20世紀ジャズ名盤の全て

ゴールデン・サークルのオーネット・コールマンVOL.1&2/オーネット・コールマン -1960年代

 

フリー・ジャズの申し子オーネット・コールマンがブルーノートに残した金字塔。3年ぶりの活動再開の地はスウェーデン。アトランティック時代との比較においても、メロディシズムの点でさらなる飛躍を感じさせている。
 
【収録曲】
 
01FACES AND PLACES
 
02EUROPEAN ECHOES
 
03DEE DEE
 
04DAWN
 
【演奏】
 
オーネット・コールマン(as) デヴィッド・アイゼンソン(b) チャールズ・モフェット(ds)
 
【録音】
 
1665年12月

 

 

クロイドン・コンサート/オーネット・コールマン -1960年代

オーネットがアルトに加えてヴァイオリンとトランペットもプレイしながら現代音楽に接近した作品。場所はロンドン近くクロイドン。アンサンブルを従えた「サウンズ・アンド・フォームス・フォー・ウインド・クインテット」は優しくそして美しくさえあるハーモニー、「バラッド」では激烈なオーネットのヴァイオリンに感嘆せざるを得ないだろう。(CDジャーナルより)
 
【収録曲】
 
01SOUNDS AND FORMS FOR WIND QUINTET
 
02SADNESS
 
03CLERGYMAN’S DREAM
 
04FALLING STARS
 
05SILENCE
 
06HAPPY FOOL
 
07BALLAD
 
08DOUGHNUTS
 
【演奏】
 
オーネット・コールマン(as,vn,tp)デヴィッド・アイゼンソン(b)チャールス・モフェット(ds)
 
【録音】
 
1965年
 

チャパカ組曲/オーネット・コールマン -1960年代


当初は映画のサントラ用にオーネットがレコーディングしたものだが、インパクトがありすぎて不採用。結果的にコロムビアから1965年にリリースされた。4部構成の組曲で、各パート20分前後の長尺演奏。(CDジャーナルより)

【収録曲】

[Disc 1]
01CHAPPAQUA SUITE
02CHAPPAQUA SUITE
 
[Disc 2]
01CHAPPAQUA SUITE
02CHAPPAQUA SUITE
 
【演奏者】
 
オーネット・コールマン(AS) ファラオ・サンダース(TS) デヴィッド・アイゼンゾン(B) チャールズ・モフェット(DS) 他
 
【録音年】
 
1965.6

タウン・ホール1962・/オーネット・コールマン -1962年

フリー・ジャズの先駆的存在であるオーネットが、最初の引退直前に残したスリリングなライヴ。最強のピアノレス・トリオを率いた演奏は、40年代末のビバップと同じ手ごたえを感じさせる。ジャズ史を語る上でも重要な1枚だ。(3)のみ弦楽四重奏の演奏。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01ドーナッツ

02サッドネス

03デディケーション・トゥ・ポエッツ・アンド・ライターズ

04ジ・アーク

【演奏】

オーネット・コールマン(as)デヴィッド・アイゼンソン(b)チャールス・モフェット(ds)(弦楽四重奏団)

【録音】

1962年12月

フリー・ジャズ₊1/オーネット・コールマン -1960年代

1950年代末、フリー・ジャズの提唱者オーネット・コールマンはジャズ界に旋風を巻き起こすが、一時引退してしまう。だが数年後に復活して欧州ツアーを実施。これはその頂点となったストックホルムでの実況録音盤で、各国で音楽賞に輝いた傑作。全曲オリジナルで、冒頭から奔放自在に吹きまくる「フェイシズ・アンド・プレイシズ」、奇妙な浮遊感を持つ「ヨーロピアン・エコーズ」など、創造的かつ刺激的な世界が繰り広げられる。(ゴールデン・サークルより)

【収録曲】

1 アナウンスメント

2 フェイシズ・アンド・プレイシズ

3 ヨーロピアン・エコーズ

4 ディー・ディー

5 ドーン

6 フェイシズ・アンド・プレイシズ (別テイク)

7 ヨーロピアン・エコーズ (別テイク)

8 ドーナッツ

【演奏者】

オーネット・コールマン(as) デヴィッド・アイゼンソン(b) チャールズ・モフェット

【収録日】

1965年12月3日

ジャズ来るべきもの/オーネット・コールマン -1950年代

59年5月に録音された本作は、オーネット・コールマンが革新的な、彼独自の音楽概念を打ち出した記念碑的名盤。「淋しい女」をはじめ、初期の名曲がたっぷり楽しめる。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01淋しい女

02イヴェンチュアリー

03ピース

04フォーカス・オン・サニティー

05コンジニアリティー

06クロノロジー

【演奏】

オーネット・コールマン(AS)ドン・チェリー(COR)チャーリー・ヘイデン(B)ビリー・ヒギンズ(DS)

【録音】

1959年5月

トゥモロウ・イズ・ザ・クエスチョン/オーネット・コールマン -楽器

強烈な個性を惜しみなく発揮し、ジャズの地平を広げたオーネット・コールマンの古典的名盤。1959年ロサンゼルスでの録音で、圧巻のライヴ・パフォーマンスが堪能できる。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01TOMORROW IS THE QUESTION!

