20世紀ジャズ名盤の全て

バド・パウエルの追想/チック・コリア・アンド・フレンズ -1990年代

世界ツアーを敢行して大反響を呼んだオールスター・グループによるスタジオ録音盤。メンバーの豪華さに目は奪われがちだが、チックの地に根を生やしたような確信に満ちた音楽性とプロジェクトの素晴らしさが見事に一体化したことから生まれた快作。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 BOUNCIN’ WITH BUD
02 MEDIOCRE
03 WILLOW GROVE
04 DUSK IN SANDI
05 OBLIVION
06 CLEOPATRA’S DREAM
07 BUD POWELL
08 I’LL KEEP LOVING YOU
09 GLASS ENCLOSURE
10 TEMPUS FUGIT
11 CELIA

【演奏者】
チック・コリア(p)クリスチャン・マクブライド(b)ロイ・ヘインズ(ds)ジョシュア・レッドマン,ケニー・ギャレット(sax)ウォレス・ルーニー(tp)

【録音】
1996年7月

スチュ・ウイリアムソン -1950年代

マル・ウォルドロンやクリス・コナー、ニーナ・シモン等、日本で長きに渡り人気の高いNYの名門ジャズレーベル、ベツレヘムのカタログリイシュー!
クロード・ウィリアムソン、リロイ・ヴィネガー、メル・ルイス等の錚々たるウエスト・コーストのリズムセクションを従え、チャーリー・マリアーノ、ビル・ホフマン等をフィーチャーした数少ないステュ・ウィリアムソンのリーダー作品。(メーカーインフォより)

【収録曲】
1 ピー・ジェイ
2 ジャスト・フレンズ
3 いやな夢
4 ホングリー・チャイルド
5 ビッグ・レッド
6 レッド・クロス
7 街のうわさ
8 オームズ・チューン
9 ローズ・バド

【演奏】
ステュ・ウィリアムソン(tp)、チャーリー・マリアーノ(as)、ビル・ホフマン(ts)、ジミー・ジェフリー(bs)、
クロード・ウィリアムソン(p)、リロイ・ヴィネガー(b)、メル・ルイス(ds)

【録音】
1956年

フォース/ロバート・スチュワート -1990年代

スチュワートは69年カリフォルニア生まれの黒人テナー奏者。マイナー・レーベルから出た初リーダー作では、ストレートアヘッドなプレイを披露した。日本デビューとなるこのメジャー移籍第2弾作品では、ファラオ・サンダースの影響を強く感じさせる。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 AL-FATIHAH
02 THE FORCE
03 RESURRECTION
04 PEACE WITHIN
05 SANCTUARY
06 BLACKNESS
07 THE BLACK STONE
08 DION
09 RIPPLE
10 REVELATIONS
11 LOVE OF LIFE

【演奏者】
ロバート・スチュワート(TS,FL,SYN)エド・ケリー(P)レジナルド・ヴィール(B)ジェフ“テイン”ワッツ(DS)

【録音】
1996年12月

ヌーヴォー・スイング/ドナルド・ハリソン -1990年代

“若手”から“中堅”へとなりつつあるドナルド・ハリソンの、インパルス移籍第1弾。アコースティックなジャズ・テイストを大切にしながらも、ヒップホップ、レゲエ、ブラジル音楽などの要素を巧みに取り入れ、“90年代のジャズ”を見事に表現している。(CDジャーナルより)

【収録曲】
01 NOUVEAU SWING
02 BOB MARLEY
03 COME BACK JACK
04 LITTLE FLOWERS
05 EIGHTY-ONE
06 SINCERELY YOURS
07 SETEMBRO
08 ONE OF A KIND
09 NEW HOPE
10 CHRISTOPHER JR.
11 SOUTH SIDE PEOPLE
12 DANCE HALL
13 DUCK’S GROOVE
14 AMAZING GRACE

【演奏者】
ドナルド・ハリソン(as)(1)(3)(5)~(8)(10)クリスチャン・マクブライド,(2)(4)(9)(11)~(13)ルーベン・ロジャース(b)アンソニー・ウォンジー(p)(1)(3)(5)~(8)(10)(11)(13)カール・アレン,(2)(4)(9)(12)ディオン・パーソン(ds)

【録音】
1996年8月11-13日

スリー・アメリカズ/イリアーヌ -1990年代

タイトルは北・中央・南アメリカのこと。ジャズ,タンゴ,ボサ・ノヴァ/サンバなどが自然にとけあいアメリカ大陸の音楽がひとつになった。イリアーヌの軌跡の集大成的なテーマだが,音楽編パンアメリカニズムの旅立ちといえるくらいの完成度と可能性を秘める。– 内容(「CDジャーナル」データベースより)

