20世紀ジャズ名盤の全て

ニアネス・オブ・ユー/ダイアン・リーブス -ヴォーカル

本作録音当時、リーブスはジャズ・ボーカル界の新御三家として大いに持て囃され人気も高かった。確かに抜群の歌唱力と魅力的な歌声で群を抜いた存在だった。曲の読みの深さや上手いアドリブが本作で堪能できる。

 

アーティスト:ダイアン・リーヴス(vo)マルグリュー・ミラー,ドナルド・ブラウン(p)チャーネット・モフェット(b)グレッグ・オズビー(as)マーヴィン“スミッティ”スミス,テリ・リン・キャリントン(ds)ロン・パウエル(perc)ボビー・ハッチャーソン(vib)ケヴィン・ユーバンクス(g)

 

収録曲:

01アフロ・ブルー
02ニアネス・オブ・ユー~ミスティ (ニュー・ヴァージョン)
03アイ・リメンバー・スカイ
04ラヴ・フォー・セール
05朝日のようにさわやかに
06ライク・ア・ラヴァー
07ハウ・ハイ・ザ・ムーン
08心が歌う歌
09フォー・オール・ウィ・ノウ
10ニアネス・オブ・ユー~ミスティ
11アンシェント・ソース
12スプリング・リアリー・ハング・アップ・ザ・モスト
13フリーダム

ドント・トライ・ジス・アット・ホーム/マイケル・ブレッカー -1988年

マイケル・ブレッカー個人での第2作目。個人になってからはフュージョン色よりもストレート・アベッドな路線に変更したが、本作ではフュージョン的なサウンドもきかれるものの中心はブレッカーのモダンなテナーだ。

 

アーティスト:マイケル・ブレッカー(TS,EWI) マイク・スターン(G) ハービー・ハンコック,ジョーイ・カルデラッツォ,ドン・グロルニック(P) チャーリー・ヘイデン,ジェフ・アンドリュース(B) ジャック・ディジョネット,アダム・ナスバウム,ピーター・アースキン(DS) マーク・オコナー(VN) ジュド・ミラー,ジム・ビアード(SYN)

 

収録曲:

01ITSBYNNE REEL
02CHIME THIS
03SCRIABIN
04SUSPONE
05DON’T TRY THIS AT HOME
06EVERYTHING HAPPENS WHEN YOU’RE GONE
07TALKING TO MYSELF
08THE GENTLEMAN & HIZCAINE

バージン・ビューティ/オーネット・コールマン -アルトサックス

フリー・ジャズ全盛時代に比べ、当時のオーネットは高度な内容を聴き易く表現する術を習得していたようだ。プライム・タイムとしては3枚目にあたり、グループとしてもこなれて内容の濃い作品に仕上がっている。

 

アーティスト:オーネット・コールマン(AS,TP,VN) デナード・コールマン(DS,KEY,PERC) カルヴィン・ウェストン(DS) アル・マクドゥエル,クリス・ウォーカー(B) バーン・ニックス,チャーリー・エレーブ,(1)(6)(7)ジェリー・ガルシア(G)

 

収録曲:

013 WISHES
02BOURGEOIS BOOGIE
03HAPPY HOUR
04VIRGIN BEAUTY
05HEALING THE FEELING
06SINGING IN THE SHOWER
07DESERT PLAYERS
08HONEYMOONERS
09CHANTING
10SPELLING THE ALPHABET
11UNKNOWN ARTIST

 

リニー・ロスネス&スーパーフレンズ -1988年

ロスネスはサムシン・エルスが送り出した有望新人だ。本作ではショーターやハンコック、ブランフォードなどお馴染みのスターたちがサイドを固めて手堅く新人をサポートし、内容の濃い作品に仕上がっている。

 

アーティスト:リニー・ロスネス(P) ロン・カーター(B) ルイス・ナッシュ(DS) (4)ウェイン・ショーター(SS) (8)ハービー・ハンコック(P) (1)(2)ブランフォード・マルサリス(TS,SS) (3)(5)(6)ラルフ・ボーエン(TS)

 

収録曲:

01ブライト・ミシシッピー
02プレイグラウンド・フォー・ザ・バーズ
03ザ・ストーリーテラー
04ジアーナ
05パンジャブ
06I.A.ブルース
07エヴリシング・アイ・ラヴ
08ユリの花

