20世紀ジャズ名盤の全て

クエスチョン&アンサー/パット・メセニー~デイブ・ホランド~ロイ・ヘインズ -1980年代

最初期の佳作『ブライト・サイズ・ライフ』を思わせる、ビ・バップにのっとったオーソドックスなジャズを披露。パット版「アイム・オールド・ファッションド」と言ったところで、ロイ・ヘインズの武骨なドラミングがここでは良く似合っている。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 ソーラー
02 クエスチョン&アンサー
03 H & H
04 ネヴァー・トゥ・ファー・アウェイ
05 ロウ・イヤーズ
06 チェンジ・オブ・ハート
07 オール・ザ・シングス・ユー・アー
08 オールド・フォークス
09 スリー・フライツ・アップ

【演奏者】
パット・メセニー(G) デイヴ・ホランド(B) ロイ・ヘインズ(DS)

【録音】
1989年12月

トプシー~スタンダード・ブック/フレディ・ハバード -1980年代

名手の魅力を執拗に掘り下げるアルファ・ジャズ特有の最新企画はフレディのミュート・トランペット集。プログラムは相性の良い楽想で占められメンバーも的確。体裁上はプロが作ったプロの一丁上がり作品に見えても、奏者個々の奇骨が痛く迫る現代ジャズ。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 トプシー
02 キャラヴァン
03 アズ・タイム・ゴーズ・バイ
04 チェロキー
05 黒いオルフェ
06 ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー
07 オール・オブ・ユー
08 ゴールデン・イヤリング
09 ラメント

【演奏者】
フレディ・ハバード(tp)ベニー・グリーン(p)ルーファス・リード(b)カール・アレン(ds)(2)(4)(6)ケニー・ギャレット(as)

【録音】
1989年12月

オード・トゥ・バード/ウォルター・ビショップJr. -1980年代

パーカー・バンド全盛期のピアニスト、ウォルター・ビショップJr.によるトリビュート・アルバム。パーカーとの思い出の曲をトリオで綴った貴重なスタジオ録音。後期ビショップの代表作。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 AU PREVAVE
02 LAURA
03 EASY TO LOVE
04 STAR EYES
05 THIS TIME DREAMS ON ME
06 SONG IS YOU
07 ALL THE THINGS YOU ARE

【演奏者】
ウォルター・ビショップJr.(P) ポール・ブラウン(B) ウォルター・ボルデン(DS)

【録音】
1989年12月

ダイヤモンド・イン・ザ・ラフ/ロイ・ハーグローブ -1980年代

88年のマウント・フジ・ジャズ祭(初来日)では、素行もサウンドも“純少年”の印象だったハーグローブが、わずか2年の間に急成長を遂げた、というアルバム。二つのバンドをバックにした成長ぶりは意外に穏やか。この一点に進路が見え、安心して聴けた。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 プロクラメイション
02 ルビー・マイ・ディア
03 ニュー・ジョイ
04 コンフィデンシャリティ
05 ブロスキー
06 ウィスパー・ノット
07 オール・オーヴァー・アゲイン
08 イージー・トゥ・リメンバー
09 プリモニション
10 B・H・G
11 ウィー

【演奏者】
ロイ・ハーグローヴ(tp)アントニオ・ハート(as)(1)(5)(7)(9)ジェフリー・キーザー(p),チャールス・ファンブロー(b),ラルフ・ピーターソン(ds),ラルフ・ムーア(ts)(2)~(4)(6)(8)ジョン・ヒックス(p),スコット・コリー(b),テル・フォスター(ds)

【録音】
1989年12月

シンプル・プレジャーズ/ボビー・マクファーリン -ヴォーカル

ボビー・マクファーリンが1988年に発表した作品。テレビなどさまざまなシーンで使用されている「ドント・ウォリー・ビー・ハッピー」やその他カヴァー曲など全10曲を収録したポップな作品。

【収録曲】
01 ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー
02 オール・アイ・ウォント
03 ドライブ・マイ・カー
04 シンプル・プレジャーズ
05 グッド・ラビン
06 カム・トゥ・ミー
07 スージーQ
08 ドライブ
09 ゼム・チェンジズ
10 サンシャイン・オブ・ユア・ラブ

【演奏者】
ボビー・マクファーリン(VO) 他

【録音】
1987-1988年

ドルフィン/スタン・ゲッツ -1981年

「Concord Jazz Selection」Part 2。本作は、西海岸に活動の拠点を移した1980年代のスタン・ゲッツが、ワン・ホーンで明るく吹っ切れたプレイを聴かせる代表作の一枚。成熟した響きとともに、クール~ボサ・ノヴァのスターとしてのキャリアを積み重ねたゲッツが、この時代にも最高峰のインプロヴァイザーであることがよく示された作品。 (C)RS

【収録曲】
1.ドルフィン
2.ア・タイム・フォー・ラヴ
3.ジョイ・スプリング
4.マイ・オールド・フレイム
5.夜は千の眼を持つ
6.クロース・イナフ・フォー・ラヴ

【演奏者】
Bass – Monty Budwig
Drums – Victor Lewis
Piano – Lou Levy
Tenor Saxophone – Stan Getz

【録音】
1981年5月

ブレゲンツ・コンサート/キース・ジャレット -1981年

クヮルテットとしての活動の他、並行して行なったソロ活動は「ソロ・コンサート」「ケルン・コンサート」と傑作を生んだ。そして81年の欧州ツアーの3枚組からブレゲンツでの4曲を収録したものである。即興演奏の才が十分発揮され、迫力に圧倒される。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 BREGENZ, MAY 28, 1981
02 BREGENZ, MAY 28, 1981
03 UNTITLED
04 HEARTLAND

【演奏者】
キース・ジャレット(p)

【録音】
1981年5月

エレジー~ビル・エバンスに捧ぐ/リッチー・バイラーク -1981年

81年にビル・エヴァンスへの追悼の意を込めて制作された。美しい旋律の「イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ」からエヴァンス得意の「ナーディス」までゆかりの曲をトリオ演奏でおくる。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 IN YOUR OWN SWEET WAY
02 BLUE IN GREEN
03 SOLAR
04 SPRING IS HERE
05 PEACE PIECE
06 NARDIS

【演奏者】
リッチー・バイラーク(P) ジョージ・ムラーツ(B) アル・フォスター(DS)

【録音】
1981年5月

ステップ・バイ・ステップ/ステップス -1980年

すでに名のとおっていたマイケル・ブレッカーとスティーヴ・ガッドを擁したスーパー・グループの初スタジオ作。伝統的なジャズの4ビートとは一線を画す新感覚のグルーヴが80年以降のシーンを予見するかのようだ。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 UNCLE BOB
02 KYOTO
03 BELLE
04 BULLET TRAIN
05 SIX PERSIMMONS