【収録曲】
01 AN UP DAWN
02 THE TIME IS NOW
03 CAIPORA
04 CHORANGO
05 CHEGA DE SAUDADE
06 CRYSTAL AND LACE
07 BRIGAS NUNCA MAIS
08 INTRODUCTION TO GUARANI
09 O GUARANI
10 JUNGLE JOURNEY
11 MISSING YOU
12 JUMPING FOX

【演奏者】
イリアーヌ(p,vo)マーク・ジョンソン(b)武石聡(ds)オスカー・カストロネヴィス(g)デイヴ・ヴァレンティン(fl)ギル・ゴールドスタイン(acd) 他

【録音】
1996年

ターン・アップ・ザ・クワイエット/ジェフ・キーザー -1990年代

ジャズ・メッセンジャーズの最後のピアニストだったジェフ・キーザーのソニーでの第1弾。ダイアナ・クラールやジョシュア・レッドマンといったゲストを迎え、アコースティックな4ビートにとどまらない、ヴァラエティに富んだジャズを聴かせてくれている。– 内容(「CDジャーナル」データベースより)

【収録曲】
01 STOMPIN’ AT THE SAVOY
02 THE NEARNESS OF YOU
03 LUSH LIFE
04 ISLAND PALACE
05 MADAME GRENOUILLE
06 LOSE MY BREATH
07 ROSE
08 MY SHINING HOUR
09 PRECIOUS ONE
10 LOVE DANCE
11 BIBO NO AOZORA

【演奏者】
ジェフ・キーザー(p,key)(2)(4)(10)
ダイアナ・クラール(vo)(1)(2)(5)(7)(9)
ジョシュア・レッドマン(sax)(1)(2)(4)(5)(9)(11)
クリスチャン・マクブライド(b) 他

【録音】
1996年12月16-21日

ストロベリー・フィールズ -1996年

 

ブルーノートの人気者たちが集結したビートルズ作品集。ジャズとビートルズが好きなファンにはたまらない。カサンドラ・ウイルソンとダイアン・リーブス共演の①、大西順子の⑤などは、ここでしか聴けないかも

トラックリスト

01カム・トゥゲザー (カサンドラ・ウィルソン・アンド・ダイアン・リーヴス)
02ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー (カサンドラ・ウィルソン)
03トゥモロー・ネヴァー・ノウズ (ダイアン・リーヴス)
04アイム・オンリー・スリーピング (ホリー・コール)
05ゲット・バック (ジャリーサ、大西順子)
06フール・オン・ザ・ヒル (ダイアン・リーヴス、ジャヴォン・ジャクソン)
07夢の人 (ホリー・コール)
08ヘイ・ジュード (ジャリーサ、グレッグ・オズビー)
09レディ・マドンナ (ペニー・フォード)
10レット・イット・ビー (シルヴィア・シェムウェル)

テイルズ・フロム・ザ・ハドソン/マイケル・ブレッカー -1990年代

ブレッカー・ブラザーズ作品を挟んで約5年ぶりのリーダー作。目指すは、含みのある今のアコースティック・ジャズ。達者なサイド・メンを従えて思うままに吹いている。意外にも、デイヴ・ホランドのベースが本作の決め手になっているように思えたが。

トラックリスト

01SLINGS AND ARROWS
02MIDNIGHT VOYAGE
03SONG FOR BILBAO
04BEAU RIVAGE
05AFRICAN SKIES
06INTRODUCTION TO NAKED SOUL
07NAKED SOUL
08WILLIE T.
09CABIN FEVER

演奏

マイケル・ブレッカー(ts)パット・メセニー(g)ジョーイ・カルデラッツォ,(3)(5)マッコイ・タイナー(p)デイヴ・ホランド(b)ジャック・デジョネット(ds)(3)(5)ドン・アライアス(perc)

ニュー・ムーン・ドーター/カサンドラ・ウイルソン -1996年

 

BN第2作。ジャケットも凄いインパクトだが、歌の世界も冒頭から重く熱く激しく強力。もはや彼女は、希求すべき道をわしづかみにしたと言うしかないほど、音楽のパッションが明解。J.ミッチェルにも通底する景色が、黒粘着力で迫る類例なき力作。

トラックリスト

01STRANGE FRUIT
02LOVE IS BLINDNESS
03SOLOMON SANG
04DEATH LETTER
05SKYLARK
06FIND HIM
07I’M SO LONESOME I COULD CRY
08LAST TRAIN TO CLARKSVILLE
09UNTIL
10A LITTLE WARM DEATH
11MEMPHIS
12HARVEST MOON
13MOON RIVER