あなたと夜と音楽と/ジャッキー・パリス -ヴォーカル

本作はパリス62歳の時の録音で、全盛期とは言い難い時期にあたるが、人生の機微を乗り越えた者だけに表現しうる歌心を滲ませている点はさすがに実力派の歌手だ。小粋なフェイクと艶っぽいフレージングの妙味が白眉。

 

アーティスト:ジャッキー・パリス(vo)ジム・マクニーリィ(p)マイク・リッチモンド(b)アダム・ナスバウム(ds)

 

収録曲:

01あなたと夜と音楽と
02アイ・ソウト・アバウト・ユー
03アウト・オブ・ディス・ワールド
04ラッキー・トゥ・ビー・ミー
05ホエン・ザ・サン・カムズ・アウト
06ダンシング・イン・ザ・ダーク
07アイ・リメンバー・クリフォード
08ダーホウド
09アイ・シュッド・ケア
10ホワイル・ウィアー・ヤング
11マイ・アイディアル
12オール・オア・ナッシング・アット・オール

ポール・モチアン・オン・ブロードウェイVol.1 -ドラムス

モチアンはモードからフリーなど幅広い音楽に対応し、独自のビート感覚でバンドをプッシュする才人。本作はレギュラー・グループにチャーリー・ヘイデンを加えてブロードウェイ・ミュージカルの名曲を集めたもの。

 

アーティスト:ポール・モチアン(ds)チャーリー・ヘイデン(b)ジョー・ロヴァーノ(ts)ビル・フリゼール(g)

 

収録曲:

01ライザ
02虹の彼方に
03セイ・ディドント・ビリーヴ・ミー
04恋とは何でしょう
05マイ・ハート・ビロングス・トゥ・ダディー
06昨夜の二人は若かった
07あなたに夢中
08サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
09ソー・イン・ラヴ

ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース/ウイントン・マルサリス -1988年

マルサリスはニューオリンズ出身だけに、地元のトラディショナルなジャズや音楽に取り組むのは当然の帰結のようにも思える。現代的なジャズに古典的なジャズの手法を取り入れた演奏は、まさに温故知新ジャズだ。

 

アーティスト:ウィントン・マルサリス(tp)マーカス・ロバーツ(p)トッド・ウィリアムス(sax)ウェス・アンダーソン(as)レジナルド・ヴィール(b)ハーリン・ライリー(ds)ダニー・バーカー(バンジョー)マイケル・ホワイト(cl)テディ・ライリー(tp)フレディー・ロンゾ(tb)ジェレミア・ライト(ナレーション)

 

収録曲:
01ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース
02ヒッコリー・ディッコリー・ドッグ
03ニュー・オリンズ・ファンクション:デス・オブ・ジャズ~早すぎた検死~オン・ザ・サード・デイ

ノルウェーの森/ヨーロピアン・ジャズ・トリオ -ベース

カエル・ポエリーをリーダーとする冠トリオのデビュー作。耳に心地よく、どこか欧州色が感じられるさわやかな演奏が魅力だ。本作は有名スタンダードを中心に、メロディアスでわかりやすい演奏を心がけて心地よい。

 

アーティスト:カレル・ボエリー(P) フランス・ホーヴァン(B) ロイ・ダッカス(DS)

 

収録曲:

01NORWEGIAN WOOD
02MY ROMANCE
03SUMMERTIME
04SONG FOR SAD
05MY FUNNY VALENTINE
06LIBERIAN DANCE
07ELSA
08THE SHADOW OF YOUR SMILE
09MISTER “T”
10TWILIGHT
11ONCE UPON A SUMMERTIME
12AUTUMN LEAVES

ライブ・イン・ボストン/ジョン・アバークロンビー -ギター

ビル・エバンスのレパートリーを取り上げ、トリビュート作的性格もある作品。マーク・ジョンソンとピーター・アーキンスのコンビはアバークロンビーにとって最も相性のいいリズム陣で、溌剌とした見事な演奏だ。

 

アーティスト:ジョン・アバークロンビー(g)マーク・ジョンソン(b)ピーター・アースキン(ds)

 

収録曲:

01ファーズ・オン・アイス
02星影のステラ
03不思議の国のアリス
04ビューティフル・ラヴ
05イナープレイ
06ライト・ビーム
07ドラム・ソロ
08フォア・オン・ワン
09サムライ・ヒー・ホー
10魅せられし心

ナイチンゲール/ジョージ・アダムス -1988年

普段は過激でパワフルなアダムスが自己主張をセーブして、じっくりとハートを歌いこんだような作品。ワン・ホーン・カルテットなので、その真摯な態度と傑出した曲の理解度が浮き彫りになり、深い感銘を受ける。