【演奏者】
マイケル・ブレッカー(TS) スティーヴ・ガッド(DS) エディ・ゴメス(B) ドン・グロルニック(P) マイク・マイニエリ(VIB)

【録音】
1980年12月

ススト/菊地雅章 -1980年

プーサンこと菊地雅章のキャリアの中でもひと際輝く80年作品。スティーヴ・グロスマンやデイヴ・リーブマンらとともに、70年代のマイルス・ミュージックを自分なりに噛み砕き表現した新感覚グルーヴ・アルバムだ。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 CIRCLE/LINE
02 CITY SNOW
03 GUMBO
04 NEW NATIVE

【演奏者】
菊地雅章(KEY) 日野皓正(COR) スティーヴ・グロスマン,デイヴ・リーヴマン(SS) リッチー・モラレス(DS) ハッサン・ジェンキンス(B) 他

【録音】
1980年11月12月 1981年1月

カリフォルニア・メッセージ/ベニー・ゴルソン -1980年

ベニー・ゴルソンという人、テナー奏者としては正直いってイマイチだが、アレンジャーとしてはいい才能を持っている。だからこのような、ホーンがいっぱい入っている作品はいい。例の“ゴルソン・ハーモニー”が楽しめます。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 CALIFORNIA MESSAGE
02 SOUL TALK
03 BLUES MARCH
04 THE BERLINER
05 WHISPER NOT
06 FREE AGAIN
07 I REMEMBER CLIFFORD

【演奏者】
ベニー・ゴルソン(TS,SS) カーティス・フラー,サーマン・グリーン(TB) オスカー・ブラッシャー(TP) ビル・メイズ(P) ボブ・マグナッソン(B) ロイ・マッカーディ(DS)

【録音】
1980年10月

ステアウェイ・トゥ・ザ・スターズ/アート・ブレイキー -1980年

80年モントルーとノース・シーのジャズ・フェスティバルでのハイライト・ライヴを収録。迫力あるビッグバンド編成により、それまでとは一味違った演奏が楽しめる1枚。(CDジャーナルより)

 

【収録曲】
1.minor thesis
2.a wheel within a wheel
3.bit a bittadose
4.stairway to the stars
5.linwood

【演奏者】
アート・ブレイキー,ジョン・ラムゼイ(ds)ウィントン・マルサリス,バレリー・ポノマレフ(tp)ロビン・ユーバンクス(tb)ボビー・ワトソン(as)ビル・ピアース(ts)ブランフォード・マルサリス(brs,as)ジェームス・ウィリアムス(p)チャールズ・ファンブロー(b)ケビン・ユーバンクス(g)

【録音】
1980年7月

パラレル・リアリティーズ/ジャック・デジョネット -1989年

名義上はデジョネットのリーダー作ではあるが、本質的にはパット・メセニー、ハービー・ハンコックの三者対等のグループ・コンセプトと考えるべきだ。中でも絶好調のメセニーのプレイには目を見張るものがある。

 

【演者】アーティスト:ジャック・ディジョネット(DS,KEY) パット・メセニー(G,SYN-G) ハービー・ハンコック(P,KEY)

 

【収録曲】

01JACK IN
02EXOTIC ISLES
03DANCING
04NINE OVER REGGAE
05JOHN MCKEE
06INDIGO DREAMSCAPES
07PARALLEL REALITIES
【録音】
1990年

 

フレディ・フリーローダー/ジョン・ヘンドリックス&フレンズ -1980年代

マンハッタン・トランスファーの音楽性に多大な影響を与えたジョン・ヘンドリックスはボーカリーズの大御所だ。しかしベテランの円熟味よりも、若手のような溌剌としてチャレンジ精神を持ち続ける姿勢には脱帽だ。

 

アーティスト:ジョン・ヘンドリックス,ジョージ・ベンソン,アル・ジャロウ(vo)トミー・フラナガン(p)ジョージ・ムラツ(b)ジミー・コブ(ds)他

 

収録曲:

01ジャンピン・アット・ザ・ウッドサイド
02イン・サマー
03フレディ・フリーローダー
04スターダスト
05シュガー
06テイク・ジ“A”トレイン
07ファス・リヴィン・ブルース
08ハイ・アズ・ア・マウンテン
09トリンクル・ティンクル
10スウィング・ザット・ミュージック
11ファイナー・シングス・イン・ライフ
12リッスン・トゥ・モンク (リズム・ア・ニング)
13シング・シング・シング

恋人たちの予感~サウンド・トラック/ハリー・コニック・Jr. -1980年代

映画のサウンドトラックだが、そのための作曲はなく、すべてスタンダード・ナンバー。実際に映画では使われていないトラックも多く、映画を離れても楽しめる内容だ。ボーカルもピアノも脂が乗りきって絶好調だ。(CDジャーナルより)

 

【アーティスト】

ハリー・コニックJr.(P,VO) ベン・ウルフ(B) ジェフ・ワッツ(DS) フランク・ウェス(TS) ジェイ・バーリナー(G) マーク・シャイマン(P)

 

【収録曲】

01イット・ハド・トゥ・ビー・ユー~“恋人たちの予感”のテーマ (ウィズ・ビッグ・バンド&ボーカル)
02ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ (わが恋はここに)
03サヴォイでストンプ
04バット・ノット・フォー・ミー
05ウインター・ワンダーランド
06ドント・ゲット・アラウンド・マッチ・エニイモア
07ニューヨークの秋
08書き残したいこの恋を
09レッツ・コール・ザ・ホール・シング・オフ
10イット・ハド・トゥ・ビー・ユー (インストゥルメンタル・トリオ)
11いつかどこかで
【録音】
1989年

ミュージック/ミシェル・ペトルチアーニ -1980年代

ブルーノート時代のペトルチアーニはまさに絶頂期だ、飛ぶ鳥を落とす勢いで次々に名盤を生み出した。本作ではエレクトリック・ピアノを大胆かつ大幅にフューチャー、フュージョン色を強めて新境地を切り開いている。(CDジャーナルより)

 

【アーティスト】

ミシェル・ペトルチアーニ(P,SYN,OG,VO)タニア・マリア(VO)エディ・ゴメス(B)レニー・ホワイト(DS)アンソニー・ジャクソン(EL-B) 他

 