演奏

カサンドラ・ウィルソン(VO) グラハム・ヘインズ(COR) ブランドン・ロス(G) ロニー・プラキシコ(B) 他

マイ・ピープル/ジョー・ザビヌル -1996年

シンフォニー・ミュージックを出したばかりのザビヌルが、まったく異なるコンセプトのアルバムを発表。今回は彼が率いるザビヌル・シンジケートの路線をさらに進化させたワールド・ミュージック。ヴォーカルを大胆に使った色彩感豊かなサウンドが見事な1枚。

トラックリスト

01イントロダクション・トゥ・ア・マイティ・シーム
02ワラヤ
03ビモヤ
04ユー・ウォント・サム・ティー・グランパ
05スリヴォヴィッツ・トレイル
06オチーバラ~パツァリック
07オリエント・エクスプレス
08エラデエプフィー・ブルース
09ミ・ジェント
10イン・アン・アイランド・ウェイ
11メニー・チャーチス
12オツィ

演奏

ジョー・ザビヌル(key,vo)マイク・モスマン(tp,tb)ボビー・マラック(sax)ゲイリー・ポウルソン(g)マシュー・ギャリソン(b)バコ・セリー(ds)トリロク・グルトワ,アレックス・アクーニャ(perc) 他

追求~PURSUANCE コルトレーンに捧ぐ/ケニー・ギャレット -1996年

 

人気アルトサックス奏者によるジョン・コルトレーン作品集。パット・メセニーを含むピアノレス・トリオがバックだ。ブレッカーの場合もそうだが、パットの全面参加がギャレットの音楽性を高次元へ誘っている。

トラックリスト

01カウントダウン
02イクイノックス
03リベリア
04ディア・ロード
05ロニーズ・ラメント
06アフター・ザ・レイン
07ライク・ソニー
08追求
09アラバマ
10ジャイアント・ステップス
11ラティーファ
12マイルス・モード

演奏

ケニー・ギャレット(AS) パット・メセニー(G) ロドニー・ウィテカー(B) ブライアン・ブレイド(DS)

キッキン・イット/ケイコ・リー -1996年

KEIKO LEE / ケイコ・リー / KICKIN' IT WITH KEIKO LEE / キッキン・イット

早くも人気と評価を決定づけたセカンド・アルバム。ニューヨークの一流ミュージシャンたちを迎え、並外れた才能と実力を発揮した。スタンダードを題材にして、即興性に富むディープなヴォーカルを聴かせている。

トラックリスト

01カム・バック、ビバップ~ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー
02ナイト・アンド・デイ
03ラヴ・ダンス
04カム・レイン・オア・カム・シャイン
05ウィル・ビー・トゥゲザー・アゲイン
06ミスター・ワンダフル
07ザ・マン・アイ・ラヴ
08アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー
09ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン?
10ゴッド・ブレスズ・ザ・チャイルド
演奏

ケイコ・リー(VO) リー・コニッツ(AS)

アート・フォーラム/グレッグ・オズビー -1996年

 

これまでラップやヒップホップの要素を積極的に取り入れてきたオズビーの新作は、これまでの路線とは一転して全編アコースティックなサウンド。といっても過去のジャズの焼き直しではなく、全編にわたってアグレッシヴなアプローチを披露している。

トラックリスト

01ミス・ディミーナ
02ムード・フォー・ソート
03アイ・ディドント・ノウ・アバウト・ユー
042ndボーン・トゥ・フリーダム
05ダイアレクティカル・インターチェンジ
06アート・フォーラム
07ドント・エクスプレイン
08ハーフ・ムーン・ステップ
09パーペチュイティ

演奏

グレッグ・オズビー(as,ss)ジェイムス・ウィリアムス,ダレル・グラント(p)ブライアン・キャロット(vib)ロニー・プラキシコ(b)ジェフ・ワッツ(ds)マーヴィン・スウェル(g)ロビン・ユーバンクス(tb)クリーヴ・ガイトン(fl,ts)アレックス・ハーデン(bcl)

カンザス・シティ~オリジナル・サウンドトラック -1990年代

30年代のカンザス・シティを舞台にしたロバート・アルトマン監督の同名映画サントラ。当時活躍していたのはカウント・ベイシーらだが、そうした先輩たちのジャズを現代のミュージシャンたちが果敢に演奏している点がききどころ。顔ぶれに圧倒される。

トラックリスト

01ブルース・イン・ザ・ダーク
02モートン・スウィング
03アイ・サレンダー・ディア
04クィア・ノーションズ
05ララバイ・オブ・ザ・リーヴス
06アイ・レフト・マイ・ベイビー
07ヤー・マン
08フロッギー・ボトム
09ソリテュード
10ペイジン・ザ・デヴィル
11ラファイエット
12ソリテュード

演奏

クリスチャン・マクブライド,ロン・カーター(b)ニコラス・ペイトン(tp)ジョシュア・レッドマン(ts)ジェイムス・カーター(ts,brs)ジェリ・アレン(p)マーク・ホイットフィールド(g)ケヴィン・マホガニー(vo)他