 

アーティスト:ジョージ・アダムス(ts,ss,fl)ヒュー・ロウソン(p)シローン(b)ヴィクター・ルイス(ds)

 

収録曲:

01明日に架ける橋
02この素晴らしき世界
03クライ・ミー・ア・リヴァー
04バークリー広場のナイチンゲール
05ムーン・リヴァー
06プレシャス・ロード・テイク・マイ・バンド
07オール・マン・リヴァー
08ゴーイング・ホーム (家路)

パリ北駅着、印象/ケニー・ドリュー -1988年

バド・パウエルの影響から出発したドリューだが、欧州に移住してからの7~8年代の演奏は抒情派に転向したような観さえ伺わせる。本作はフランスに因んだ曲ばかりを集め、パリのエスプリを感じさせる魅力作だ。

 

アーティスト:ケニー・ドリュー(P) ニールス・H・φ・ペデルセン(B) アルヴィン・クイーン(DS)

 

収録曲:

01IMPRESSIONS
02EVENING IN THE PARK
03CAFE FLORE
04AUTUMN LEAVES
05NO GREATER LOVE
06MY SHIP
07ROUGE BLUES
08MORNING MIST
09LAST TANGO IN PARIS
10THE WAY WE WERE

リユニオン/メル・トーメ&マーティ・ペイチ -ヴォーカル

西海岸ジャズや歌伴のオーケストラ・アレンジに抜群の冴えを見せる名編曲家のペイチが28年ぶりにトーメのバックを務めた作品。トーメもペイチも懐古趣味ではなく、新鮮さを求めた意欲的な態度が大傑作を生んだ。

 

アーティスト:メル・トーメ(vo)マーティ・ペイチ(arr,cond)ジャック・シェルドン(tp)ゲイリー・フォスター(as)ピート・ジョリー(p)チャック・バーグホッファー(b)他

 

収録曲:

01スウィート・ジョージア・ブラウン
02雨に歩けば
03星に願いを~アイム・ウィッシング
04ボサ・ノヴァ・メドレー:ギフト (リカード・ボサ・ノヴァ)~ワン・ノート・サンバ~ハウ・インセンシティヴ
05トローリー・ソング~時間通り教会へ
06モア・ザン・ユー・ノウ
07グッドバイ・ルック
08誰が為に鐘は鳴る~スペイン

トルース/マーカス・ロバーツ -ブログ

ウイントン・マルサリスのグループで注目を集めたロバーツの初リーダー作。盲目だが新鮮なハーモニー・センスや個性的なフレーズは新世代を代表するスタイリストだ。豪華ゲストを迎えて、一流の作品に仕上げている。

 

アーティスト:マーカス・ロバーツ(p)ウィントン・マルサリス(tp)チャーリー・ラウズ,トッド・ウィリアムズ(ts)レジナルド・ヴィール(b)エルヴィン・ジョーンズ(ds)

 

収録曲:

01ジ・アライヴァル
02ブルー・モンク
03マウレーラ
04バラのひとひら
05カントリー・バイ・チョイス
06ザ・トルース・イズ・スポークン・ヒア
07イン・ナ・メロウ・トーン
08ナッシン・バット・ザ・ブルース

プレイズ・マイルス・アンド・ギル/高橋達也と東京ユニオン -1988年

マイルスとギル・エバンスが共演した名曲の数々をデビッド・マシューズのアレンジで東京ユニオンが演奏するという企画物。チューバやホルンなどギルのアレンジにも迫るマシューズのペンがさえ、演奏も秀逸だ。

 

アーティスト:高橋達也(ts,fl)と東京ユニオン

 

収録曲:

01イレブン
02ザ・ミーニング・オブ・ザ・ブルース
03パブリシティ
04アランフェス協奏曲
05マイルス・アヘッド
06ベスよお前は俺のもの
07ゴーン
08ゴーン・ゴーン・ゴーン
09サマータイム

クインタージ/J.J.ジョンソン -トロンボーン

長年ジャズ界を遠ざかっていたJJ久々のカムバック作品。ニューヨークで活躍中の若手に囲まれてのビレッジ・バンガードでのライブ録音だ。若々しいJJのプレイだけでなく、より柔軟な編曲や音楽性が聴きものだ。

 

アーティスト:J.J.ジョンソン(tb)ラルフ・ムーア(sax)スタンリー・カウエル(p)ルーファス・リード(b)ヴィクター・ルイス(ds)