【収録曲】

01LOOKING UP
02MEMORIES OF PARIS
03MY BEBOP TUNE
04BRAZILIAN SUITE NO.2
05BITE
06LULLABY
07O NANA OYE
08PLAY ME
09HAPPY BIRTHDAY MR.K
10THINKING OF WAYNE
【録音】
1989年

風はジョビンのように/イリアーヌ -1980年代

ボサノバを歌う限り、JC・ジョビンの音楽は避けて通れないバイブルのような存在だ。イリアーヌも過去のボサノバ・シンガーに影響を受けつつも、自己の個性をジョビンの音楽に見事に反映させた独創性が感じられる。(CDジャーナルより)

 

【アーティスト】イリアーヌ(P,VO) エディ・ゴメス(B) ナナ・ヴァスコンセロス(PERC) ジャック・デジョネット(DS)

 

【収録曲】

01WATERS OF MARCH|AGUA DE BEBER
02SABIA
03PASSARIM
04DON’T EVER GO AWAY
05DESAFINADO
06ANGELA
07CHILDREN’S GAMES
08DINDI
09ZINGARO
10ONE NOTE SAMBA
11DON’T EVER GO AWAY (POR CAUSA DE VOCE)
【録音】
1989年12月

トゥ・ビー・オーネット・トゥ・ビー/アルド・ロマーノ -1989年

フリー・ジャズの雄オーネット・コールマンの作品を、欧州の優秀なミュージシャンを集め、巧妙なアレンジで見事なアンサンブルを聴かせた問題作。難解に聞こえるオーネットの曲がどこかポップな味わいすら感じる。

 

アーティスト:アルド・ロマーノ(DS) フランコ・ダンドレア(P) パオロ・フレズ(TP,FLH,他)フリオ・ディ・キャストリ(B)

 

収録曲:

01THE BLESSING
02W.R.U.
03LORRAINE
04TEARS INSIDE
05CONTOS DE SONU INTRO’E SONNU
06MIND AND TIME
07CHECK UP
08HALF WAY
09FEET MUSIC
10THE BLESSING
11JAYNE
12THEME FROM A SYMPHONY / SKIES OF AMERICA
13DO

ライブ/ヨアヒム・キューン -1989年

ドイツ出身のキューンは欧州のクラシックの伝統から現代音楽、フリー・ジャズやロックまで幅広い音楽を吸収し、ストレート・アベッドなジャズに回帰したわけだが、本作ではそれらの要素を凝縮した見事な名演だ。

 

アーティスト:ヨアヒム・キューン(p)ダニエル・ユメール(ds)J.F.ジェニー・クラーク(b)

 

収録曲:

01変化
02ラスト・タンゴ・イン・パリ
03クレヴァー・フィーリングス
04ギレーヌ
05イエスタデイズ
06パラ

オール・オブ・ユー/キース・ジャレット・スタンダーズ・ケルン・コンサート -1989年

スタンダードを演奏するために結成された当グループも、回を重ねるごとに軌道修正を加えながら、より緻密で濃厚なインター・プレイを展開し、充実したものになった。まさに脂の乗った充実期のライブといえるだろう。

 

アーティスト:キース・ジャレット(P) ゲイリー・ピーコック(B) ジャック・ディジョネット(DS)

 

収録曲:

[Disc 1]
01LOVER MAN
02I HEAR A RHAPSODY
03LITTLE GIRL BLUE
04SOLAR
05SUN PRAYER
[Disc 2]
01JUST IN TIME
02SMOKE GETS IN YOUR EYES
03ALL OF YOU
04BALLAD OF THE SAD YOUNG MEN
05ALL THE THINGS YOU ARE
06IT’S EASY TO REMEMBER
07U DANCE

スタンダード・タイムVol.3/ウイントン・マルサリス -1980年代

マルサリスのスタンダード・シリーズの第3段。父エリスとの共演盤だ。さすがに親子共演ということもあり、トランペットのワン・ホーン・カルテットという難しさを微塵も感じさせず、リラックスした味わいがある。

 

アーティスト:ウイントン・マルサリス(TP,VO) エリス・マルサリス(P) レジナルド・ヴィール(B) ハーリン・ライリー(DS)

 

収録曲:

01IN THE COURT OF KING OLIVER
02NEVER LET ME GO
03STREET OF DREAMS
04WHERE OR WHEN
05BONA AND PAUL
06THE SEDUCTRESS
07A SLEEPIN’ BEE
08BIG BUTTER AND EGG MAN
09THE VERY THOUGHT OF YOU
10I COVER THE WATERFRONT
11HOW ARE THINGS IN GLOCCA MORRA?
12MY ROMANCE
13EVERYTHING HAPPENS TO ME
14FLAMINGO
15YOU’RE MY EVERYTHING
16SKYLARK
17IT’S EASY TO REMEMBER
18TAKING A CHANCE ON LOVE
19I GOTTA RIGHT TO SING THE BLUES
20IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING
21IT’S TOO LATE NOW

ふらんす物語/バルネ・ウィラン -1980年代

ウィランとマル・ウォルドロンの顔合わせはいかにも日本人好みだ。すべてフランスにちなんだ名曲ばかりで、独特のフレンチ・ムードもいい。安易な企画のようにも見えるが、緻密な構成で緊張感溢れる名演揃いだ。

 

アーティスト:バルネ・ウィラン(ts,ss)マル・ウォルドロン(p)スタッフォード・ジェイムス(b)エディ・ムーア(ds)

 

収録曲:

01男と女
02死刑台のエレベーター
03シェルブールの雨傘
04危険な関係のブルース
05黒いオルフェ
06殺られるのテーマ
07オータム・リーヴス
08クワイエット・テンプル

ボディ・アンド・ソウル/アーチー・シェップ&リチャード・デイビス -テナーサックス

60年代にフリー・ジャズ・シーンに有望な新人として登場したシェップも最近はバラード・プレイに新境地を開拓している。本作は過渡期の録音で、デイビスの革新的なベーシストと、ユニークなデュオを聴かせてくれる。

 

アーティスト:アーチー・シェップ(ts)リチャード・デイヴィス(b)

 

収録曲:

01昔はよかったね
02ボディ・アンド・ソウル
03パノニカ
04ラウンド・アバウト・ミッドナイト

マサト/今津雅仁 -テナーサックス

ジーン・アモンズを彷彿させる豪快なスタイルを持つ今津の本格派デビュー作。すべてオリジナルで固めて、ワン・ホーンで持ち味を存分に発揮している。コルトレーン派ではないテナーの新人は貴重な存在だ。

 

アーティスト:今津雅仁(ts)吉岡秀晃(p)沼上励(b)藤沢博延(ds)(1)(4)(7)村田浩(tp,flh)

 

収録曲:

01ファイアー・ボール
02ヴァイオレット・ラヴ
03ズーム
04ソー・ロング
05ライク・フォレスト
06バグダッド
07ディア・ハンク

スウェーデンの城/ヨーロピアン・ジャズ・トリオ -1989年

耳に心地よく、聴き易く、難しいことをしない80~90年代のイージー・リスニング・ジャズ的な明確な方向性にこのグループの存在価値がある。この潔さが多くの冠トリオと違って安心して聴けるところでもある。

 

アーティスト:カレル・ボエリー(P) フランス・ホーヴァン(B) ロイ・ダッカス(DS)

 

収録曲:

01エリナー・リグビー
02スウェーデンの城
03ルーフィー
04ビーズと腕輪
05オレンジ・シティ
06ホワット・ザ・ヘック
07ネイチャー・ボーイ
08パッセージ・オブ・ジャコ
09ビューティフル・ラヴ
10君は恋を知らない
11マイ・シップ
12ジェントル・ブレイン

スカボロー・フェア/クリス・ハンター -1980年代

ギル・エバンスの元で腕を磨いた新鋭。英国に因んだ曲が多いのは彼の出身国だから。7管編成というスモール・ビッグ・バンドのゴージャスな響きと清澄なクリスのアルトが絶妙なコントラストを描いている。

 

アーティスト:クリス・ハンター(AS) クリス・ボッティ(TP) コンラッド・ハーウィッグ(TB) ジョン・クラーク(HR) ジョー・デイリー(EUPH) アレックス・フォスター(FL,PICC,SS) ハワード・ジョンソン(BS-CL) ギル・ゴールドスタイン(P,SYN) チャック・ローブ(G) マイク・リッチモンド(B) アダム・ナスバウム(DS)

 

収録曲:

01SCARBOROUGH FAIR
02BOPLICITY
03GOD BLESS THE CHILD
04TROLLEY SONG
05PRELUDE BY GEORGE GERSHWIN
06BUD, BIRD & GIL
07BEAUTY & THE BEAST
08‘ROUND MIDNIGHT

モーニン/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ -ビッグバンド

マンハッタン・ジャズ・クインテットをビッグ・バンド化した感じで、デビッド・マシューズの指揮とアレンジによるビッグ・バンドだ。本作はお馴染みの曲ばかりだが、新鮮味のあるアレンジで聴き応えがある。

 

アーティスト:ルー・ソロフ,ジョン・ファディス,ランディ・ブレッカー(TP) バーチ・ジョンソン,アービー・グリーン,キース・オークィン(TB) クリス・ハンター(AS) ジョージ・ヤング(TS,CL) デビッド・マシューズ(P) デイブ・ウェックル(DS) 他

 

収録曲:

01キャラヴァン
02モーニン
03マイ・ファニー・ヴァレンタイン
04サマータイム
05ザ・サイドワインダー
06ビッグ・アップル・ジャム
07枯葉

セレクト・ライブ・サキソフォン・ワークショップ/マイケル・ブレッカー他 -テナーサックス

ライブ・アンダー・ザ・スカイでのライブ録音。ビル・エバンスやスタンリー・タレンタインなど新旧様々なスタイルのテナー・マンと4管の大バトルを繰り広げる。ライブゆえの張り切ったプレイが聴きものだ。

 

アーティスト:マイケル・ブレッカー,ビル・エヴァンス,スタンリー・タレンタイン,アーニー・ワッツ(ts)ドン・グロルニック(p)鈴木良雄(b)アダム・ナスバウム(ds)

 

収録曲:

01ストラタスファンク
02ザ・フォー・スリーパーズ/プールス
03ウォーター・ベイビーズ
04ラヴァー・マン
05スウィングしなけりゃ意味がない
06ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ

ライブ・アット・モントリオール/チャーリー・ヘイデン・リベレーション・ミュージック・オーケストラ -1989年

89年モントリオールに於けるヘイデンのライブは5本あり、いずれも名盤揃いだ。本作はリベレーション・ミュージック・オーケストラとしては唯一のライブ盤でもあり、溌剌とした演奏で一、二を争う名演だ。

 

アーティスト:チャーリー・ヘイデン(B)トム・ハレル,スタントン・デイヴィス(TP)レイ・アンダーソン(TB)シャロン・フリーマン(FRH)ジョー・デイリー(TUB)ケン・マッキンタイヤー(AS)アーニー・ワッツ,ジョー・ロヴァーノ(TS)ミック・グッドリック(G)ジェリ・アレン(P)ポール・モチアン(DS)

 

収録曲:

01LA PASIONARIA
02SILENCE
03SANDINO
04WE SHALL OVERCOME

ライブ・アット・モントリオールⅠ/チャーリー・ヘイデン -1989年

かつてのオーネット・コールマン5からの3人が集まり、オーネットとドン・チェリーの曲で構成され、さながら同窓会のように演奏を楽しんでいるのが魅力だ。でも内容は緊張と緩和を取り混ぜ、ハイレベルな名演だ。

 

アーティスト:チャーリー・ヘイデン(b)ドン・チェリー(tp)エド・ブラックウェル(ds)

 

収録曲:

01ザ・スフィンクス
02アール・デコ
03ハッピー・ハウス
04ロンリー・ウーマン
05モプティ
06ザ・ブレッシング
07ホェン・ウィル・ザ・ブルース・リーヴ?
08ロウ・イヤーズ

エピタフ/チャールス・ミンガス -1989年

チャールス・ミンガスの考えるビッグ・バンド・ジャズを鬼才ガンザー・シェラーが指揮するビッグ・バンドで、発展させたような演奏だ。マルサリスやブレッカーを始め新旧オールスターが顔を揃え一流のソロが聴ける。

 

アーティスト:ガンサー・シュラー指揮 ウイントン・マルサリス,ランディ・ブレッカー,ルー・ソロフ(tp)ジョン・ハンディ,ジェローム・リチャードソン(as)ジョージ・アダムス(ts)ローランド・ハナ,ジョン・ヒックス(p)ビクター・ルイス(ds)ジョン・アバクロンビー(g)他

 

収録曲:

[Disc 1]
01メイン・スコア・パート1
02パーカッション・ディスカッション
03メイン・スコア・パート2
04スターテッド・メロディ
05ベター・ゲット・イット・イン・ユア・ソウル
06ザ・ソウル
07ムーズ・イン・マンボ
08セルフ・ポートレイト/チル・オブ・デス
09O.P. (オスカー・ペティフォード)
10プリーズ・ドント・カム・バック・フロム・ザ・ムーン
[Disc 2]
01モンク、バンク・アンド・ヴァイス・ヴァーサ
02ペギーズ・ブルー・スカイライト
03ウルヴァリン・ブルース
04ザ・チルドレンズ・アワー・オブ・ドリーム
05バラッド
06フリーダム
07インタールード
08ヌーン・ナイト
09メイン・スコア・リプライズ