リズム・レボリューション/レオン・パーカー -1996年

 

驚いた! 第2弾なのだがここまでやるとは……。パーカッション/ドラムの色彩に富む斬新なリズムをジャズにゾクゾクするほどうまく融合させた。コマーシャル性を排したジャズ・アプローチを高く評価したい。これは現代の“ジャズ来るべきもの”かも。

トラックリスト

01レイ・オブ・ライト
02ヴィレッジ・ソング:アフリカ
03クローズ・ユア・アイズ
04コーリング・アウト
05ビリーフ
06ホライゾン・アズル
07ワイド・オープン
08ファースト・チャイルド
09イン・ア・センチメンタル・ムード
10ビリーフ (デディケイテッド・トゥ・イングケ)

演奏

レオン・パーカー(ds,perc,vo)スティーヴ・ウィルソン(sax,fl)スティーヴ・デイヴィス(tb)トム・ハレル(fp,flh)リサ・パーカー(fl)ウゴンナ・オケグォア(b)アダム・クルツ(p,perc)ナタリー・キャッシュマン(perc,vo)

フリーダム・イン・ザ・グルーブ/ジョシュア・レッドマン -1996年

若手ジャズ・サックスの旗手が放つ充実のリーダー作。ギタリストを新たにメンバーに加えたことで、グループ・サウンドはより豊かになり、幅が拡がった。彼の音楽がさらなる飛躍へと向かう予感を感じさせ、聴きどころもタップリ。彼自身によるライナーも秀逸。

トラックリスト

01HIDE AND SEEK
02ONE SHINING SOUL
03STREAMS OF CONSCIOUSNESS
04WHEN THE SUN COMES DOWN
05HOME FRIES
06INVOCATION
07DARE I ASK?
08CAT BATTLES
09PANTOMIME
10CAN’T DANCE
11STROLLIN’

演奏

ジョシュア・レッドマン(TS,SS) 他

酒とバラの日々~ヘンリー・マンシーニに捧ぐ/デイブ・グルーシン -1996年

映画音楽家としてのグルーシンはマンシーニが目標だったそうだ。この追悼作は長年温めた企画。4年ぶりのリーダー作だ。有名曲ぞろいではなが、逆にジャズに適する美しいメロディを再発見できたような気がする。彼の演奏はさらに優雅さを増した。

トラックリスト

01PETER GUNN
02DREAMSVILLE
03MR.LUCKY
04MOMENT TO MOMENT
05BABY ELEPHANT WALK
06TWO FOR THE ROAD
07DAYS OF WINE AND ROSES
08HATARI
09WHISTLING AWAY THE DARK
10SOLDIER IN THE RAIN

演奏

デイヴ・グルーシン(P) ジョン・パティトゥッチ(B) ハーヴィー・メイソン(DS) ラッセル・マローン(G) エリック・マリエンサル,トム・スコット(SAX) (2)(10)ダイアナ・クラール(VO) 他

エターナル・ドリームス/松本英彦&N.Y.オールスターズ -1990年代

 松本英彦&N.Y.オール・スターズ「 エターナル・ドリームス~松本英彦ラストアルバム」

日本の重鎮テナー・サックス奏者、松本の音楽生活50周年の記念作。フランス在住の巨人グリフィンとニューヨーク界のトップ・クラスとの共演で、驚くほどまとまりのある仕上がりをみせる。松本のテナーは悠揚迫らぬ自然体。乾いた日本情緒をかもし出している。

トラックリスト

01BLUE BOSSA
02DREAM
03TENDERLY
04AUTUMN IN ROME
05WALTZ SWING
06DARK EYES
07LOSS OF LOVE
08荒城の月
09MORNING GROW IN MANHATTAN

演奏

松本英彦,ジョニー・グリフィン(ts)アントニオ・ハート(as)ルー・ソロフ(tp,flh)ジョー・ロック(vib)サイラス・チェスナット(p)ジョージ・ムラーツ(b)ルイス・ナッシュ(ds)スティーヴ・バリオス(perc)

ミズーリの空高く/チャーリー・ヘイデン&パット・メセニー -1996年

ミズーリの空高く Beyond The Missouri Sky

1998年度のグラミー賞“ジャズ・インストルメンタル部門賞“を受賞した、チャーリー・ヘイデンとパット・メセニーのコラボレイション・アルバム。清涼としたパットの音色と重厚なヘイデンの組み合わせが創り出す不思議な爽快感がこの作品を品格のある作品に仕上げている。

ともにミズーリ州出身という2人。すでに何度か共演はしているものの、ベースとギターのシンプルなデュオというのは今回が初めて。どことなく哀愁を帯びたセンチメンタルな楽曲がズラリと並んでおり、彼らの音楽的背景を知る上でも興味深い1枚だ。