 

収録曲:

01聖者の行進
02ブルー・ボッサ
03ドック・ワズ・ヒア
04バズ・ブルース
05クインタージー
06ラメント
07ホワイ・インディアナポリス、ホワイ・ノット・インディアナポリス
08イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー
09コッピン・ザ・バップ
10ネフェルティティ
11ユーヴ・チェンジド
12コミュテイション

ダブル・エクスポージャー/佐藤允彦 -1988年

この3人の顔合わせを見るだけで、緊張感とスリリングな展開が保障されたようなもの。ここで聴ける演奏はライブという条件も加わって、エキサイティングな熱気が伝わってくる。しかも破綻がない結束は見事だ。

 

アーティスト:佐藤允彦(P,KEY) スティーヴ・ガッド(DS) エディ・ゴメス(B)

 

収録曲:

01後の先
02不思議の国のアリス
03バンブー・シューツII
04暮雪
05フォディラス・バディウス
06風紋
07ザス・ザ・ソング・パスド
08ヌーベル・キュイジーヌ
09デュークス・カリプソ
10オール・ブルース
11セント・トーマス

 

20(トゥエンティ)/ハリー・コニック・Jr. -ヴォーカル

シナトラやナット・キング・コールの影響を受けて30年代のスタイルそのままに登場したのがコニックだ。若々しく溌剌としたけれん味たっぷりの節まわしはスタイリッシュでセックス・アピールに溢れている。20歳の録音。

 

アーティスト:ハリー・コニックJr.(vo,p)(4)ドクター・ジョン(vo,og)(7)カーメン・マクレイ(vo)(11)ロバート・ハーストIII(b)

 

収録曲:

01アバロン
02ブルー・スカイ
03イマジネーション
04懐しのニューオリンズ
05ベイズン・ストリート・ブルース
06レイジー・リバー
07プリーズ・ドント・トーク・アバウト・ミー・ホェン・アイム・ゴーン
08星降るアラバマ
09スワンダフル
10イフ・アイ・オンリー・ハッド・ア・ブレイン
11ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー

レインボウ・コネクション/ケニー・ドリューJr. -1988年

どうしても二世プレイヤーは親の七光り云々をいえあれるが、ドリューJrは実力で評価を勝ち得たプレイヤーだ。本作は彼の2作目のリーダー作で、2曲でホーンを加えている。前途有望な将来性を感じさせる快演だ。

 

アーティスト:ケニー・ドリューJr.(P) チャーネット・モフェット(B) コダリル“コディ”・モフェット(DS) テレンス・ブランチャード(TP)

 

収録曲:

01CONFRONTATION
02THERE IS NO GREATER LOVE
03SERENITY
04BOO BOO’S BIRTHDAY
05NELSON AVENUE MORNING
06CORAL SEA
07RHYTHM-A-NING
08THE RAINBOW CONNECTION
09INVITATION

グレート・スタンダードVOL2/グレート・ジャズ・トリオ -1988年

初期とメンバーがガラッと替わって、個性が希薄になったサイドメンになったせいか、ハンク・ジョーンズ・トリオと言った性格になった。とはいえ名前に拘らず、ハンクのスタンダード集と思えば、内容は秀逸だ。

 

アーティスト:ハンク・ジョーンズ(P) マッズ・ヴァインディング(B) ビリー・ハート(DS)

 

収録曲:

01エンジェル・アイズ
02枯葉
03黒いオルフェ
04風とともに去りぬ
05虹の彼方へ
06朝日のようにさわやかに
07ミスティ
08オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
09アローン・トゥギャザー
10ダーク・アイズ

V/ラルフ・ピーターソン -ドラムス

新生ブルーノートの好企画OTBから生まれたニュー・スターがピーターソンで、彼のドラミングはパワフルかつダイナミックで、圧倒的な存在感をアピールする。本作は彼の初リーダー作。サイドメンも素晴らしい。

 

アーティスト:ラルフ・ピーターソン(ds)テレンス・ブランチャード(tp)スティーヴ・ウィルソン(as,ss)ジェリ・アレン(p)フィル・ボウラー(b)

 

収録曲:

01エネミー・ウイズィン
02モニーフ
03ザ・ショート・エンド・オブ・ザ・スティック
04ソウェト6
05ヴィオラズ・ダンス
06ビバップスケロニー

ブルー・スカイ/カサンドラ・ウィルソン -ヴォーカル

過激なカサンドラが自己主張を抑えぎみにスタンダードに挑戦した作品。過激な表現を押さえただけに、逆に内なる感情を全うに表現し、内容の濃い作品に仕上がっている。伴奏のトリオも見事な歌伴を聴かせてくれる。

 

アーティスト:カサンドラ・ウィルソン(vo)マルグリュー・ミラー(p)ロニー・プラキシコ(b)テリ・リン・キャリントン(ds)

 

収録曲:

01シャル・ウィー・ダンス
02ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームズ
03彼の顔に馴れてきた
04時さえ忘れて
05ジー・ベイビー・エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー
06アイム・オールド・ファッションド
07スウィート・ロレイン
08マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ
09オータム・ノクターン
10ブルー・スカイ

デュークに捧ぐ+1/モダン・ジャズ・カルテット -ベース

エリントンのトリビュート作品。これまでにもエリントンの曲はMJQのレパートリーに加えられてはいたが、本作は初録音がほとんどを占めている。長寿グループゆえマンネリ感もあるが、まとまりや味わいは超一流だ。

 

アーティスト:ジョン・ルイス(P) ミルト・ジャクソン(VIB) パーシー・ヒース(B) コニー・ケイ(DS)

 

収録曲:

01デュークに捧ぐ
02熊のようなジャック
03プレリュード・トゥ・ア・キッス
04スウィングしなけりゃ意味がない
05ココ
06マエストロ E.K.E.
07セピア・パノラマ
08ロッキン・イン・リズム
09カム・サンデイ

オーディオビジュアルスケイプス/ジャック・デジョネット・スペシャル・エディション -ドラムス

スペシャル・エディションは伝統を踏まえつつ、時代の最先端を開拓すべく結成されたグループだ。毎回レギュラー・メンバーにゲストを加え、高い理念を追求しながら、意外に聴き易く楽しいサウンドに仕上がっている。

 

アーティスト:ジャック・デジョネット(ds,key)スペシャル・エディション[ゲイリー・トーマス(tl,fl,bcl)グレッグ・オズビー(as,ss)ミック・グッドリック(g)ロニー・プラキシコ(b)]

 

収録曲:

01PM’S AM
02ドンジョ
03マスター・マインド
04スラム・タンゴ
05ザ・スフィンクス
06ワン・フォー・エリック
07ブラウン・ワーム&ウィンテリー
08オーディオ・ヴィジュアル・スケイプス

マクレエ・シングス・モンク/カーメン・マクレエ -ヴォーカル

モンクの多くの曲はインストとして作曲しているので歌曲にすると難曲が多い。それらの曲を折に触れ歌ってきたカーメンだけにモンク集の制作も頷ける。さすがにベテランの味で完成度が高く、最高のモンク歌曲集だろう。

 

アーティスト:カーメン・マクレエ(VO) クリフォード・ジョーダン,チャーリー・ラウズ(TS) エリック・ガンニソン,ラリー・ウィリス(P) ジョージ・ムラーツ(B) アル・フォスター(DS)

 

収録曲:

01GET IT STRAIGHT (STRAIGHT, NO CHASER)
02RUBY, MY DEAR
03WELL YOU NEEDN’T
04MONKERY’S THE BLUES (BLUE MONK)
05I MEAN YOU
06LITTLE BUTTERFLY (PANNONICA)
07LISTEN TO MONK (RHYTHM – A – NING)
08HOW I WISH… (ASK ME NOW)
09MAN, THAT WAS A DREAM (MONK’S DREAM)
10‘ROUND MIDNIGHT
11STILL WE DREAM (UGLY BEAUTY)
12IN WALKED BUD
13LOOKING BACK (REFLECTIONS)
14IN WALKED BUD
15GET IT STRAIGHT (STRAIGHT, NO CHASER)

オランピア88/ステファン・グラッペリ -1988年

ギター、ベース、バイオリンというユニークな編成に、ソラールのピアノが加わって、一風かわったサウンドを生み出している。欧州のジャズメンが持つ独特な哀感がそこはかとなく漂うところがグラッペリの魅力。

 

アーティスト:ステファン・グラッペリ,スヴェンド・アズムッセン(vn)パトリース・カラパーニ(b)マーク・フォセ,マーティン・テイラー(g)マーシャル・ソラール(p)

 

収録曲:

01ピック・ユアセルフ・アップ
02シカゴ
03シャイン
04捧ぐるは愛のみ
05ラヴ・フォー・セール
06君にこそ心ときめく
07スウィング42
08ラ・シャンソン・デ・リュ
09チャタヌガ・チュー・チュー
10サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー~アイ・ガット・リズム
11オールドマン・リヴァー
12ウィロー・ウィープ・フォー・ミー
13イッツ・ワンダフル
14レディー・ビー・グッド
15ヌアージュ~麗しのダフネ
16ハニザックル・ローズ

ゴールデン・イヤリング/レイ・ブライアント -1988年

ブライアントのエマーシー録音はいずれも高水準で、耳に心地よく小気味いいスイング感があって、この頃は何度目かの絶頂期だ。本作は有名なスタンダードばかりで、彼のアイデアに富んだ料理法が随所に聴ける。

 

アーティスト:レイ・ブライアント(p)ルーファス・リード(b)フレディ・ウェイツ(ds)

 

収録曲:

01ゴールデン・イヤリング
02アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー
03ラウンド・ミッドナイト
04アイ・リメンバー・クリフォード
05スピーク・ロウ
06ミスティ
07ホワット・アム・アイ・ヒア・フォー
08ララバイ

シェイズ・オブ・バド・パウエル/ハーブ・ロバートソン -1988年

ロバートソンはフリー・ジャズの無調性やノイズといった前衛的な技巧を多用しながら、独自のアンサンブルを構築しようとする方向性を持った異色のプレイヤーだ。本作はアドリブよりも作編曲に意欲的に取り組んでいる。

 

アーティスト:ハーブ・ロバートソン(tp,flh)ブライアン・リンチ(tp)ヴィンセント・チャンシー(フレンチhr)ロビン・ユーバンクス(tb)ボブ・スチュワート(テューバ)ジョーイ・バロン(ds)

 

収録曲:

01ウン・ポコ・ロコ
02アイル・キープ・ラヴィング・ユー
03ハレシネイションズ
04グラス・エンクロージャー
05ザ・フルート
06シェイズ・オブ・バド

クラウス・オガーマン・フィーチャリング・マイケル・ブレッカー/マイケル・ブレッカー -1988年

オガーマンはボサノバからフュージョン、サード・ストリームまで幅広いジャンルで活躍したアレンジャーだ。本作はブレッカーをフューチャーしているものの、サウンドはオガーマンの世界そのもの。入魂の異色作だ。

 

アーティスト:クラウス・オガーマン(指揮) マイケル・ブレッカー(TS) エイブラハム・ラボリエル,エディ・ゴメス,マーカス・ミラー(B) スティーヴ・ガッド,ヴィニー・カリウタ(DS) ロベン・フォード,ディーン・パークス(G) アラン・パスクア(KEY) ポウリーニョ・ダ・コスタ(PERC) ランディ・ブレッカー(TP)

 

収録曲:

01CORFU
02LYRICOSMOS
03AFTER THE FIGHT
04ADONIA
05BOULEVARD TRISTESSE

プレイズ・ブルーノート/マンハッタン・ジャズ・クインテット -1988年

ブルーノート・レーベルから生まれたヒット曲を集めた、いかにも日本人好みの企画作品。あざとい企画にも見えるが、そういったことに関係なく、自分たちの音楽を手抜きなしに名演を繰り広げているところはさすがだ。

 

アーティスト:ルー・ソロフ(TP) ジョージ・ヤング(TS) デビッド・マシューズ(P) ジョン・パティトゥッチ(B) デイブ・ウェックル(DS)

 

収録曲:

01CLEOPATRA’S DREAM
02COOL STRUTTIN’
03WOLFF PACK
04DEAR OLD STOCKHOLM
05SWEET LOVE OF MINE
06CHEESE CAKE
07FOR ALFRED
08MOANIN’

ヤードバード組曲/フランク・モーガン -アルトサックス

約30年ぶりにカムバックしたモーガンは高水準な演奏をコンテンポラリーに残している。本作は中でも1,2を争う優秀盤だ。絶大な影響を受けたチャーリー・パーカーのトレビュート的性格の内容でバリバリ吹きまくる。

 

アーティスト:フランク・モーガン(as)マルグリュー・ミラー(p)ロン・カーター(b)アル・フォスター(ds)

 

収録曲:

01ヤードバード組曲
02チュニジアの夜
03ビリーズ・バウンズ
04スター・アイズ
05スクラップル・フロム・ジ・アップル
06スカイラーク
07シェリル

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