02TEARS INSIDE

03MIND AND TIME

04COMPASSION

05GIGGIN’

06REJOICING

07LORRAINE

08TURNAROUND

09ENDLESS

【演奏】

オーネット・コールマン(AS) ドン・チェリー(TP) シェリー・マン(DS) (1)~(6)パーシー・ヒース,(7)~(9)レッド・ミッチェル(B)

【録音】

1959年1~3月

サムシング・エルス/オーネット・コールマン -1950年代

フリージャズの祖とも言うべきオーネット・コールマンの初リーダー作。オーソドックスな2管カルテットから生み出される奔放な自己主張の数々に魅了される。個々のプレイにじっくりと耳を傾けたい一枚だ。(CDジャーナルより)

【収録曲】

01INVISIBLE

02THE BLESSING

03JAYNE

04CHIPPIE

05THE DISGUISE

06ANGEL VOICE

07ALPHA

08WHEN WILL THE BLUES LEAVE?

09THE SPHINX

【演奏】

オーネット・コールマン(AS) ドン・チェリー(TP) ウォルター・ノリス(P) ドン・ペイン(B) ビリー・ヒギンズ(DS)

【録音】

1958年2月

カラーズ/オーネット・コールマン&ヨアヒム・キューン -1996年

オーネットの真価はライヴの場で一層明快な形になって発揮される。そのことを実証しているのがキューンとデュオで演奏したこの作品だ。それにしても両者の一体感は素晴らしい。互いの持ち味を出し尽くす中で、ふたりのプレイが自然に解け合っている。

トラックリスト

01FAXING
02HOUSE OF STAINED GLASS
03REFILLS
04STORY WRITING
05THREE WAYS TO ONE
06PASSION CULTURES
07NIGHT PLANS
08CYBER CYBER

演奏

オーネット・コールマン(as,tp,vn)ヨアヒム・キューン(p)

トーン・ダイアリング/オーネット・コールマン&プライムタイム -1995年

おやっ、このとっつきやすさは何だ。ヴァーヴ傘下、自己のハーモロディック・レーベル第1弾は、ずいぶん洗練された!? ヒップホップ、タブラなどを導入。オーネットでありながら難解なオーネットを意識させず、開放感をおぼえる。感度の広い音楽だ。

トラックリスト

01ストリート・ブルース
02サーチ・フォー・ライフ
03グアダルプ
04バッハ:プレリュード
05サウンド・イズ・エヴリホェア
06ミゲルズ・フォーチュン
07ラ・カペラ
08オーク
09イフ・アイ・ニュー・アズ・マッチ・アバウト・ユー (アズ・ユー・ノウ・アバウト・ミー)
10ホェン・ウィル・アイ・シー・ユー・アゲイン
11キャサリン・グレイ
12バダル
13トーン・ダイヤリング
14ファミリー・リユニオン
15ローカル・インスティンクト
16イン・ヤン

演奏

オーネット・コールマン(sax,vn,tp)バダル・ロイ(タブラ,perc)アル・マクダウェル,ブラッドリー・ジョーンズ(b)ケン・ヴェッセル,クリス・ローゼンバーグ(g)デイヴ・ブライアント(key)デナード・コールマン(ds)

裸のランチ/オーネット・コールマン -1990年代

バロウズの原作をクローネンバーグが映画化し、そのサントラをオーネットが担当した…、となればこれは傑作以外の何ものでもない。トリオとロンドン・フィルのせめぎ合いが、映画以上の不気味な快楽をもたらす。

 

アーティスト:ハワード・ショア(comp)オーネット・コールマン(as)バール・フィリップス(b)ディナード・コールマン(ds)ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ

 

収録曲:

01裸のランチ
02ハウザーとオブライエン/害虫駆除薬
03マグワンプ
04ムカデ
05ブラック・ミート
06シンパティコ/ミステリオーソ
07ファデラの集会
08インターゾーン組曲
09ウィリアム・テルごっこ
10ムジャハディン
11インターソング
12ベンウェイ医師
13クラーク・ノヴァの死
14バラッド/ジョーン
15クローケのオウム/真夜中の日の出
16真実はなく、すべてが許されて
17アネクシアへようこそ
18作家

バージン・ビューティ/オーネット・コールマン -1988年

フリー・ジャズ全盛時代に比べ、当時のオーネットは高度な内容を聴き易く表現する術を習得していたようだ。プライム・タイムとしては3枚目にあたり、グループとしてもこなれて内容の濃い作品に仕上がっている。

 

アーティスト:オーネット・コールマン(AS,TP,VN) デナード・コールマン(DS,KEY,PERC) カルヴィン・ウェストン(DS) アル・マクドゥエル,クリス・ウォーカー(B) バーン・ニックス,チャーリー・エレーブ,(1)(6)(7)ジェリー・ガルシア(G)

 

収録曲:

013 WISHES
02BOURGEOIS BOOGIE
03HAPPY HOUR
04VIRGIN BEAUTY
05HEALING THE FEELING
06SINGING IN THE SHOWER
07DESERT PLAYERS
08HONEYMOONERS
09CHANTING
10SPELLING THE ALPHABET
11UNKNOWN ARTIST

 

ソングX/パット・メセニー&オーネット・コールマン -1980年代

『80/81』や『リジョイシング』などでオーネット・コールマンの曲を取り上げ、彼に傾倒していたメセニーの長年の夢が成就し共演できたのが本作だ。さすがにこの共演は人気を博し、世界ツアーまでおこなった。

 

アーティスト:パット・メセニー(g)オーネット・コールマン(as)チャーリー・ヘイデン(b)ジャック・デジョネット,デナード・コールマン(ds)

 

収録曲:

01ソングX
02モブ・ジョブ
03人類の危機
04ヴィデオ・ゲームズ
05キャサリン・グレイ
06三角法
07ソングX・デュオ
08ロング・タイム・ノー・シー

〈録音〉
1985年

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