 

トラックリスト

01. ワルツ・フォー・ルース

02. アワ・スパニッシュ・ラブ・ソング

03. メッセージ・トゥ・ア・フレンド

04. ツー・フォー・ザ・ロード

05. ファースト・ソング

06. ムーン・イズ・ア・ハーシュ・ミストレス

07. プレシャス・ジュエル

08. ヒーズ・ゴーン・アウェイ

09. ムーン・ソング

10. ティアーズ・オブ・レイン

11. 「ニュー・シネマ・パラダイス」愛のテーマ

12. ニュー・シネマ・パラダイス

 

演奏

チャーリー・ヘイデン(b) パット・メセニー(g)

ストリート&アベニュー/大坂昌彦&原朋直クインテット -1996年

MASAHIKO OSAKA & TOMONAO HARA QUINTET / 大坂昌彦&原朋直クインテット / ストリート&アベニュー

新世代ジャズの幕開けぜよ!”とばかりに若手の新しい才能が次々と頭角を現し、まさに平成のジャズ維新が動乱期に突入した1990年代に、キングレコードに残された名作を再発売する“復刻!日本ジャズ維新20”シリーズ。

トラックリスト

1. A列車で行こう

2. ドロップ・ミー・オフ・アット・ハーレム

3. アッパー・マンハッタン・メディカル・グループ

4. スケーティング・イン・セントラル・パーク

5. マンハッタン

6. セントラル・パーク・ウエスト

7. 52丁目のテーマ

8. グランド・セントラル

9. スクラップル・フロム・ジ・アップル

10. ブロードウェイ・ブルース

演奏

大坂昌彦(ds)、原朋直(tp)、川嶋哲郎(ss,ts)、井上祐一(p)、上村信(b)

モナ・リザ/林栄一 -1996年

 

高い評価を受けているアルトサックス奏者、林栄一のスタンダード集。ギタートリオをバックにして、ひたすら歌うことに集中した。山下洋輔がゲスト参加。幅広いジャズリスナーに林の素晴らしさを伝えている。

トラックリスト

01MONA LISA
02WALKING SHOES
03SOME OTHER SPRING
04IF YOU COULD SEE ME NOW
05ALL OF ME
06YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
07I REMEMBER YOU
08MY BLUE HEAVEN
09SOUTH OF THE BORDER
10I’M A FOOL TO WANT YOU
11IN A SENTIMENTAL MOOD
12LINE FOR LYONS
13TEA FOR TWO
14SMOKE GETS IN YOUR EYES
15WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?

演奏

林栄一(AS) 加藤崇之(G) 是安則克(B) 外山明(DS) 山下洋輔(P)

ファースト・タイム・エバー/バリー・ハリス -1990年代

ナベサダさんの自叙伝に、J.ホッジスを聴いて、何とも頼りなげな飄々としたその演奏を聴き感動した件りがあるが、本作のハリスのピアノにも同様の感銘を受ける。1度聴いただけではその良さはわからない。ただ、何かが心のどこかに静かに残る演奏だ。

トラックリスト

01UNO DOS TRES
02FIRST TIME EVER
03TO WALTER DAVIS JR. WITH LOVE (& SCOBY TOO)
04NASCIMENTO
05YOU GO TO MY HEAD
06MOON SHADOW
07K.G.
08SMOKE GETS IN YOUR EYES

演奏

バリー・ハリス(p)ジョージ・ムラーツ(b)リロイ・ウィリアムス(ds)

トリビュート・コンサート‘96/オスカー・ピーターソン -1996年

ピーターソン健在なりを伝える快作。しかもその復活を祝って何とも豪華なゲストを集めての実況録音盤が本作だ。キラ星のようなスターたちが惜しげもなく次から次へと登場する中で、ピーターソンは我が意を得たりとばかりにご機嫌なプレイを繰り広げる。

トラックリスト

01ANYTHING GOES
02REUNION BLUES
03IF YOU ONLY KNEW
04BAG’S GROOVE
05WILLOW WEEP FOR ME
06MUMBLES
07I CAN’T FACE THE MUSIC
08HERE’S TO LIFE
09IN A MELLOW TONE
10MY FOOLISH HEART
11THE DUKE OF DUBUQUE
12(GET YOUR KICKS ON) ROUTE 66
13MACK THE KNIFE

演奏

(1)~(7)(9)(10)(12)(13)オスカー・ピーターソン(p),ハーブ・エリス(g),ルイス・ナッシュ(ds)(1)~(5)レイ・ブラウン,(6)(7)(9)(10)(12)(13)ニールス・ペデルセン(b)(7)(8)シャーリー・ホーン(vo,p)(9)スタンリー・タレンタイン(ts)(10)ロイ・ハーグローヴ(flh)(11)(12)マンハッタン・トランスファー(vo)(13)クラーク・テリー(tp)

