介(ts)菊地雅章(p)

録音

94.3

峰厚介

1944年東京都生まれ。ジャズ・サックス奏者。63年ごろから活動開始(アルト・サックス)。69年菊池雅章(p)グループに参加、73年解散まで在籍。70年初リーダー作『MINE』リリース。71年よりテナーに転向。その後渡米。78年本田竹曠(p……
1939年、東京都生まれのピアニスト/作曲家。6歳でピアノを始め、18歳よりプロとして活動開始。美空ひばり、渡辺貞夫、日野皓正をはじめ、海外勢ではライオネル・ハンプトンやソニー・ロリンズらと共演。60年代初頭に秋吉敏子やチャーリー・マリアー……

ムードスイング ジョシュアレッドマン -ジョシュア レッドマン

話題の新鋭、ジョシュアにとって3枚目にあたる本作は、レギュラー・グループで臨んだ等身大の演奏だ。全編自作曲で構成され、どちらかといえば内に秘めた意欲を感じさせる内容となった。伝統を意識しながら、自分のスタイルを模索する真摯な姿がある。

トラックリスト

01SWEET SORROW
02CHILL
03REJOICE
04FAITH
05ALONE IN THE MORNING
06MISCHIEF
07DIALOG
08THE ONENESS OF TWO (IN THREE)
09PAST IN THE PRESENT
10OBSESSION
11HEADIN’ HOME

演奏

ジョシュア・レッドマン(sax)ブラッド・メルドー(p)クリスチャン・マクブライド(b)ブライアン・ブレイド(ds)

21/ジュリ アレン -ジュリ アレン

曲目リスト

  • 1. RTG
  • 2. イフ・アイ・シュッド・ルーズ・ユー
  • 3. ドラマーズ・ソング
  • 4. イントロスペクション~セロニアス
  • 5. ビューティフル・フレンドシップ
  • 6. イン・ザ・モーニング
  • 7. ティー・フォー・トゥー
  • 8. 木の葉の子守唄
  • 9. フィード・ザ・ファイア
  • 10. オールド・フォークス
  • 11. プレイス・オブ・パワー
  • 12. イン・ザ・ミドル

【演奏者一覧】
ジェリ・アレン(p) ロン・カーター(b) トニー・ウィリアムス(ds)

【収録情報】
94年3月

マサダ1/ジョン/ ゾーン -ジョンゾーン

ゾーンが自らのルーツ、ユダヤ伝統のクレッツマー(クレズマー)の旋律を全面的に押し出し、思わぬ効果をあげた『マサダ』シリーズの第一弾が、この『マサダ1』だ。

物憂げなマイナー旋律が特徴のクレッツマー(クレズマー)。この旋律が、鋭利なゾーンのアルトサックスが、スピード感抜群のリズムセクションに支えられ水を得たように疾走する特に、1曲目の《ヤイール》など、アルトサックスとトランペットの微妙なズレを意図したアンサンブルと、旋律、そしてスピード感は、オーネットとドン・チェリーのアンサンブルを彷彿とさせるものがある。オーネットファンは、《ヤイール》を聴いただけでも、一気に『マサダ』の虜になるのではないだろうか。語弊があるかもしれないが、まるで「エスニック・オーネット」。そして、クレッツマーの旋律と、ゾーンのアルトの音色がここまで似合うとは。
さらに、ジャズとユダヤ旋律はこれほどまでに違和感なく溶け込むものだとは。新鮮な驚き、と同時によく考えれば、ベニー・グッドマンやハリー・ジェイムス、ジギー・エルマン、スタン・ゲッツにしろ、作曲家のガーシュイン、アーヴィング・バーリン、リチャード・ロジャースにしろ、歌手のペギー・リーにしろ、ジャズにはユダヤ系が多いことは周知の事実(イタリア移も多い)。

ジャズの出自は黒人なのだろうが、それが洗練形作られる過程には、多くのユダヤ系の作曲家、演奏家たちの手を経てきたので、ある意味、ジャズとユダヤの親和性が高いのは当然といえば当然なのかもしれない。この『マサダ1』のもうひとつのポイントは、デイヴ・ダグラスのトランペットだ。彼のトランペットが絶妙にゾーンを彩る影となり、ときには前面に出、濃いコントラストと、奥行きを演奏に与えることに成功している。ゾーン以下、カルテットのメンバーが一丸となって突進してゆく様は、攻撃性高く、どこまでも鋭い。あたかも、ずっと以前からゾーンはクレッツマーを演奏しつづけてきたミュージシャンかと錯覚してしまうほど、ユダヤ伝統音楽と、ゾーンの前衛色強い音楽性の親和性は高かったのだ。シリーズ全10作まで続き、さすがに全部を丹念に聞き通すのは、かなり精神的にも疲れる作業ではあるが、音楽的充実度、演奏の卓越さはどれをとっても甲乙付けがたい。

『vol.1』が出たときは、新鮮さを感じると同時に「なるほど!その手があったか!」と、あまりにゾーンのサウンドとクレズマーとの親和性に妙に納得したものだ。最初に聴くなら、まずは『vol.1』からの入門をオススメしたい。

– John Zorn

1.Jair
2.Bith Aneth
3.Tzofeh
4.Ashnah
5.Tahah
6.Kanah
7.Delin
8.Janohah
9.Zebdi
10.Idalah-Abal
11.Zelah

演奏者

John Zorn (as)
Dave Douglas (tp)
Greg Cohen (b)
Joey Baron (ds)

94/02/24

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