JAZZに恋して/ソニー・ロリンズ -テナーサックス

ブランフォード・マルサリスと2テナーで、新旧テナー対決を聴かせてくれる。当時のロリンズは演奏時間が延びていたが、本作は適度な長さにとどめて、凝縮されたまとまりのよいシンプルな演奏ばかりで好感が持てる。

 

アーティスト:ソニー・ロリンズ,(1)(5)ブランフォード・マルサリス(TS) ジェローム・ハリス((1)(5)EL-B,(2)(3)(4)(6)(7)EL-G) (2)(4)(6)(7)ジャック・デジョネット,(1)(5)ジェフ・ワッツ(DS) マーク・ソスキン((2)(3)P,(4)(6)(7)SYN) (2)(3)(4)(6)(7)ボブ・クランショウ(EL-B) (4)(6)(7)クリフトン・アンダーソン(TB) (1)(5)トミー・フラナガン(P)

 

収録曲:

01FOR ALL WE KNOW
02TENNESSEE WALTZ
03LITTLE GIRL BLUE
04FALLING IN LOVE WITH LOVE
05I SHOULD CARE
06SISTER
07AMANDA

ジャスト・フレンズ/ヘレン・メレル~スタン・ゲッツ -ヴォーカル

メリルとゲッツの30年ぶりの再会セッション。パリとニューヨークの録音でサイドメンの違いから微妙に雰囲気が違っているところも面白い。数多くの歌伴をこなしているゲッツだけに、ツボを押さえた助演が魅力だ。

 

アーティスト:ヘレン・メリル(VO) スタン・ゲッツ(TS) ヨアヒム・キューン,トリー・ジトー(P) ジャン=フランソワ・ジェニー=クラーク(B) ダニエル・ユメール(DS)

 

収録曲:

01CAVATINA
02IT NEVER ENTERED MY MIND
03JUST FRIENDS
04IT DON’T MEAN A THING (IF IT AIN’T GOT THAT SWING)
05BABY AIN’T I GOOD TO YOU
06IT’S NOT EASY BEING GREEN
07IF YOU GO AWAY
08YESTERDAYS
09MUSIC MAKERS

リズム・スティック/CTIオール・スターズ -1980年代

イージー・リスニングからフュージョンにかけての名プロデューサー、クリード・テイラーが組織したオール・スターによるフュージョン作品。とはいえモダンなアドリブ名手も参加しているので聴き応え充分だ。

 

アーティスト:ディジー・ガレスピー,アート・ファーマー(tp)フィル・ウッズ(as)ボブ・バーグ(ts,ss)ジョン・スコフィールド,ロベン・フォード(g)アンソニー・ジャクソン,チャーリー・ヘイデン(b)

 

収録曲:

01カリビ
02フライデイ・ナイト・アット・ザ・キャデラック・クラブ
03キロンボ
04バルバドス
05ナナ
06ソフトリー・アズ・イン・ア・モーニング・サンライズ
07コロ・デ・リオ
08パリセイズ・イン・ブルー
09ワンバ

アメリカ/ジョージ・アダムス -1980年代

前作『ナイチンゲール』の続編ともいうべき内容で、アメリカ人の琴線に触れる曲というか、心の友というような曲を集めたアメリカ讃歌だ。無骨だが豪快かつ悠々と歌うテナーがアメリカのおおらかさに通じるようだ。

 

アーティスト:ジョージ・アダムス(ts,fl,vo)ヒュー・ロウソン(p)セシル・マクビー(b)マーク・ジョンソン(ds)

 

収録曲:

01アメリカ・ザ・ビューティフル
02テネシー・ワルツ
03モティヴェイション
04故郷の人々
05ジー・ベイビー
06ボールゲームに連れてって
07ユー・アー・マイ・サンシャイン
08わが心のジョージア
09ハヴ・ユー・サンクト・アメリカ
10星条旗

バイ・エニー・ミーンズ・ネセサリー/ゲイリー・トーマス -テナーサックス

マイルスの元で腕を挙げたトーマスがディジョネットのスペシャル・エディションに在籍中に録音した3枚目のリーダー作。メンバーに統一感が感じられないが、そこが混沌としたハードな世界を構築したともいえるだろう。

 

アーティスト:ゲイリー・トーマス(ts,fl,syn)ティム・マーフィー(p,syn)アンソニー・コックス(b)デニス・チェンバース(ds)(7)(9)グレッグ・オズビー(as,syn)(1)(3)(8)ジョン・スコフィールド,(6)(8)ミック・グッドリック(g)(4)(5)(7)ジェリ・アレン(p,syn)(1)(2)(4)(6)(7)(8)ナナ・ヴァスコンセロス(perc)

 

収録曲:

01バイ・エニー・ミーンズ・ネセサリー
02コンティニュアム
03ユア・アンダー・アレスト
04ポテンシャル・ハザード
05トゥ・ザ・ヴァニシング・ポイント
06スクリーン・ジェム
07ジャナーラ
08アット・リスク
09アウト・オブ・ハームズ・ウェイ

セグメンツ/ジェリ・アレン~チャーリー・ヘイデン~ポール・モチアン -1989年

アレンはチャーリー・ヘイデンのリベレーション・ミュージック・オーケストラに加入して以降、その特異な才能が開花したといえるだろう。本作もこのオーケストラがあってこそ実現した彼女の理想のようなトリオだ。

 

アーティスト:ジェリ・アレン(p)チャーリー・ヘイデン(b)ポール・モチアン(ds)

 

収録曲:

01ロウ・イヤーズ
02ユール・ネヴァー・ノウ
03マーマデューク
04カバラ (ドラム・ミュージック)
05ホーム
06アイム・オール・スマイルズ
07セグメント
08ラ・パッショナリア
09レイン

アフター・アワーズ/アンドレ・プレビン -1989年

久々にジャズに帰ってきたプレビンがジョー・パスとレイ・ブラウンのベテラン勢と共に往年の西海岸ジャズを蘇らせた。リラックスした中にもツボを心得たパスやブラウンの好サポートがプレビンを引き立てる。

 

アーティスト:アンドレ・プレヴィン(p)ジョー・パス(g)レイ・ブラウン(b)

 

収録曲:

01THERE’LL NEVER BE ANOTHER YOU
02I ONLY HAVE EYES FOR YOU
03WHAT AM I HERE FOR
04LIMEHOUSE BLUES
05ALL THE THINGS YOU ARE
06HONEYSUCKLE ROSE
07I GOT IT BAD AND THAT AIN’T GOOD
08SMOKE GETS IN YOUR EYES
09COTTON TAIL
10LAURA
11ONE FOR BUNZ

ジャズ・ポエット/トミー・フラナガン -1989年

日本生まれの冠トリオ「スーパー・ジャズ・トリオ」の『プリーズ・リクエスト・アゲイン』と同一内容。かつては名脇役と言われたが、晩年になると力強さやメロディアスなフレーズが増えてより円熟の妙味が増した。

 

アーティスト:トミー・フラナガン(P) ジョージ・ムラーツ(B) ケニー・ワシントン(DS)

 

収録曲:

01キャラバン

02ラメント

03セントルイス・ブルース

04ミーン・ストリーツ

05アイム・オールド・ファッションド

06ボセ・ア・ゴッソ

07ザット・タイアード・ルーティーン・コールド・ラブ

08グラッド・トゥ・ビー・アンハッピー

09レインチェック

10ウィロー・ウィーブ・フォー・ミー

 

スタンダーズ&モア/チック・コリア・アコースティック・バンド -1989年

キース・ギャレットのスタンダーズに対抗して、コリアが打ち出したコンセプトがエレクトリック・バンドと同一メンバーのこのバンド。どの曲でも豊富なアイデアを盛り込んで一癖も二癖もある演奏で飽きることがない。

 

アーティスト:チック・コリア(P) ジョン・パティトゥッチ(B) デイヴ・ウェックル(DS)

 

収録曲:

01BESSIE’S BLUES
02MY ONE & ONLY LOVE
03SO IN LOVE
04SOPHISTICATED LADY
05AUTUMN LEAVES
06SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
07MORNING SPRITE
08T.B.C. (TERMINAL BAGGAGE CLAIM)
09CIRCLES
10SPAIN

ライブ・アット・モントリオール/チャーリー・ヘイデン&ジェリ・アレン -1989年

モントリオール・ジャズ・フェスティバルでのライブ。アレンのピアノは非和声的でフリー・ジャズの要素を含んだ非主流派のスタイルだ。この特異な才能をヘイデン~モチアンのリズム陣は見事にサポートしている。

 

アーティスト:チャーリー・ヘイデン(b)ジェリ・アレン(p)ポール・モチアン(ds)

 

収録曲:

01BLUES IN MOTIAN
02FIASCO
03FIRST SONG
04DOLPHY’S DANCE
05FOR JOHN MALACHI
06IN THE YEAR OF THE DRAGON

ライブ・アット・モントリオールⅣ/チャーリー・ヘイデン&ゴンザロ・ルバルカバ -1989年

ルバルカバは本作録音当時、まだ無名に近い存在で、彼を起用したヘイデンの目に狂いはなかった。早いパッセージをくり出し突っ走るルバルカバを、ヘイデン~モチアンのリズム陣は的確にサポートし盛り上げる。

 

アーティスト:チャーリー・ヘイデン(b)ゴンサロ・ルバルカバ(p)ポール・モチアン(ds)

 

収録曲:

01VIGNETTE
02BAY CITY
03LA PASSIONARIA
04SILENCE
05THE BLESSING
06SOLAR

ロクサーヌ~ザ・ミュージック・オブ・スティング/ザ・ボブ・ベルデン・アンサンブル -1990年

サックス奏者のボブ・ベルデンのアレンジャーとしての才能にスポットを当てた作品。ギル・エバンスの影響も垣間見ることができ、スティングの原曲を生かしながらもモダンなジャズ・サウンドに仕立て上げた手腕は見事。

 

アーティスト:ボブ・ベルデン・アンサンブル ティム・ヘイガンス(tp)ダイアン・リーヴス,フィル・ペリー(VO) ジョン・スコフィールド,ジョン・ハート(G) リック・マーギッツァ(TS) ベニー・グリーン(P) 他

 

収録曲:

01INTRODUCTION
02WRAPPED AROUND YOUR FINGER
03ROANNE
04STRAIGHT TO MY HEART
05SISTER MOON
06DREAM OF THE BLUE TURTLES
07EVERY BREATH YOU TAKE
08THEY DANCE ALONE
09SHADOWS IN THE RAIN
10CHILDREN’S CRUSADE
11I BURN FOR YOU

ニアネス・オブ・ユー/ダイアン・リーブス -1980年代

本作録音当時、リーブスはジャズ・ボーカル界の新御三家として大いに持て囃され人気も高かった。確かに抜群の歌唱力と魅力的な歌声で群を抜いた存在だった。曲の読みの深さや上手いアドリブが本作で堪能できる。

 

アーティスト:ダイアン・リーヴス(vo)マルグリュー・ミラー,ドナルド・ブラウン(p)チャーネット・モフェット(b)グレッグ・オズビー(as)マーヴィン“スミッティ”スミス,テリ・リン・キャリントン(ds)ロン・パウエル(perc)ボビー・ハッチャーソン(vib)ケヴィン・ユーバンクス(g)

 

収録曲:

01アフロ・ブルー
02ニアネス・オブ・ユー~ミスティ (ニュー・ヴァージョン)
03アイ・リメンバー・スカイ
04ラヴ・フォー・セール
05朝日のようにさわやかに
06ライク・ア・ラヴァー
07ハウ・ハイ・ザ・ムーン
08心が歌う歌
09フォー・オール・ウィ・ノウ
10ニアネス・オブ・ユー~ミスティ
11アンシェント・ソース
12スプリング・リアリー・ハング・アップ・ザ・モスト
13フリーダム

ドント・トライ・ジス・アット・ホーム/マイケル・ブレッカー -テナーサックス

マイケル・ブレッカー個人での第2作目。個人になってからはフュージョン色よりもストレート・アベッドな路線に変更したが、本作ではフュージョン的なサウンドもきかれるものの中心はブレッカーのモダンなテナーだ。

 

アーティスト:マイケル・ブレッカー(TS,EWI) マイク・スターン(G) ハービー・ハンコック,ジョーイ・カルデラッツォ,ドン・グロルニック(P) チャーリー・ヘイデン,ジェフ・アンドリュース(B) ジャック・ディジョネット,アダム・ナスバウム,ピーター・アースキン(DS) マーク・オコナー(VN) ジュド・ミラー,ジム・ビアード(SYN)

 

収録曲:

01ITSBYNNE REEL
02CHIME THIS
03SCRIABIN
04SUSPONE
05DON’T TRY THIS AT HOME
06EVERYTHING HAPPENS WHEN YOU’RE GONE
07TALKING TO MYSELF
08THE GENTLEMAN & HIZCAINE

バージン・ビューティ/オーネット・コールマン -1980年代

フリー・ジャズ全盛時代に比べ、当時のオーネットは高度な内容を聴き易く表現する術を習得していたようだ。プライム・タイムとしては3枚目にあたり、グループとしてもこなれて内容の濃い作品に仕上がっている。

 

アーティスト:オーネット・コールマン(AS,TP,VN) デナード・コールマン(DS,KEY,PERC) カルヴィン・ウェストン(DS) アル・マクドゥエル,クリス・ウォーカー(B) バーン・ニックス,チャーリー・エレーブ,(1)(6)(7)ジェリー・ガルシア(G)

 

収録曲:

013 WISHES
02BOURGEOIS BOOGIE
03HAPPY HOUR
04VIRGIN BEAUTY
05HEALING THE FEELING
06SINGING IN THE SHOWER
07DESERT PLAYERS
08HONEYMOONERS
09CHANTING
10SPELLING THE ALPHABET
11UNKNOWN ARTIST

 

リニー・ロスネス&スーパーフレンズ -1988年

ロスネスはサムシン・エルスが送り出した有望新人だ。本作ではショーターやハンコック、ブランフォードなどお馴染みのスターたちがサイドを固めて手堅く新人をサポートし、内容の濃い作品に仕上がっている。

 

アーティスト:リニー・ロスネス(P) ロン・カーター(B) ルイス・ナッシュ(DS) (4)ウェイン・ショーター(SS) (8)ハービー・ハンコック(P) (1)(2)ブランフォード・マルサリス(TS,SS) (3)(5)(6)ラルフ・ボーエン(TS)

 

収録曲:

01ブライト・ミシシッピー
02プレイグラウンド・フォー・ザ・バーズ
03ザ・ストーリーテラー
04ジアーナ
05パンジャブ
06I.A.ブルース
07エヴリシング・アイ・ラヴ
08ユリの花

あなたと夜と音楽と/ジャッキー・パリス -1980年代

本作はパリス62歳の時の録音で、全盛期とは言い難い時期にあたるが、人生の機微を乗り越えた者だけに表現しうる歌心を滲ませている点はさすがに実力派の歌手だ。小粋なフェイクと艶っぽいフレージングの妙味が白眉。

 

アーティスト:ジャッキー・パリス(vo)ジム・マクニーリィ(p)マイク・リッチモンド(b)アダム・ナスバウム(ds)

 

収録曲:

01あなたと夜と音楽と
02アイ・ソウト・アバウト・ユー
03アウト・オブ・ディス・ワールド
04ラッキー・トゥ・ビー・ミー
05ホエン・ザ・サン・カムズ・アウト
06ダンシング・イン・ザ・ダーク
07アイ・リメンバー・クリフォード
08ダーホウド
09アイ・シュッド・ケア
10ホワイル・ウィアー・ヤング
11マイ・アイディアル
12オール・オア・ナッシング・アット・オール

ポール・モチアン・オン・ブロードウェイVol.1 -1988年

モチアンはモードからフリーなど幅広い音楽に対応し、独自のビート感覚でバンドをプッシュする才人。本作はレギュラー・グループにチャーリー・ヘイデンを加えてブロードウェイ・ミュージカルの名曲を集めたもの。

 

アーティスト:ポール・モチアン(ds)チャーリー・ヘイデン(b)ジョー・ロヴァーノ(ts)ビル・フリゼール(g)

 

収録曲:

01ライザ
02虹の彼方に
03セイ・ディドント・ビリーヴ・ミー
04恋とは何でしょう
05マイ・ハート・ビロングス・トゥ・ダディー
06昨夜の二人は若かった
07あなたに夢中
08サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
09ソー・イン・ラヴ

ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース/ウイントン・マルサリス -トランペット

マルサリスはニューオリンズ出身だけに、地元のトラディショナルなジャズや音楽に取り組むのは当然の帰結のようにも思える。現代的なジャズに古典的なジャズの手法を取り入れた演奏は、まさに温故知新ジャズだ。

 

アーティスト:ウィントン・マルサリス(tp)マーカス・ロバーツ(p)トッド・ウィリアムス(sax)ウェス・アンダーソン(as)レジナルド・ヴィール(b)ハーリン・ライリー(ds)ダニー・バーカー(バンジョー)マイケル・ホワイト(cl)テディ・ライリー(tp)フレディー・ロンゾ(tb)ジェレミア・ライト(ナレーション)

 

収録曲:
01ザ・マジェスティ・オブ・ザ・ブルース
02ヒッコリー・ディッコリー・ドッグ
03ニュー・オリンズ・ファンクション:デス・オブ・ジャズ~早すぎた検死~オン・ザ・サード・デイ

ノルウェーの森/ヨーロピアン・ジャズ・トリオ -1988年

カエル・ポエリーをリーダーとする冠トリオのデビュー作。耳に心地よく、どこか欧州色が感じられるさわやかな演奏が魅力だ。本作は有名スタンダードを中心に、メロディアスでわかりやすい演奏を心がけて心地よい。

 

アーティスト:カレル・ボエリー(P) フランス・ホーヴァン(B) ロイ・ダッカス(DS)

 

収録曲:

01NORWEGIAN WOOD
02MY ROMANCE
03SUMMERTIME
04SONG FOR SAD
05MY FUNNY VALENTINE
06LIBERIAN DANCE
07ELSA
08THE SHADOW OF YOUR SMILE
09MISTER “T”
10TWILIGHT
11ONCE UPON A SUMMERTIME
12AUTUMN LEAVES

ライブ・イン・ボストン/ジョン・アバークロンビー -1988年

ビル・エバンスのレパートリーを取り上げ、トリビュート作的性格もある作品。マーク・ジョンソンとピーター・アーキンスのコンビはアバークロンビーにとって最も相性のいいリズム陣で、溌剌とした見事な演奏だ。

 

アーティスト:ジョン・アバークロンビー(g)マーク・ジョンソン(b)ピーター・アースキン(ds)

 

収録曲:

01ファーズ・オン・アイス
02星影のステラ
03不思議の国のアリス
04ビューティフル・ラヴ
05イナープレイ
06ライト・ビーム
07ドラム・ソロ
08フォア・オン・ワン
09サムライ・ヒー・ホー
10魅せられし心