テナー・タイム/ジョー・ロヴァーノ -1996年

米ジャズ誌『ダウン・ビート』の人気投票などで、95年に3冠、作96年も2冠を獲得。名実ともに正当評価されたロバーノ。本作はそんな彼の充実のわかる1枚。大西の“黒いピアノ”とも見事に融解しスタンダーズをブロウ。特異な才能に何歩か近づけるはず。

トラックリスト

01WALKIN’
02WHY DON’T I
03BYE BYE BLACKBIRD
04PARADOX
05RUBY MY DEAR
06INVITATION
07BUDO
08LIKE SONNY
09DEWEY SAID

演奏

ジョー・ロヴァーノ(ts)大西順子(p)ロドニー・ウィテカー(b)アル・フォスター(ds)

 

パヴァーヌ/ザ・ウエスト・コースト -1990年代

96年LA録音。円熟の技を醸し出しているコレットとロウズのフルートが心地よく美しい。ラヴェルとバッハからクラシック2曲、スタンダード6曲、メンバー作2曲と構成も充実している。このカラッとした穏やかさもウエスト・コーストのテイストだ。

トラックリスト

01PAVANE POUR UNE INFANTE DEFUNTE
02IF I LOVED YOU
03STARDUST
04ROUND MIDNIGHT
05COMIN’ HOME BABY
06FIFO
07AIR
08AMAPOLA
09NO MORE BLUES
10BALLAD FOR BILL GREEN

演奏

バディ・コレット(fl,ts)ヒューバート・ロウズ(fl)ケヴィン・ユーバンクス(g)ルー・マシューズ(p)スタン・ギルバート(b)ハーヴィー・メイソン(ds)

ヤング・アット・ハート/トニー・ウイリアムス -1996年

世界で初めて“ダイレクト・ストーム・デジタル”という録音方法でレコーディングされたトニーのピアノ・トリオ・アルバム。トニーのダイナミックなドラミング、マルグリューのドライヴ感あふれるピアノが、キレのいい音質で迫ってきて、迫力満点だ。

トラックリスト

01プロメシアン
02ヤング・アット・ハート
03オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
04フェアウェル・トゥ・ドグマ
05ハウ・マイ・ハート・シングス
06フール・オン・ザ・ヒル
07ネプチューン:フィア・ノット
08あなたと夜と音楽と
09ボディ・アンド・ソウル
10ディス・ヒア
11サマー・ミー、ウィンター・ミー

演奏

トニー・ウィリアムス(ds)マルグリュー・ミラー(p)アイラ・コールマン(b)

黒水仙/益田幹夫 -1996年

難病を克服して益田が再びシーンに戻ってきた。辛苦の闘病生活を経た彼のプレイは実に穏やかだ。名手を得ても淡々とした自己表現のペースを益田はまったく狂わせていない。エモーションを抑えた歌心の中に、演奏のできる喜びが溢れているような1枚。

トラックリスト

01IN A SENTIMENTAL MOOD
02THERE IS NO GREATER LOVE
03IMPROVISATION 2
04BLUE MONK
05ONCE I LOVED
06BLACK DAFFODILS
07THIRD PLANE
08OLEO
09I WISH I KNEW
10BOOGALOO
11IMPROVISATION 1

演奏

益田幹夫(p)ロン・カーター(b)ルイス・ナッシュ(ds)

カラーズ/オーネット・コールマン&ヨアヒム・キューン -1996年

オーネットの真価はライヴの場で一層明快な形になって発揮される。そのことを実証しているのがキューンとデュオで演奏したこの作品だ。それにしても両者の一体感は素晴らしい。互いの持ち味を出し尽くす中で、ふたりのプレイが自然に解け合っている。

トラックリスト

01FAXING
02HOUSE OF STAINED GLASS
03REFILLS
04STORY WRITING
05THREE WAYS TO ONE
06PASSION CULTURES
07NIGHT PLANS
08CYBER CYBER

演奏

オーネット・コールマン(as,tp,vn)ヨアヒム・キューン(p)

オープン・ザ・ゲイト/幸島文雄 -1996年

大西順子グループで活躍する荒巻茂生を迎えて結成された新生辛島トリオ。ゲストに渡辺香津美他、日本のトップ・プレイヤーたちを呼び、辛島のオリジナル曲とスタンダードをテンションの高い演奏で聴かせ、聴き応え十分。スタンダードのモダンな解釈も光る。

トラックリスト

01アイ・フィール・ア・ウインド
02イスラエル
03ウィール・ビー・トゥギャザー・アゲイン
04スピーク・ロウ
05オープン・ザ・ゲイト
06降っても晴れても
07ウィズ・ア・ドリーム
08ブルー・イン・グリーン

