20世紀ジャズ名盤の全て
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エヴォリューション/グラシャン・モンカーⅢ世 -グラシャン・モンカーⅢ世


ジャッキ・マクリーン・バンド出身のトロンボニスト、グラシャンの初リーダー作。メンバーはマクリーン・バンドの同僚達にリー・モーガンを加えた形となっている。グラシャンのどこか陰のある、くぐもったトーンと空間を生かしたフレージングは、それまでのトロンボニスト達ーJ.J.ジョンソンやカーティス・フラーなどーとは一線を画しており、全く斬新なものであった。全曲グラシャンのオリジナルで占めらており、モード、フリーなどを取り入れたサウンドは今聴いてもフレッシュに響く。とりわけ、’Air Raid’におけるグラシャンの空間を生かしたソロにトニー・ウィリアムスのシャープなドラムが切り込んでいく様はなんともスリリングだ。また、全盛期を過ぎたとはいえ、リー・モーガンの火の玉のようなプレイも健在でグラシャンのダークな音色と好対照をなしている。グラシャンは寡作であり、残された録音は少ないが、本作は初リーダー作にして出世作でもあり、60年代前半のサウンドを代表する1枚といえよう。

【収録曲】

1.Air Raid

2.Evolution

3.The Coaster

4.Monk In Wonderland

【演奏者】

Grachan Concur III (tb), Lee Morgan (tp), Jackie McLean (as), Bobby Hutcherson (vib), Bob Cranshaw (ba), Tony Williams (ds)

【録音年】

1964.4

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