ブルーストラック/日野皓正 -1989年

80年代はフュージョンのヒット曲を次々に生み出した日野だったが、本作はメイン・ストリームに戻っての本格的な大作だ。フュージョンの成果を踏まえ、高度であってもわかりやすく素晴らしいソロを聴かせてくれる。

 

アーティスト:日野皓正(cor)ジョン・スコフィールド(g)ボビー・ワトソン(as)ロブ・シェップス(ts)オナージェ・アラン・ガムス(p)ボブ・ハースト,マイケル・フォーマネク(b)ヴィクター・ルイス(ds)

 

収録曲:

01ロマンセロ・ギターノ
02スウィート・ラヴ・オブ・マイン
03ブルーストラック
04レイン・アゲイン
05ヒューゴー
06枯葉
07アローン・アローン・アンド・アローン
08タイム・アウティング

ナイチンゲール/ジョージ・アダムス -1980年代

普段は過激でパワフルなアダムスが自己主張をセーブして、じっくりとハートを歌いこんだような作品。ワン・ホーン・カルテットなので、その真摯な態度と傑出した曲の理解度が浮き彫りになり、深い感銘を受ける。

 

アーティスト:ジョージ・アダムス(ts,ss,fl)ヒュー・ロウソン(p)シローン(b)ヴィクター・ルイス(ds)

 

収録曲:

01明日に架ける橋
02この素晴らしき世界
03クライ・ミー・ア・リヴァー
04バークリー広場のナイチンゲール
05ムーン・リヴァー
06プレシャス・ロード・テイク・マイ・バンド
07オール・マン・リヴァー
08ゴーイング・ホーム (家路)

パリ北駅着、印象/ケニー・ドリュー -1988年

バド・パウエルの影響から出発したドリューだが、欧州に移住してからの7~8年代の演奏は抒情派に転向したような観さえ伺わせる。本作はフランスに因んだ曲ばかりを集め、パリのエスプリを感じさせる魅力作だ。

 

アーティスト:ケニー・ドリュー(P) ニールス・H・φ・ペデルセン(B) アルヴィン・クイーン(DS)

 

収録曲:

01IMPRESSIONS
02EVENING IN THE PARK
03CAFE FLORE
04AUTUMN LEAVES
05NO GREATER LOVE
06MY SHIP
07ROUGE BLUES
08MORNING MIST
09LAST TANGO IN PARIS
10THE WAY WE WERE

リユニオン/メル・トーメ&マーティ・ペイチ -1980年代

西海岸ジャズや歌伴のオーケストラ・アレンジに抜群の冴えを見せる名編曲家のペイチが28年ぶりにトーメのバックを務めた作品。トーメもペイチも懐古趣味ではなく、新鮮さを求めた意欲的な態度が大傑作を生んだ。

 

アーティスト:メル・トーメ(vo)マーティ・ペイチ(arr,cond)ジャック・シェルドン(tp)ゲイリー・フォスター(as)ピート・ジョリー(p)チャック・バーグホッファー(b)他

 

収録曲:

01スウィート・ジョージア・ブラウン
02雨に歩けば
03星に願いを~アイム・ウィッシング
04ボサ・ノヴァ・メドレー:ギフト (リカード・ボサ・ノヴァ)~ワン・ノート・サンバ~ハウ・インセンシティヴ
05トローリー・ソング~時間通り教会へ
06モア・ザン・ユー・ノウ
07グッドバイ・ルック
08誰が為に鐘は鳴る~スペイン

トルース/マーカス・ロバーツ -1980年代

ウイントン・マルサリスのグループで注目を集めたロバーツの初リーダー作。盲目だが新鮮なハーモニー・センスや個性的なフレーズは新世代を代表するスタイリストだ。豪華ゲストを迎えて、一流の作品に仕上げている。

 

アーティスト:マーカス・ロバーツ(p)ウィントン・マルサリス(tp)チャーリー・ラウズ,トッド・ウィリアムズ(ts)レジナルド・ヴィール(b)エルヴィン・ジョーンズ(ds)

 

収録曲:

01ジ・アライヴァル
02ブルー・モンク
03マウレーラ
04バラのひとひら
05カントリー・バイ・チョイス
06ザ・トルース・イズ・スポークン・ヒア
07イン・ナ・メロウ・トーン
08ナッシン・バット・ザ・ブルース

プレイズ・マイルス・アンド・ギル/高橋達也と東京ユニオン -テナーサックス

マイルスとギル・エバンスが共演した名曲の数々をデビッド・マシューズのアレンジで東京ユニオンが演奏するという企画物。チューバやホルンなどギルのアレンジにも迫るマシューズのペンがさえ、演奏も秀逸だ。

 

アーティスト:高橋達也(ts,fl)と東京ユニオン

 

収録曲:

01イレブン
02ザ・ミーニング・オブ・ザ・ブルース
03パブリシティ
04アランフェス協奏曲
05マイルス・アヘッド
06ベスよお前は俺のもの
07ゴーン
08ゴーン・ゴーン・ゴーン
09サマータイム

クインタージ/J.J.ジョンソン -トロンボーン

長年ジャズ界を遠ざかっていたJJ久々のカムバック作品。ニューヨークで活躍中の若手に囲まれてのビレッジ・バンガードでのライブ録音だ。若々しいJJのプレイだけでなく、より柔軟な編曲や音楽性が聴きものだ。

 

アーティスト:J.J.ジョンソン(tb)ラルフ・ムーア(sax)スタンリー・カウエル(p)ルーファス・リード(b)ヴィクター・ルイス(ds)

 

収録曲:

01聖者の行進
02ブルー・ボッサ
03ドック・ワズ・ヒア
04バズ・ブルース
05クインタージー
06ラメント
07ホワイ・インディアナポリス、ホワイ・ノット・インディアナポリス
08イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー
09コッピン・ザ・バップ
10ネフェルティティ
11ユーヴ・チェンジド
12コミュテイション

ダブル・エクスポージャー/佐藤允彦フィーチャリング・エディ・ゴメス&スティーブ・ガッド -1980年代

この3人の顔合わせを見るだけで、緊張感とスリリングな展開が保障されたようなもの。ここで聴ける演奏はライブという条件も加わって、エキサイティングな熱気が伝わってくる。しかも破綻がない結束は見事だ。

 

アーティスト:佐藤允彦(P,KEY) スティーヴ・ガッド(DS) エディ・ゴメス(B)

 

収録曲:

01後の先
02不思議の国のアリス
03バンブー・シューツII
04暮雪
05フォディラス・バディウス
06風紋
07ザス・ザ・ソング・パスド
08ヌーベル・キュイジーヌ
09デュークス・カリプソ
10オール・ブルース
11セント・トーマス

 

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