演奏

辛島文雄(p)荒巻茂生(b)本田珠也(ds) (1)(3)(5)渡辺香津美(g) (2)(5)(7)本多俊之(ss) (5)(7)(8)峰厚介(ts)

ザ・ダーク・キーズ/ブランフォード・マルサリス -1996年

シンプルな編成による真摯なジャズ。その演奏はスリリングで創造的だ。マルサリスのサックスだけでなくメンバー全員が凄い集中力でアドリブを展開し、チーム・ワークも見事。とめどなくあふれるフレーズに豊かな音楽性がほとばしる。ゲストとの共演も聴きもの。

トラックリスト

01ザ・ダーク・キーズ
02ヘジテイション
03サウザント・オータムズ
04センチネル
05リキーフ
06ジューダス・イスカリオット
07ブルテイン
08チョット・ハプンズ

演奏

ブランフォード・マルサリス(ts,ss)レジナルド・ヴィール(b)ジェフ・ワッツ(ds)(4)ジョー・ロバーノ(ts)(6)ケニー・ギャレット(as)

プレイ・ピアノ・プレイ~大西順子トリオ・イン・ヨーロッパ -1996年

レギュラー・トリオで初めてヨーロッパツアーを敢行した時の模様を収録。大西順子のジャズを欧州のリスナーへ大いにアピールした。ベースとドラムも好演。トリオが一体となったパワフルな熱演が全編で聴ける。

トラックリスト

01プレイ・ピアノ・プレイ
02ハウ・ハイ・ザ・ムーン
03スラッグス
04トリニティ
05ポートレイト・イン・ブルー
06クトゥービアにて
07ザ・ジャングラー

演奏

大西順子(P) 荒巻茂生(B) 原大力(DS)

フォー・シーズンズ/秋吉敏子ジャズ・オーケストラ -1996年

ジャズ活動50周年、10月下旬~11月上旬の来日公演記念盤でもあるとか。(2)~(5)は青森県森田村から依頼の意欲作。太棹の津軽三味線(弦が弛んでる~)、横笛(風かな?)、ノリト(英訳)のイントロが微笑ましい。厳寒の自然で生ジャズ聴きたい時代かも。

トラックリスト

01ダンス・オブ・ザ・グレムリン
02組曲「フォーシーズンズ」~リポーズ
03「同」~ポリネイション
04「同」~ノリト
05「同」~ハーヴェスト・シャッフル
06レトロ・ゾーン
07チャイナ・リメンバード

演奏

秋吉敏子ジャズ・オーケストラ ルー・タバキン(TS,FL)

カルテット/パット・メセニー -1996年

カルテットに縮小したことで、グループの音楽がこれまで以上にタイトなものとなった。パットの縦横無尽に動き回るギターを中心に、アコースティックなサウンドを主体としたこの作品は、まるで壮大な音絵巻のように目まぐるしい展開を聴かせる。

トラックリスト

01INTRODUCTION
02WHEN WE WERE FREE
03MONTEVIDEO
04TAKE ME THERE
05SEVEN DAYS
06OCEANIA
07DISMANTLING UTOPIA
08DOUBLE BLIND
09SECOND THOUGHT
10MOJAVE
11BADLAND
12GLACIER
13LANGUAGE OF TIME
14SOMETIMES I SEE
15AS I AM

演奏

パット・メセニー(G) ライル・メイズ(KEY) スティーヴ・ロドビー(B) ポール・ワーティコ(DS)

黒と白の肖像/エディ・ヒギンズ -1996年

シカゴで活躍、フロリダ在住というヒギンズは、通人好みの白人ピアニスト。久しぶりの国内発売となったこの作品では、クラシックの名曲にも挑戦。晩年のケニー・ドリューを思わせる、優雅にして耽美的な演奏をたっぷり聴かせているのが印象深い。

トラックリスト

01LULLABY OF THE LEAVES
02DANNY BOY
03WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
04LIEBESLIED
05RETRATO EM BRANCO E PRETO
06SICILIANO
07JUST IN TIME
08PAVANE
09THE DOLPHIN|SOMEONE TO LIGHT UP MY LIFE
10DANCE ONLY WITH ME
11VOCALISE

演奏

エディ・ヒギンズ(P) ドン・ウィルナー(B) ジェイムス・マーチン(DS)

イタリアン・バラッズ /エンリコ・ラヴァ -1996年

トランペット詩人と言っても過言ではないほど、とってもムーディにプレイする彼。深みのある太く優しい音色で、あますところなくバラッドを聴かせてくれる。彼の中にあるジャズのテイストとイタリアン・ミュージックとの融合が生み出す新しい世界。

トラックリスト

01THE SONG OF GELSOMINA
02GIULIETTA DEGLI SPIRITI
03UN BEL DI, VEDREMO
04IL CIELO IN UNA STANZA
05MARGHERITA
06BELLA
07UN CANTO
08DIVA
09TORNA A SURRIENTO
10SENZA FINE
11E SE DOMANI
12DUE NOTE
13STRINGIMI FORTE I POLSI
14MORE
15O MIO BABBINO CARO

演奏

エンリコ・ラヴァ(TP) ドメニコ・カリーリ,ロベルト・セチェート(G) ジョバンニ・マイアー(B) U.T.ガンディ(DS,PERC) バーバラ・カシーニ(VO) リチャード・ガリアーノ(ACD)

ザ・ハードバップ・グランドポップ/ホレス・シルヴァー -1996年

復帰したホレスの元気いっぱいインパルス第1弾。バス、トロンボーンなど4管の7人編成。若手は忙しそうだから古株メンバーでなんて言いながら、ファンキーで心踊る演奏だ。インパルスってレーベルの、こういう洒落っ気を尊重するところが好きだなあ。

トラックリスト

01アイ・ウォント・ユー
02ザ・ヒッペスト・キャット・イン・ハリウッド
03グラティテュード
04ホーキン
05アイ・ガット・ザ・ブルース・イン・サンタ・クルーズ
06ウィヴ・ガット・シルヴァー・アット・シックス
07ザ・ハードバップ・グランドポップ
08ザ・レディ・フロム・ヨハネスブルグ
09セレナーデ・トゥ・ア・ティーケトル
10ディギン・オン・デクスター

演奏

ホレス・シルヴァー(p)クラウディオ・ロディッディ(tp,flh)マイケル・ブレッカー(ts)スティーヴ・トゥーレ(tb)ロニー・キューバ(brs)ロン・カーター(b)ルイス・ナッシュ(ds)

ザ・プロミス/ジョン・マクラフリン -1996年

サンボーンやロック界のジェフ・ベックなど豪華絢爛な面々が次々に参加している凝った構成。新旧の領域を超えたギター表現を駆使しつつ、新たな再構築をダイナミックに謀りたいというマクラフリンの意気込みと野望が聴ける。ギター好きが飛びつく1枚。

トラックリスト

01DJANGO
02THELONIUS MELODIUS
03AMY AND JOSEPH
04NO RETURN
05EL CIEGO
06JAZZ JUNGLE
07THE WISH
08ENGLISH JAM
09TOKYO DECADENCE
10SHIN JIN RUI
11THE PEACOCKS

演奏

ジョン・マクラフリン(G,KEY) ジェフ・ベック,パコ・デ・ルシア,アル・ディメオラ(G) スティング(EL-B) ヴィニー・カリウタ,デニス・チェンバース(DS) デヴィッド・サンボーン(AS) マイケル・ブレッカー(TS) ジョーイ・デフランセスコ(OG,TP) ザキール・フセイン(TABLA) 他

ザッツ・ライト/ジョージ・ベンソン -1996年

長年在籍したWBからGRPに移っての第1作。かつて『ブリージン』の大ヒットを飛ばしたトミー・リピューマとのコンビが復活、その時代の香りも随所に感じられる作品。インストとヴォーカルの比率は五分五分。マーヴィン・ゲイにちなんだオリジナルも。

トラックリスト

01ザッツ・ライト
02ザ・シンカー
03マーヴィン・セッド
04トゥルー・ブルー
05ホールディン・オン
06ソング・フォー・マイ・ブラザー
07ジョニー・リー
08サマー・ラヴ
09Pパーク
10フットプリンツ・イン・ザ・サンド
11ホェン・ラヴ・カムズ・コーリング
12ホェア・アー・ユー・ナウ?

演奏

ジョージ・ベンソン(g,vo)ポール・ピーターソン(b)マイケル・ブランド(ds)リッキー・ピーターソン(key,og)エリック・リーズ(sax)ラルフ・マクドナルド(perc)他

さよならバードランド/ビル・クロウ -1996年

当時某ジャズ誌にエッセイを連載するほか、文筆業でも活躍していたベーシストの96年作。スタンダードを中心とした選曲で、堅実なベース・プレイは抱擁力もあって、よく歌うし、ナイス。滋味豊かなテナー・サックス、アル・コーンの息子によるギターも好演。

トラックリスト

01さよならバードランド
02シェアー・ア・キイ
03オーケー、バグ
04ニューズ・フロム・ブルーポート
05枯葉
06フールズ・ラッシュ・イン
07ジャスト・フレンズ
08トライクロティズム
09マイ・ファニー・ヴァレンタイン
10ナイト・ライツ
11ブロードウェイ

演奏

ビル・クロウ(B) カーメン・レギオ(TS) ジョー・コーン(G) デヴィッド・ジョーンズ(DS)

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